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【東京湾シーバスフィッシング】創業70年超えの老舗船宿”林遊船代表”林克樹が徹底解説!O.S.P「ルドラ&ヴァルナが釣れる理由」

寄稿:林 克樹
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シーバス特集

フローティング、サスペンド、シンキングの使い分け術

次はタイプ別の使い分けについてです。

「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズにはそれぞれ様々なタイプがあり、SWモデルにないタイプの場合、両モデル共にバスフィッシング用を代用するなんてことも。つまりSWモデルとバスフィッシング用を合わせることで「フローティング」、「サスペンド」、「シンキング」の3タイプを使い分けることができます。

フローティングを使用する場合

フローティングは両モデル共にバスフィッシング用を代用、「ルドラ 130 F」と「ヴァルナ 110 F」を使います。

フローティングは河川部で使用することが多く、牡蠣瀬やゴロタのブレイクでベイトを待ち伏せしているシーバスに有効です。根掛かり防止の効果もありますが、シーバスが表層を意識している時や潮の流れに乗せてドリフトで明暗やブレイクを流す時は、レンジを入れると釣れないことがありますので、フローティングは大活躍します。

サスペンドモデルを使用する場合

サスペンドモデルに関しては「ルドラ 130 SP SW」とバスフィッシング用の「ヴァルナ 110 SP」を使います。

サスペンドはオールマイティーなルアーで、3種の中でも水噛みが良くてシッカリ泳ぐので、ベイエリアやオープンウォーター、素人の方から玄人の方まで扱いやすいタイプだと思います。実績は沢山ありますが、4〜5mの水深、コノシロパターンでの大型のシーバス狙いの時に澄み潮、ピーカン、潮止まりの三重苦の際にランカーシーバスが「ルドラ 130 SP SW」だけに反応して爆釣したというエピソードもありました。「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズをシッカリと泳がせて波動を体感することで、様々なルアーを使いこなせたというてもイイほど。迷ったらぜひサスペンドを使っていただきたいと思います。

シンキングモデルを使用する場合

最後にシンキングですが、魚が沈んでいたり上潮が効かず沈めたい時、または水深のあるオープンウォーターで広く探りたい時に活躍します。秋のランカーシーバス狙いでは、一番釣果が出ているモデルだと思います。22gと重くなっていることもあり、飛距離も出る+レンジも探れるとなると、ルドラを理解して扱えば一番釣れるルアーかもしれません。逆風で飛距離がほしい時にもシンキングは大活躍してくれます。

オススメカラーについて

続いてカラーについてですが、「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズは前述した通り、波動、水流、音で魚を寄せてくる能力がバツグン。カラーを選ばないと言っても過言ではありません。ただ、そうなると逆にカラーセレクトを迷われる方も多いと思いますので、参考として私が普段良く使うカラーを紹介させていただきます。

デイゲームの時は「YGBイワシ HS38」、ローライトであれば「オールマットチャート PB15」、ナイトゲームでは「アイクルグリーンゴールドコノシロ PCH86」を使うことが多いですが、コレは東京湾の私が普段釣りをしているエリアにおいての話ですので、フィールドのベイトに合わせたカラーをお選びいただく程度で問題ないと思います。正直「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズは何でも釣れます笑。

林遊船オリジナルカラー”江戸前ケイムラメッキ HU54”の秘話

最後に秘話になりますが、林遊船オリジナルカラー「江戸前ケイムラメッキ HU54」はサワラを意識してご提案させていただきました。

ただ、シーバスもメチャクチャ釣れると好評をいただいております。メッキでアピールしてケイムラという可視光線で更にアピールしているので魔法のカラーです。シーバスが嫌うフィールドもあるかと思いますが、実際に沢山の釣果が出ていますので、バツグンに強いカラーといえます。去年のO.S.Pさん主催のシーバストーナメント『戦』ではこのカラーを使用して優勝されています。

江戸前ケイムラメッキ HU54

最後に、沢山のルアーがありますが「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズをオススメしている理由に「なぜ釣れたのか?」という、シーバスの活性やフィールド状況を素早く掴んでくれると共に、シッカリルアーが泳ぐことによる「シーバスが食った瞬間のアタリ」を体感してもらいたいという思いがあります。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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