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【東京湾シーバスフィッシング】創業70年超えの老舗船宿”林遊船代表”林克樹が徹底解説!O.S.P「ルドラ&ヴァルナが釣れる理由」

寄稿:林 克樹
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シーバス特集

こんにちは。林克樹です。

釣り方やルアーなど…。年々進化し続けている”東京湾シーバスフィッシング”。世界で一番シーバスの魚影が濃いとも言われており、都市型河川や港に堤防といったショアの釣りからオフショアゲーム。また、デイゲームもしくはナイトゲームなど、様々なトコロで日々アングラーを魅了しています。特にここ数年でカナリ盛り上がりを魅せているビッグベイトシーバスフィッシングは、よりアングラーを夢中にさせています…。進化し続けていることで、増々ゲーム性が高まってきているジャンルです。

ただ、魚影が濃くて様々なロケーションで楽しめるからと言って簡単に釣れるという訳でもなく、モチロン釣りをしていれば厳しい展開になることも…。今回はそんな時でも活躍してくれる、全知全能と言える最強ルアーがありますので、そちらの紹介も兼ねて使い方や種類別ローテ法などもお伝えしていきたいと思います。

林 克樹(Katsuki Hayashi) プロフィール

林遊船代表。創業70年を超える江戸前の老舗船宿の4代目代表。ルアー船に注力し、現在はシーバス、ルアー五目、サワラ、メバル、タイラバなど各種ルアー船を展開。2021年、東京湾にて開催された「東京湾ボートメバルチャンピオンシップ2021」にて「HPシャッドテール」を駆使して、準優勝の経歴も持ち合わせる凄腕船長。

東京湾最強ルアーO.S.P「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズ

では、早速本題へ移りたいと思います。

全知全能と言える東京湾最強ルアーは「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズになります。既にご存知の方も多いとは思いますが、こちらは元々バスフィッシング用のルアーであり、その後SWモデルとして登場。SW仕様のルドラに関しては「ルドラ 130 SP SW」と「ルドラ 130 S」の2モデルが展開中、ヴァルナに関しては 「ヴァルナ 110 S」が揃っています。

ルドラ 130 SP SW

Length Weight Type Hook Size Color Price
130.0mm 20.0g Suspend #4 17 2,200円(税込)

O.S.P公式「ルドラ 130 SP SW」詳細ページはこちら

ルドラ 130 S

Length Weight Type Hook Size Color Price
130.0mm 22.0g Sinking #4X 23 2,200円(税込)

O.S.P公式「ルドラ 130 S」詳細ページはこちら

ヴァルナ 110 S

Length Weight Hook Size Color Price
113mm 18g #6X 18 2,090円(税込)

O.S.P公式「ヴァルナ 110 S」詳細ページはこちら

なぜ釣れるのか?

では、それらのルアーが何故釣れるのか?

シーバスだけではありませんが、魚は側線で水流の変化や波動を感知して捕食しています。匂いや音も釣果に関係しますが、ナイトゲームで行うことが多いシーバスゲームでは、様々な要素の中でも特に水流や波動が重要になります。

ですので、釣れるルアーの条件としては「魚の好む波動や水流を出すこと」、「アクションやリトリーブスピードを選ばずシッカリ水噛みをすること」。そして水流や波動以外の重要な要素として「釣れる音を出すこと」。他にもトップからボトムまでのレンジであったり、カラーバリエーションなども関係しますが大切なのはこの3つです。

大切なことなので重複しますが「側線でベイトの出す水流や波動を感じ取ることができます」。「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズは、流れのアップクロス、ダウンクロスやリトリーブスピードを考えることが少ないです。それは水噛みに優れていて、ルアー体勢も崩れることなくシーバスの好む波動を強く出せるからです。素人の方でもルアーを水噛みさせてシッカリ泳がすことができるので、ルアーフィッシングが初めてという方が玄人より釣ってしまうという場面に何度も遭遇したことがあります。

さらに、「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズの強波動はシーバスの好む周波数を出します。「シーバスを寄せるチカラが凄い」とも言われていますが、その通りでシーバスの目の前を泳がせなくても寄ってくるという場面もあります。内耳(ないじ)という魚の器官は人間より優れていると聞きますが、ルアーフィッシングにおいて、音というのはカナリ重要、「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズはこれを完全にクリアしています。カラーバリエーションも多く、フローティング、サスペンド、シンキングというタイプが用意されているのもオススメできる理由の1つです。

「ルドラ」&「ヴァルナ」シリーズの使い分け方

両ルアーの魅力をお分かりいただけたトコロで今度は2種をどう使い分けるのかについてお話していきます。

大きな使い分け方としては3つ。「ベイトサイズに合わせる」、「魚のサイズを選ぶ(ルドラで大型を選んで釣る!)」、「ストラクチャー穴撃ち等のタイトな攻めではヴァルナ」になります。

ベイトサイズに合わせる

各条件を順番に解説させていただくと、春爆の時期でも河川部ではハクパターン(10センチ以下のボラ)、マイクロベイトパターンで苦戦する方が多いです。目の前でシーバスがボイルしているのに中々口を使ってくれない。そんな時に「ヴァルナ 110 S」が有効になってきます。サワラのシラスパターンでも最強です。冒頭で説明させていただきました波動や音に関してですが、マイクロベイトパターン時の「ヴァルナ 110 S」による釣果が物語っています。

魚のサイズを選ぶ

次に魚のサイズをルドラシリーズで選ぶことがありますが、ポイントにエントリーする際、ワンキャスト目が重要です。

ルドラ 130 SP SW」もしくは「ルドラ 130 S」で大型のシーバスを狙ってキャストします。元気なセイゴが釣れることもありますが、ナイトシーバスゲーム時に、明暗部のボイルへ向かってルドラを投入すると他のルアーに反応しない場合でも大型シーバスが釣れるということが多々あります。贅沢な話ですが、「ヴァルナ 110 S」だと型を選ばず何でも釣れてしまい、釣れた後はスレてしまうので最初はルドラシリーズを使用します。

ストラクチャー穴撃ち等のタイトな攻めではヴァルナ

3つめの条件。ストラクチャー穴撃ち等のタイトな攻めでは「ヴァルナ 110 S」の方が操作性が良くて使用することが多いです。この3つの条件を日頃から意識して、この2種を使い分けています。

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