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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】動きが早い今年のGWの狙い方②

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下物人気と西岸の難しさ(4月27日配信からの続き)

ウイード量から見れば下物沖が正解パターンとなるが、実際には週末には大船団となり、釣果はつぶし合いの様相を呈する。GW(ゴールデンウイーク)は難しい西岸も視野に入れるべきか?(写真は4月21日の下物沖)

ウイードの繁茂減少をモロに受けているのが西岸である。浜大津から自衛隊、井筒、カネカ、アクティバ、名鉄エリアと、どの西岸エリアもシャロー側の水深2mまでウイードは皆無だ。3mラインから4mのラインには藻刈りをしているラインの内側と外来魚エリとの間ぐらい、井筒周辺に少し生えており、アクティバは沖側の4mに少しある程度。あとは超単発のパッチ程度だ。
当然、こうした希少なウイードパッチにバスはストックされており、これらでプリスポーン、ネスト、ポストスポーンというパターンが成立する。
しかし、あまりにもウイードの量が微妙であり、バスのストック量、滞在時間が短くなりやすい。
西岸はウイードが少なかったために早春からミオ筋などの地形変化がメインパターンとなったが、それもウイードが絡まないためにバスのストック量、時間とともにかなり微妙な線となり、釣れても数日間継続しないことが目立っていた。
シャロー側にもワンド内にネストが作られていたが、これもウイードがわずかでも生えていれば成立するというプアな世界となっており、しっかりしたエビモなどは見る影もない。
そのため、西岸は安定感がなく、ちょっとした水の悪化や条件変化で釣れなくなったり、釣れるようになったりを繰り返している。

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