【アジング・エギング・チニングなんでもござれ】トモ清水的、最強ロッドはこれだ!
こんにちは、トモ清水です。
秋晴れも続き、最高のシーズンを迎えていますが、釣り人の釣果も様々な魚種が釣れ盛り上がっています。私もアオリイカ狙いでエギングに行くと、足元ではカンパチの幼魚のショゴや、カマスなど元気に回遊しており、エギングの合間にマイクロジグで狙うと果敢にアタックしてくる状況。しかもサイズも小さくないので、かなり嬉しいお土産に。
狙えるターゲットが多いのは、この時期ならでは。でもターゲット別にタックルをそれぞれ準備するのも大変。なるべくタックルはシンプルに、出来ればロッドは1本。陸っぱりは機動性が重要なので、2、3本と持ち歩いてのランガンは大変。よって今回は、このソルトのベストシーズン、1本で何でもできる現在開発中の最強ロッドをレポートしていきたいと思います。
アジングもできるロッド
秋が深まるほど熱くなるのがアジング。もはやソルトの定番となったアジングですが、まだまだ9割くらいのアングラーはスピニングタックルを使っているのが実情ではないでしょうか。
トモ清水的には、もっとアジングを楽しむために、あえてベイトタックルを多用する事が多いです。
何も、ベイトタックルがなくともスピニングタックルで十分、こと足りてしまうのがアジング。しかし釣りは趣味、その観点から考えると、スピニングでの楽しさと、もう1つの楽しさ「ベイトフィネス」で、遊ぶ、楽しむ選択肢を増やすのが正解だと思います。やはり引き出しが多い方がよいですからね。
10年前は、スプールを軽量したり、ボールベアリングを交換したりと、お金を掛けてチューンしないと軽いルアーが使えなかったベイトリール。最近のベイトリールの進化と軽量化は、目を見張るものがあり、チューンなしでも1gといったジグヘッド単体をキャスト出来てしまいす。
ベイトリールの最大のデメリットであるバックラッシュも限りなく発生しにくくなった。仮にミスキャスト等でバックラッシュが起きても、ラインを切って直さなければならないほどの致命的なトラブルはほぼ皆無となりました。
ベイトリールにはベイトフィネス専用が必要。一方ロッドはどうでしょうか?
アジを掛けている時のプロトロッドの曲がりを見てほしい。バットまで曲がるスローテーパーになっているのが見てとれるでしょう。
このスローテーパーこそが、1g前後の超軽量ルアーをバックラッシュを防ぎつつ遠投出来るロッドの必須条件。ファーストテーパーはバックラッシュがどうしても慣れないと多発しがち。スローテーパーだと、軽いルアーでもロッド全体にウエイトをしっかり乗せてキャストが可能。
やはりロッドにも、軽いルアーを扱いやすいロッドというものが存在していて、リールと同様、何でも良いというわけではありません。
この今開発中のベイトフィネスロッドは、スピニングの領域に匹敵する1gアンダーのジグ単でも普通に扱える完成度を目指している。1gジグ単に「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 1.5in」でアジ連発。
製品名 | カラーバリエーション | 入数 | 税別価格 |
ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 1.5in | 15 | 18 | ¥720 |
バークレイ公式「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 1.5in」の詳細ページはコチラ
このシーンはインスタ動画でもアップしていますので、こちらを見て頂けると分かり易いと思います。
モザイク越しでも分かるように、プロトのロッドはかなり無駄を排除しています。ブランクスには新しい製法とマテリアルを採用しており、カーボンは国産のものを100%使用。その結果、ベイトロッドでは市場最軽量の軽さになる予定。
これほどまでに、アンダー1gのジグ単を操作している感じが明確なロッドははじめて。スピニングより明らかに、たとえ1g以下のジグヘッドでも、今水中のどのあたりにあるのか明確に伝わり、しっかり重みを感じ、モタレ感を感じやすい。これはしっかり操作している感が強く、ジグの位置も明確なので、よりゲーム性が増し、アジをより掛けた感を強く感じることが可能に。
1gのジグヘッドを扱うと、何しているのか分からない、という話をよく聞きます。このスローテーパーのロッドを使ってもらいたいのですが、1g以下でも状況が明確になるでしょう。
よく言われることなのですが、スピニングよりベイトタックルの方が感度が高いのが一般的。このベイトタックルならではの感度の高さこそが、釣りをより楽しくしてくれます。
スローテーパーの長所と短所
スローテーパーを使う上で長所ばかりではなく、短所も認識しておく必要があります。
スローテーパーはバックラッシュを減らし、軽いものがより遠投しやすいメリットがあることを述べましたが、一方、デメリットも存在します。
まずロッドがしなるので強風化では不向き。ロッドが風に影響されやすく、アタリが取りずらくなってしまいます。また潮流が早く、水深が深いポイントも不向き。ロッドが曲がり過ぎてしまう傾向があります。
またスローテーパーのベイトフィネスのロッドは根魚に不向き。消波ブロックの隙間やウィードジャングル地帯へのアプローチは不向きと言えます。ロッドがバッドまで入るため、根掛かりがしやすく、魚に潜られやすいため。
写真のようにオープンエリアや岸壁際など攻めて根魚を狙うのはOK。要するに攻める場所はある程度、スローテーパーの場合、限られてしまう、ということです。
よってスローテーパーにもデメリットがあるので、そのデメリットを避ければ最高のロッドに。「風が強い場所や潮流が早い場所を避ける」「消波ブロックの隙間などは攻めない」この2つを意識するといいでしょう。
オープンエリアでは、スローテーパーが面白く、やはりキャストも気持ちいいし、実際に魚を掛けるとしっかり満月状にロッドが曲がるので、高い満足感を得られます。
オープンエリアであれば、たとえ50cmオーバーのクロダイやシーバスであっても、釣り上げることが可能。むしろしっかりロッドが曲がるので、バラシを防ぎ、しっかりランディングまで持ち込みやすい。
スローテーパーのスリリングなファイトは1匹の価値を高めてくれます。
プラッキングが得意なことも大きな特長
スローテーパーロッドのもう1つ大きな特長、メリットともいえるのがプラッギング。ミノーやトップウォータープラグなどのキャスト能力やキャスト精度、操作性などにおいて、まさにスローテーパーロッドの独壇場ともいえます。
軽い力でロッドの反発力を活かせるスローテーパーのロッドは、プラグをより遠くに飛ばせ、狙ったポイントをピンで狙い撃ちしやすい。さらにトゥイッチングやジャーキングもスローテーパーは向いています。少ない移動距離で、プラグを左右に細かく動かし易く、アピール力を増す動きをつけやすいのがスローテーパーならでは。
フッキングの高さも特筆すべき点
またスローテーパーは、よく乗せ調子と呼ばれ、ワームやプラグでも、ただ巻きにおいて自動的に掛ける、フッキングの高さがメリットに挙げられます。
クロダイ釣りに行った際、はじめはフリーリグにワームでのボトムずる引きでクロダイを狙っていたのですが、プラグの方がクロダイの反応が良いことを発見。それからはプラッギングでクロダイの入食い状態。
最後には何と、50cmオーバーのクロダイもプロトのスローテーパーでGETできました。
このショートロッドのプロトはウルトラライトながら、トルクがあるので、オープンエリアであれば、クロダイ、シーバスの大型を獲ることは難しくありません。
強烈な引きを見せる秋のショゴだって、スローテーパーで掛けると、とてもスリリング。バットまで曲がるのは見ててエキサイティング。
(写真はモザイクばかりでスミマセン。まだ開発中です)
スローテーパーロッドの最大の特長
ベイトフィネスロッドのスローテーパーの最大の特長といってもいいのが、小魚に対しても、最大限で楽しめるところ。どうしても硬いファーストテーパーで小さい魚を掛けても、すぐに上がってきてしまい、味気なくなってしまうんですが、スローテーパーだと小さくとも竿がしっかり曲がり楽しむことができます。
これからシーズンを迎えるメバルは、まさにベイトフィネス・スローテーパーロッドがピッタリ。
ベイトフィネスで3g前後のマイクロジグを使っていると、実に様々な魚種がヒットしてくれるので、1日に10種目達成!ということも可能です。
チャリコや、ベラ、サバ、カサゴ、アナハゼ、タケノコメバルなど簡単に釣れるので、岸壁際にマイクロジグを落としてみてください。動かし方は基本、落とすだけ。反応がなければまたジグをリフトして落とすだけ。
これだけで岸壁際に隠れている魚が飛び出してくるから面白い。特にこの秋のシーズンは、魚種多彩なので是非とも「ソルティーステージ マイクロジグスリム」と「ソルティーステージ マイクロジグフラット」の3g / 5gを岸壁際に落としてみてくださいね。
製品名 | 自重 | ボディ長 | フックサイズ | カラーバリエーション | 税別価格 |
ソルティーステージ マイクロジグスリム | 1g | 21.8mm | 伊勢尼#2 x2 (ティンセル無) | 7 | ¥500 |
2g | 28.3mm | 伊勢尼#2 x2 (ティンセル無) | |||
3g | 32.3mm | 伊勢尼#5 + ティンセル | |||
5g | 38.6mm | 伊勢尼#6 + ティンセル | |||
7g | 44.7mm | 伊勢尼#6 + ティンセル |
アブガルシア公式「ソルティーステージ マイクロジグスリム」の詳細ページはコチラ
製品名 | 自重 | ボディ長 | フックサイズ | カラー | 税別価格 |
ソルティーステージ マイクロジグフラット | 1g | 1.7cm | 伊勢尼#2 | 7 | ¥500 |
2g | 2.2cm | 伊勢尼#2 | |||
3g | 2.5cm | 伊勢尼#5 + ティンセル | |||
5g | 3.0cm | 伊勢尼#6 + ティンセル | |||
7g | 3.4cm | 伊勢尼#6 + ティンセル | |||
10g | 3.8cm | 伊勢尼#9 + ティンセル | |||
14g | 4.3cm | 伊勢尼#9 + ティンセル |
アブガルシア公式「ソルティーステージ マイクロジグフラット」の詳細ページはコチラ
1本で何でも出来るベイトフィネスの可能性
1本で何でも狙える機動性の高さは、オカッパリにおいて最高の強味。複数本ロッドを持ち歩くのは大変だし、ランガンスタイルを好む自分のスタイルにおいては、やはりベイトフィネスならではの1本で何でも出来る、狙えるメリットは外せません。
このようにアオリイカから、クロダイやシーバスの大型魚、そしてアジやメバルといったライトゲームの人気ターゲットまで、スローテーパーのベイトフィネス1本で何でも楽しいでいます。
ソルトのライトゲームにおいては、やはり今、開発しているスローテーパーのベイトフィネスロッドが、自分の中で最強のロッド。
むしろ、その最強ロッドを目指して開発してきたといってもいい。ずっとこの1本だけメインで使い続けてきた結果、1本で何でも出来る、という1つの答えが出ようとしています。
0.3g、0.5gといった1gアンダーのジグヘッドがベイトタックルでも扱える、アジングのスピニングの領域に近づけたい、そういう想いから始まったこの1本の開発は、結果アジングだけでなく、色々な可能性を感じさせてくれる仕上がりになってきています。
ときにはオカッパリだけでなく、オフショアのバチコンアジングやイカメタルも、この1本でテストし、むしろ専用ロッドよりメリットを感じるところも多かった。1本に集約するからこそ、最高のスペックで、最強のロッドを作りたい。
来年の春には発売したいと思っているこのロッド。引き続き開発の様子をレポートしていきますので、宜しくお願い致します。
トモ清水でした!
See you next time!
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