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残暑残る琵琶湖。キーとなるのは「モロコ」に関わる2つのパターン

寄稿:近松 卓二
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灼熱の8月が終わり、ようやく少しだけ涼しさを感じれるようになってきた琵琶湖。

バスたちも水温が下がったことでベイトを求め広く動きまわれるようになってきましたが、まだまだ水温は28度台。暑さによるタフさが残りバスは本調子ではない感じで、手段を選ばないとそう簡単に釣れない状況です。

そこで、僕が選ぶ手段は2つ。

近松 卓二 (Takuji Chikamatsu) プロフィール

レイドジャパンプロスタッフ。琵琶湖の人気プロガイドとして活動しながら、多くのトーナメントにも参戦。TBC(利根川)や琵琶湖のBATNET(バスアングラーズトーナメントネットワーク)のトーナメントで入賞多数。

モロコをイミテートできるルアー

1つ目に投入するルアーはレベルシャッドスプリンター68MR」。

今のところベイトは「モロコ」がメインとなるので、狙う場所は北湖東岸2m前後の岩や浚渫ブレイクなど、モロコがバスに追われて縦に群れている場所。そこでモロコそっくりなスプリンターMRを使うわけです。

モロコの群れに突っ込ませる

使い方はロッドが「GA-611MLS-ST/ストライド」にPE0.8号+リーダー10ポンドでフルキャスト。このセッティングだと約2.3mほど潜るので、2m前後にいるモロコの群れの中突っ込ませて2〜3秒止め、トゥイッチを2回。コレの繰り返しで群れから外れてパニックになってるモロコをイメージさせます。

スプリンターMRはフローティング。浮き上がりによるリアクションが使えるので、止めている時にバイトが集中します。トウィッチしてからのポーズでズドンと引ったくられるバイトは、まあ病みつきになりますね。笑

バイトしてくるサイズは、小さいのから55クラスまでバラバラなので、何がくるかはお楽しみ!特にローライトで風がある時に非常に良く効くパターンですのでタイミングで使ってもらうと面白いかと思います。

ピーカン無風時は強烈にロールするあのワーム

このところ調子のいいスプリンターMRのパターンも、さすがにピーカン無風時は反応が悪い。そんなタフな状況で効果的なのがリトルスウィーパー3インチの1.8〜3.5gダウンショットリグ。

強烈なロールとピリピリ弱く動く尻尾とヒレがキモ

こいつは、モロコが溜まる浚渫の壁や岩にシンカーを引っ掛けてシェイクで誘う…という釣り方で使用します。

ダウンショットをマスバリちょん掛けで付けることで、シェイク時に強烈にロール、かつ小さなシャッドテールのような尻尾とヒレが“ピリピリ”と弱めに動いてくれるので、スレたデカバスも食わせることが可能! 喰うか喰わないか最後まで迷っている、ひねくれた魚すら口を使わせます。

ロッドは「GA-61ULS-ST/フィクサー」、または「GX-61ULS-ST/マックスフィクサー」がオススメで、繊細かつシャープなソリッドティップを使うことで綺麗にワームを動かすことができ、デカバスがきても大丈夫なバットがあるので安心です。

フックはこれまでに4キロクラスを何本も釣ってきている掛け調子のマスバリ、イチカワフィッシングのCT5 4番を使用。しっかりと貫通し、曲げられてバラすことは皆無です。また、ラインは岩やハードボトムに擦れてもそう簡単にブレイクしづらい&細くて飛距離が出やすいフロロリミテッドハード4ポンドをオススメしております。

こちらの釣りもとにかくバイトが多い釣りなので、とにかく釣りまくりながらサイズを狙っていくのも面白いかもしれません!

是非この二つの釣り方で、残暑残る琵琶湖を攻略されてみてはいかがでしょうか。

レイドジャパン(RAID JAPAN)

2011年設立、岡山県を拠点とするタックルメーカー。 ロッド「グラディエーター」シリーズをはじめ、各種バスルアーを輩出。 代表はカリスマアングラーとして知られる金森隆志氏。 「常に釣り人であれ。」という観念のもと、岸釣りのレベルとステイタスを押し上げるべく、現場主体で日々開発・研究を重ねている。