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トモ清水がベイトフィネススタイルで夏が旬の釣りを大満喫!/新ロッドの情報もあるよ!

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」
第171回 トモ清水がベイトフィネススタイルで夏が旬の釣りを大満喫!/新ロッドの情報もあるよ!

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

こんにちは、トモ清水です。

夏と言えばライトロック。先週は、富山・石川・福井と3県にまたがって、ベイトフィネスによるライトロック釣行へ行ってきました。メインターゲットはキジハタ。ハタ系は、むしろ日が昇りきって、ガンガン暑い時のほうがよくヒットする魚。

朝マヅメの青物回遊狙いで早起き、みたいな朝が苦手なアングラーにも、持ってこいなのがイチオシな理由。また日中どピーカンは、釣り場に釣り人が少なく、ポイントを好きにランガン出来るメリットもあって、そのタイミングを自分は狙っています。

ただし、熱中症対策はしっかり完璧に行いましょう!

遠征は釣りの準備も楽しいもので、この準備がしっかり出来ているかどうかも、案外釣果に影響を及ぼすので侮れません。ラインの巻替え・リーダーを新品と交換・フック・シンカーのチェック・ワーム、ルアー類の整理など事前に行い、現場では釣りに集中できるようにしておきます。

ライトロックに最適なソルトベイトフィネス

実家の石川県に向かいながら、途中で富山のポイントをランガンしていきます。

自分のスタイル的には、手返し、効率の良いベイトフィネススタイルでキャスト回数を増やし(スピニングタックルの1.5倍以上はキャストしている)、ポイントも1か所で粘ることはまずしません。次々とテンポよく攻めていくのがトモ清水流で、結果、1番釣れます。これは断言してもよいほど。

ウィードのエッジ、消波ブロックの穴、ブレイク、シモリと、キジハタが着いていそうなポイントだけ、ベイトタックルならではのキャストアキュラシー(精確度)で、撃っていきます。要は接近戦オンリー。

基本はボトムまでシンカーを落とし、2~3回リフト&フォールを繰り返して、アタリが無ければ場所を少し変えます。

想像以上に今年の富山のキジハタの魚影は濃く、25cm前後をアベレージで、次々とヒットしてきます。で、たまに30cmオーバーのナイスキジハタもヒットしてくるので最高! となるわけです。

エキサイティングなファイトを味わえるベイトフィネスは最高!

最高な理由として、タックルがヘビー過ぎないところがキモで、ガチロックなロッドではなく、あくまでベイトフィネスという繊細さ、柔らかさを兼ね備えたスタイル。よって小ぶりな20cmの根魚であっても、ロッドのバット部分(根本部分)まで曲げてくれるので、超エキサイティングなファイトを味わえます。

ガチなロックフィッシュ専用ロッド、バスロッドの流用も可能ですが、25cmの魚はあっという間に水面を割って飛んできますからね。当然楽しさはスポイルされてしまします。

手のひらサイズでも、しっかり楽しめるタックルを作りたかったので、ソルトのベイトフィネスという業界初のロッドを今から10年以上前に量産し市場に投入。

いかに1匹と遊べるか
いかに1匹に感謝できるか
いかに1匹の価値を高められるか

これからもこのようなコンセプトのロッドを市場に投入していきます!

見て美しい、食べておいしいキジハタ

キジハタはまるで海の中の宝石みたいで、その強烈なファイトだけでなく、見た目にも惚れ惚れする魚体が魅力であったりもします。

とても美味しい魚なので、刺身や煮つけ、アラは味噌汁でどうぞ♪

今回はたくさんのキジハタがヒットしてくれましたが、食べるように30cmオーバー2尾だけキープし、刺身で美味しく頂きました。自然、魚への感謝の気持ちを。

キジハタは山口県だと、30cm未満はリリースという独自のルールを設けている魚種です。キジハタも根魚、釣り人が釣って持ち帰る分だけ居なくなる魚。残念ですがこれが現実ですので、必要以上のキープは避けるようにお願い申し上げます。

この連載を読んで頂いている方、動画を見てくださっている方は本当に道徳ある常識的な釣り人が多く、ご理解とご協力に感謝しています。将来、子供たちに夢のあるフィールドを残すためにご協力をお願いします。

ベイトフィネスに最適なリグ

やはりベイトフィネスでライトロックの釣果を上げるには、スピニングタックルでは攻めづらいポイントを狙うのが鉄則。そういったポイントには魚が潜んでいる率は高く、また魚の警戒心が高くないので、そういったポイントにリグを投入できれば、素直に魚はバイトしてきます。

消波ブロックの隙間・ウィードポケット・岩の下などが代表的なポイントで、針先が剥き出しだと、根掛かりが多発してしまうやっかいなポイント。そこで針先がワームに隠せて、根掛かりを極力減らすことが出来るオフセットフックが最適。フックサイズは#1か#2の2inサイズの小さめのワームにマッチしたサイズを選びましょう。

リグはやはりテキサスリグかフリーリグ。私が1番多用するのは下記の写真のようなフリーリグ。スイベルシンカーが遊動式になっているので、魚がバイトしたときに違和感を与えにくく、ワームも水中でノーシンカー状態になりやすいので、よりナチュラルな動きをしてくれます。

シンカーのウエイトは5gか7gを使用します。

多用するワームたち

ライトロックで1番多用するワームとしては、「バブルスピア2.2in」。

バブルスピア2.2in【バークレイ】

製品名 サイズ カラー 入数 税別価格
バブルスピア2.2in 2.2in 13 8 ¥650

バークレイ公式「バブルスピア2.2in」の詳細ページはコチラ

バイト数が少なく、どうしてもキジハタをキャッチしたいという時は、「ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2in」が間違いなく最強。

ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2in【バークレイ】

製品名 サイズ カラー 入数 税抜価格
ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2in 2in 6 16 ¥800

バークレイ公式「ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2in」の詳細ページはコチラ

フッキングのタイミングがたとえ遅くなっても、ガルプ!独自の味とニオイで、魚の口の中に入ってモグモグしている時間が長いのが主な理由。また、強烈な匂いで魚から勝手にワームに近づいてくる集魚力がハンパない最強ワームと言ってよいでしょう。

マイクロジグを岸壁にバーチカルにフォールさせても、サイズは小さくなりがちですが、数が釣れ楽しめます。手返しが良いのと同時に、アジ・メバル・カサゴ・アナハゼ・ベラなど色々な魚種も同時に狙えます。

タックルデータ

トモ清水使用SWベイトフィネスタックル(魚サイズ30cm未満がメイン)

ロッド:SaltyStage Prototype Baitfinesse (XLRC-69LT-BF)【アブガルシア】

リール: ZENON LTX【アブガルシア】

ライン:スーパーファイヤーライン ウルトラ8 (0.8号)【バークレイ】

ショックリーダー:バニッシュ・レボリューション(10Lb)【バークレイ】

トモ清水使用SWベイトフィネスタックル(魚サイズ30cm以上も高確率で混ざる場合)

ロッド:SaltyStage Prototype Baitfinesse(XLRC-77MLT+-BF)【アブガルシア】

リール:Revo ウルトラキャストBF8(パワーハンドル)or ZENONビースト【アブガルシア】

ライン:スーパーファイヤーライン ウルトラ8(1.0号)【バークレイ】

ショックリーダー:バニッシュ・レボリューション(14Lb)【バークレイ】

次ページでは、あの新作ロッド情報解禁!
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