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スロー系からチャレンジモデルまで!天龍のライトジギングのフラッグシップモデル「ホライゾン プログレッシブ」

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天龍のライトジギングシリーズ、「ホライゾン」。

ホライゾンでは、近海のライトジギング・スーパーライトジギングに特化した「ホライゾンLJ」、スロー系のライトジギングに特化した「ホライゾンSL」、スロー系からハイピッチ、マルチにこなせる「ホライゾンMJ」、フラッグシップモデルの「ホライゾンプログレッシブ」の4種類が展開されています。

出典:天龍公式「ホライゾンプログレッシブ」詳細ページ

今回は、上位モデルの「ホライゾンプログレッシブ」をピックアップしてご紹介!

「ホライゾンプログレッシブ」ってどんなロッド?

「ホライゾンプログレッシブ」は冒頭でもふれたように、ホライゾンシリーズの上位モデル。

各モデルをカバーした性能で、ベイト4機種・スピニング3機種の全7モデルが展開。ベイトはスロー系モデル、スピニングはホライゾンLJをベースにしたライトモデルとなります。

フラッグシップモデルということもあり、各機種には「C・N・T(カーボンナノチューブ)」が搭載。

高弾性で仕上げたブランクにネバリを持たせ、ジグの操作性や、曲げ込んだ際のネバリ強度を持たせています。

スロー系のベイトモデル

スロー系のモデルは4機種が展開。

ベイエリアから近海の浅場からディープエリアまで幅広く対応したラインナップで、パワーもML・M・MH・Hに分かれています。

ブランクは、高弾性カーボンにC・N・T搭載で、4軸カーボンと、ネバリとハリに優れた設計。

出典:天龍公式「スタッフブログ」詳細ペ

高弾性をベースにしているので感度も高く、またハリも強いので、キレのあるジグアクションの演出するにもピッタリのモデル。

ガイドもチタンフレーム、トルザイトリングを使用したKガイドを採用。軽量で滑りの良いトルザイトリングの効果で、快適なリーリング感が体感できる仕上がりとなります。

左:Kガイド(ダブルフッド) 右:Kガイド(シングルフッド)

スペック
MODEL TYPE LENGTH
( m [ft])
PCS. ACTION CLOSED LENGTH
(cm)
LURE WT
(g)
Best
(g)
LINE
(lb)
PE
(号)
Drag Max
(kg)
REAR GRIP LENGTH
(mm)
TIP DIA
(mm)
ROD WT
(g)
CARBON /GLASS
(%)
PRICE

(税抜)

HPG66B-ML B 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX150 100 25 0.6-1.5 4.0 405 2.0 121 93/7 ¥51,000
HPG66B-M B 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX200 150 30 0.8-2 5.0 405 2.0 125 92/8 ¥51,500
HPG66B-MH B 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX230 180 35 0.8-2 5.5 405 2.0 139 92/8 ¥52,500
HPG66B-H B 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX300 250 35 0.8-2.5 5.5 405 2.2 150 92/8 ¥53,000
ホライゾンSLとの違い

同じくスロー系モデルの「ホライゾンSL」との違いですが、主にブランク構成・ガイドなどが異なります。

ホライゾンSL ホライゾンプログレッシブ
ブランク構成 中弾性 & 高弾性カーボン 高弾性カーボン & C・N・T & 4軸カーボン
ガイド設計 チタンフレーム & SiCリング チタンフレーム & TORZITEリング
グリップ(リールシート) Fuji(TCS18 無塗装)  Fuji(TCS18 塗装有り)

まずブランク構成ですが、プログレッシブはフラッグシップということもあり、C・N・Tなどテクノロジーが多数盛り込まれています。

ベースも高弾性なので、ハリの強さは大きく異なり、感度も非常に高いのが特徴。もちろんSLも感度に優れているのですが、プログレッシブはそれ以上に感度が体感できるとのこと。

パワーランクは両シリーズともML・M・MH・Hで表記されますが、SLとプログレッシブでは、同じMでも『1.5倍程の張り』を感じられるとのこと。

ジグの操作もハリがある分、キレが増すので、青物などを狙う際はプログレッシブが有効。逆にロックフィッシュなど遊泳力の弱い底もの系の魚を狙う際はSLがオススメ。

左:ホライゾンプログレッシブ(Kガイド チタンフレーム・トルザイト) 右:ホライゾンSL(Kガイド チタンフレーム・SiC)

続いてはガイドですが、やはりトルザイトのほうがラインの滑り・感度に優れています。その分、SLは価格が抑えられているので、初めてスロージギングをする方にもオススメのモデル。

ライトモデルのスピニング

ライトモデルは各機種とも「ホライゾンLJ」をベースに開発。

ライトタックルの限界に挑んだチャレンジモデル「HPG612S-M」、軽量ジグで大物にも対応したアドバンスモデル「HPG642S-LL」、スピニングタックルでロックフィッシュを狙うネギングモデル「HPG632S-ML」の3機種がラインナップされています。

ベースとなった各モデルの良さを受け継ぎながら、最新のテクノロジーを搭載することで、より進化を発揮したモデルに仕上げられています。

変更ポイント①
マグナフレックス製法カーボンフレックスへの変更

ベースとなったホライゾンLJと比較して、大きく変わったポイントは、ティップがマグナフレックス製法のグラスフレックスからカーボンフレックスへの変更。

マグナフレックスが採用されている「HPG612S-M」・「HPG642S-LL」に関しては、グラスに近い低弾性カーボンをティップに使用することで、ソフトなティップを残したまま高感度化が図られています。

変更ポイント②
チタンフレーム・トルザイトリングの採用

また、ガイドもチタンフレームに変更することで軽量化、トルザイトリングを採用(トップのみSiC)したことで、より感度も追及されています。

「HPG642S-LL」はより太いラインが使用できるよう、サイズもやや大きめに修正されています。

変更ポイント③
グリップレングスの長さの変更

グリップに関しても各機種の特性を考慮した設計になっています。

アドバンスモデルの「HPG642S-LL」では、リアグリップ長を短く設定しアンダーハンドでのキャストを楽に行える長さに変更。

ネギングモデルの「HPG632S-ML」では、グリップ設計も大きく変更。

リールシートからグリップエンドまでの長さを、他の機種に比べ長くすることで、ストレートポンピングでのファイトが行い易い様に設定されています。

スペック
MODEL TYPE LENGTH
( m [ft])
PCS. ACTION CLOSED LENGTH
(cm)
LURE WT
(g)
Best
(g)
LINE
(lb)
PE
(号)
Drag Max
(kg)
REAR GRIP LENGTH
(mm)
TIP DIA
(mm)
ROD WT
(g)
CARBON /GLASS
(%)
PRICE

(税抜)

HPG612S-M S 1.86[6’1″] 2 (O.S.H) R 140 MAX200 150 MAX2.0 5.0 455 1.5 109 93/7 ¥53,000
HPG632S-ML S 1.90[6’3″] 2 (O.S.H) RS 141 MAX150 120 MAX2.0 3.0 500 1.8 112 92/8 ¥53,000
HPG642S-LL S 1.93[6’4″] 2 (O.S.H) RS 152 MAX100 60 MAX1.5 2.5 410 1.4 97 90/10 ¥53,000

天龍公式「ホライゾンプログレッシブ」詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。