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【越冬場所から探し始める】とにかく1本釣りたいと思っているバサー必見!水野浩聡が越冬タイプのバスを釣る方法を詳しく解説

連載:水野浩聡のOne more fish
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こんにちは!

今年は雪が多い…のか? それとも、ここ最近が少なかっただけで、意外と過去を遡ってみたらこんなもんだったりするのか? と考えてしまうくらい、毎週のように寒波が訪れて積雪してしまうので、雪道での運転が嫌いな自分にとっては、積雪日を動画の編集日だと割り切り、室内業務に没頭したりする日も週に何日かあるのがこの寒い1月。

しかし、フィールドにもモチロン出撃はしていて、貴重な冬のバスを求めて岐阜県内のメジャーフィールドをランガンしています。

 

2種類の冬バスについて

さてさて、冬に狙うタイプのバスには2種類あり、捕食に上がってくる「フィーディングタイプ」と、寒さで動けなくなって1ヶ所でジーッとしているような「越冬タイプ」に大きく分類されます。

年末年始以降ずっと僕が狙っていた前者のバスは、1日の中でも一瞬のタイミングで捕食に上がってくるので、その場所とタイミング、そしてルアーをシッカリ合わしていかないと、その一瞬を逃してしまうことになるので、ルアーにもボリュームを持たせて、さらにゆっくりスローに動すことができる「ブラストボーンSF」などがハマりやすい印象。

 

ブラストボーンSF

ジャッカル公式「ブラストボーンSF」詳細ページはこちら

 

でも、これらのタイプのバスは神出鬼没というか、中々狙うのが難しいタイプのバスでもあるので、冬にどうしても…なんとしても1匹釣りたい! と思うアングラーさんには、後者のタイプのバスを狙うことをオススメします。というか、そっちの方が確率的に高いのではないかと思っているんですね。

 

越冬タイプを釣る方法

越冬タイプは、フィールドの中でも水温や水位が安定傾向の場所にある「何か」に付く傾向が強く、オダやゴロタ、枯れたウィードなどなど。ボトムに堆積物や身を寄せれるカバーがシッカリと入っているスポットに多く、それを狙うアングラー側のメリットとして、その場所とそこでの釣りに再現性が高いという点が挙げられます。

ようするに、寒さにやられてあまり動けないタイプのバスなので、大移動しにくくずっとその付近にいる可能性が高いので、一度その場所を把握できれば、フィールド全体の水温の上昇が顕著に現れる3月下旬くらいまでは、バスが確実にいるスポットとして機能するケースも少なくありません。

 

これらのバスは、やはりとにかく条件の安定度が釣果に繋がりやすいので、寒波の流入などがない穏やかな晴天日が続く日が狙い目だったり、1日の中でも水温が上がる瞬間や上がり切る夕方前などが、口を良く使ってくれるタイミングとなっていることも多いです。

TNシリーズに代表されるバイブレーション、ソウルシャッドなどのシャッドプラグなどで、シッカリ底を叩きながら巻ける浅い水深であれば、僕はどんどん巻いていく釣りをすることが多い反面、水深が2m以上あるエリアだとどうしてもキレイにボトムをタッチしながら巻いてくることが難しくなるので、縦のリアクションの釣りとしてメタルバイブなどを投入。

そして、それらのルアーで見つけた沈み物などのここぞのスポットでは、移動距離の少ないフリーリグやダウンショットを入れていくという展開をしていき、冬の動かない越冬タイプのバスに口を使わせていくことが多いです。

 

居るバスに対して、リアクションか?超スローか? の両極端な釣りで釣っていきます。

モチロン場所が大きく変動がない分、プレッシャーはかかりやすいんですが、どうしても冬に1本釣りたい! と思うアングラーさんなら、これらのバスをシッカリ当て込んで釣っていく方が、確率的には高いのではないかなと思います。

僕自身も、天気の安定日にはこれらのバスをシッカリ狙う時間も作っていて、最近はコンパクトかつ高比重ワームである「ワムワム48を1.8gのフリーリグで使用し、シッカリとボトムの変化をとらえながらバスを誘っています。

 

ワムワム

ジャッカル公式「ワムワム」詳細ページはこちら

 

飛距離も出るし、フリーリグというボトムをシッカリ攻めれるリグの特性を生かした冬バスへのアプローチです。

僕が良く行く場所は、川に繋がっている場所でもあるので、水門の開閉によっては水に動きが出たり、水位の変動が頻繁に起こったりします。寒さにやられているバスを狙うにあたって、水温上昇が良い! というのは前途しましたが、こういう水に動きのあるフィールドでは、1日の中でも最も冷え込む朝イチが時合いとなっていることも少なくなく、写真のバスも雪がまだ残る朝にキャッチしたもの。

 

その辺はフィールドのクセだったりもするんですが、越冬タイプのバスであっても時合いは確実に存在していて、そのタイミングがいつになるのか? そして場所は? という絞り方をしていき、ルアーをさらに合わせていく。という釣りの展開をしていくことが多く、日ムラはあれど寒くてもバイトはシッカリ得ることができています。

場所が合っていても中々バスからの反応がないのが冬。そんな状況で、アングラー側が釣る確率を高めていくために、少しでも参考にしてもらえればと思います!

とりあえず何でもいいから1本釣りたい! なら、越冬場所の推測から始めてみましょう。

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

 

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