ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

サーフフィッシングの人気スタイル「サーフフィネス」と「スーパーライトショアジギング(SLS)」を超解説【サーフフィネス&SLS対応2022年ジャクソン新作ルアー&NEWアイテム公開】

寄稿:井熊 亮
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

井熊 亮「駿河の黒豹」( Ryo Ikuma ) プロフィール

Jackson誕生と同じ1980年生まれ。幼少期から学生時代はバスフィッシングに明け暮れ、社会人になりソルトルアーの道へ。関西在住時にはシーバスメインで釣行を重ね現在、Jackson Salt Water Pro Staff 「駿河の黒豹」として静岡にて活動中。

駿河の黒豹 Jackson Salt Water Pro Staff 井熊です!
2022年が始まりましたね! 皆様、今年もよろしくお願いいたします。

さて近年サーフフィッシングで徐々に人気を集めているスタイルなのが「サーフフィネス」や「スーパーライトショアジギング(SLS)」。

この2つのサーフフィッシングスタイルは、それぞれ狙う魚や、使うルアーに違いがあります。

ただ、タックルに関しては共通する部分も、かなりあるので、その辺りを含めて、この2つのスタイルについて解説させていただきます。

サーフフィネスとSLSについてINDEX

 

まずは軽くサーフフィネスとスーパーライトショアジギングの解説から!

サーフフィネスとは

サーフフィネスは、主にフラットフィッシュを狙った釣り方です。

細いライン、軽いロッドでワームを操作” ルアーのサイズも小さく、使用するウェイトも主に5g~20gを使用します。

サーフフィネスが生まれた理由は、通常サイズのルアーサイズ・ウェイトでは魚がスレてしまい、見切られる事が多いので、それに対応するべく新しいスタイルとして生まれました!

具体的には通常より軽いフィネスなルアーを使用する事でフォールスピードを遅くし、魚にルアーを見せる時間を長くし、より繊細なアプローチを行い魚に喰わせるタイミングを増やす釣り方がサーフフィネスになります。

サーフフィネス動画

 

スーパーライトショアジギング(SLS)とは

続いてスーパーライトショアジギング(SLS)についてですが、主に、青物を狙った釣り方になります。

細いライン、軽いロッドでメタルジグを使用し、ルアーのサイズも小さく、使用するウェイトも主に10g~30gを使用。

スーパーライトショアジギングが生まれた理由は、小さいベイト(カタクチ・シラスなど)を捕食している場合に、通常のサイズで喰わせるのが困難である状況が多かったためです。

そんな困難な状況に対応するため、SLSでは、捕食されている小粒なベイトフィッシュに、よりルアー近づけるという方法をとります。

なおSLSは通常のショアジギングよりもライトなタックルなため、サイズの小さいフィッシュイーターの引きをダイレクトに手元に感じる事ができ、よりファイトを楽しむ事ができるというメリットもあります。

スーパーライトショアジギング(SLS)動画

 

サーフフィネスと、スーパーライトショアジギング、共通で使用できるロッドについて

私が釣りを行っている静岡サーフは年間通して色々な魚に出会う事が出来ます。
特に近年ではサーフフィネスやスーパーライトショアジギング(SLS)を行うことで、高確率で印象に残る魚達に巡り合わせてくれており、外すことが出来ない釣り方になってます。

タックルに関しては、各社スーパーライトショアジギング(SLS)ロッドが各社出てきていて、それらは、サーフフィネス、SLS両方で使えるモノが多いかと思います。またスーパーライトショアジギング(SLS)とサーフフィネスでは使用するライン、ルアーウェイトでは共通して使える場合が多いです!

ちなみにJacksonのサーフトライブSTSLS-9062L+に関しては、最初から、サーフフィネスとSLSの両方を視野に入れた設計で、年間通して使用できるロッドに仕上げております。

サーフトライブ STSLS-9062L+【ジャクソン】

朝マズメはサーフフィネスで手前を探る、反応が無ければメタルジグをブン投げるなど、1本で2役できるロッドとなっているので是非お使い頂ければと思います。

ジャクソン公式サーフトライブ SLSモデル詳細ページはこちら

Length(cm / ft) Price 継数 仕舞寸法 Power Action Lure Line 先径 Material
290cm / 9ft6in ¥26,000 2本 148cm Light +POWER Fast MAX30g PE #0.4-1 1.7mm カーボン繊維98% ガラス2% エポキシ樹脂

サーフフィネスとスーパーライトショアジギング(SLS)で使用できる新しいルアーやNEWアイテムが2022年ジャクソンから続々登場

Jackson2022年の新製品としてサーフフィネスとスーパーライトショアジギング(SLS)で使用できるルアーやアイテムが続々登場しますので、少しご紹介!

サーフフィネスでオススメ! 2022年NEWアイテム!
フィネスヘッド

2022年春以降登場予定

サーフフィネスを成立させる為にはヘッド部分が重要な役割を占めており、ワームを装着した状態での飛行姿勢・飛距離・泳ぎの安定感、サーフで使用する場合では底切りの早さ・レンジキープ能力・水平姿勢などの要素が必要になります。

フィネスヘッドは、ヘッド下部分に窪みを設け水流を噛む事で泳ぎの安定感と水平姿勢を実現、ヘッドの断面形状を三角形にする事で上部の水抜けを良くし、底切れの早さとレンジキープ能力を獲得しています。

鉛の重量配分により飛行姿勢を調整し、飛距離を稼ぐ事が可能となりました。

釣るために必要な要素を取り入れたフィネスヘッドは、さらにフッキング性能にもこだわりました。
魚を掛けたらバラしにくい自由度の高いトリプルクレンを採用し、通常エリアでは下部アイに装着、根掛かりが有るようなポイントでは上部アイに装着することで、安心して攻める事が可能。今まで獲り切れない、攻め切れなかったフィッシュイーターを根こそぎ釣る為に開発されたフィネスジグヘッドです。

 

ボーンベイト

ロックヘッズシリーズとして発売されたボーンベイトですが、他にはないほど基本性能を突き詰めたアイテムであり、究極のベーシックシャッドテールとして数々のロックフィッシュを魅了してきました。

Name Quantity 価格(税込)
ボーンベイト 3.5inch 5本入り ¥583
ボーンベイト 4.5inch 5本入り ¥638

ジャクソン公式  ボーンベイト詳細ページはこちら

サーフフィネスでオススメ! 2022年NEWアイテム!
ボーンベイトサーフカラー

2022年春以降登場予定

サーフでもシャッドテールワームは絶対的釣果を約束するアイテムであるため使用するアングラーも多いです!
実際、最近は「#ボーンベイト」のSNS投稿の中でもフラットフィッシュの割合が多くなっています。

サーフで釣れる対象魚も様々で、時には大真鯛などのゲストも来ることから、今回サーフカラーとして度重なる実釣を元に色を選定し、ラメの量、サイズにもこだわり抜いたものを4色追加しました。

 

SLSでオススメ!  NEWアイテム!
メタルエフェクトstayfallの10gと15g

2021年12月登場

スーパーライトショアジギングで追加になったばかりのアイテムなのが、メタルエフェクトstayfallの10gと15gです。

メタルジグの基本的な使い方は、大きく分けると「ただ巻き」、「ジャーキング」の2つですが、このうち「ジャーキング」に焦点を合わせ開発したのがこの「ステイフォール」です。「ジャーキング」の方法も様々ですが私が最も多用し、釣果を出しているのが「黒豹ジャーク」というもの。3回ジャーク(リールも3回巻く)しフォール、また3回ジャークしてフォール、を繰り返します。ジャークで魚に興味を持たせフォールで食わせるという手法です。言葉では簡単そうですが、フォール動作に入る時に一瞬ロッドティップを下げ意図的にラインスラッグを出しています。そうすることでメタルジグが持っている本来の動きを最大限いかし、バイトに持ち込むことができるのです。

そして度重なる研究の結果、ラインスラッグを出す動作をしなくても、水中でステイし「食わせの間」を演出することができるメタルジグが完成しました!

一般的なカタクチのスリムなシルエットで「食わせの間」をつくることは水抜けが早く不向きでした。しかし、このステイフォールではジグの側面に窪みを設け水を嚙ませることで、水中で一瞬ステイさせることを可能にしました。水中にただステイし、フォールしている状態ではボディーが動かずフラッシングができないのでアピール力に欠けます。従って、窪みのエッジ部分を片側だけなだらかにすることにより水が抜けるきっかけを作りました。これにより、シミーフォールしながらフラッシングを行い木の葉状にフォールしていきます。

重心はセンターより、ややリア寄りのバランスにすることで飛距離も確保しストレス無くキャストができます。リア側に重心が寄っているとフォール時に水平フォールではなくなるのでは?と思われるかもしれませんが、これも窪み部全体で水を受けることで水平フォールを可能にしています。

カラーは全8色! 10gと15gの専用色SYN(シラスやないと)とKSG(黒の衝撃)も入っており、よりスーパーライトショアジギング(SLS)に特化したカラーラインナップとしました。

10gと15gの専用色
SYN(シラスやないと)

10gと15gの専用色
KSG(黒の衝撃)

 

サーフフィネス・スーパーライトショアジギング共通参考タックル

ロッド:Jackson サーフトライブSTSLS-9062L+

MODEL Length(cm / ft) Power Lure Weight Line Action Self Weight Price
STSLS-9062L+ 290cm / 9ft6in Light +POWER MAX30g PE #0.4-1 Fast 148g ¥26,000

リール:ヴァンキッシュ 4000XG
ライン:VARIVAS マックスパワーPE X8 0.6号
リーダー:VARIVASシーバスショックリーダーフロロ12lb
ルアー:Jackson メタルエフェクトステイフォール20g

以上、サーフフィネス、SLSについて解説してみました!
ぜひ2022年は色んなスタイルでサーフフィッシングを楽しんでみてくださいね!