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【似て非なるアンチとマキシマム】レイドジャパン2022年のNEWロッド2本「GA-65MS/Spin Border」と「GX-64LS-ST/MAXX QUEEN」

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NEWルアーやワームの数々が続々と公開されたレイドジャパン。

あるんですよ、他にも目玉が。実は取材時に見せてもらってまして。

はい、2本のロッドです。もうね、ド直球のド真ん中。触らせてもらうと「見たらわかる。これ使えるやつ」…なんです。

おい!いつも前置き長いぞ!早く見せろ! …なんて声が聞こえてきそうなので早速。

 

GLADIATOR Anti GA-65MS/Spin Border

2022年夏頃登場予定

まずはグラディエーターアンチシリーズから。

Length:6’5″ Power(Action):Medium LureWt.:MAX3/8oz. Line:5~10lb.(&BRAIDED) Price:¥36,000(税抜)

やや強めなフィネスのオールマイティロッド

この手のロッド、待ってた人多いんじゃないでしょうか。6’5”のミディアムパワー。ティップはチューブラーで、ミディアムながら細身、かつ曲がるブランクス。

あれこれ言うより、キーワードを並べたほうが早い。

マイクロダッジや吊るし(エグダマTYPEレベル1.5~2.5gあたり)にジャストなロッドがほしかった。プラス、用途はそれだけじゃなく強めのフィネス全般に使えるものにしたかった。長さもパワーもちょうど中間のイメージ。操作感が良い。ネコリグ、ジグヘッドワッキー、やや重めのジグヘッド、ノーシンカーなど、PEを使ったワームの釣り全般に対応。プラグならレベルバイブブースト・ヘッドスイマーリベロの5~7g辺りまで気持ちよく使える。

おわかりいただけたでしょうか。フロロ4lb~6lb、もしくはPE0.6号~1.0号でセッティングする事で、やや強めなフィネスをオールマイティーに対応。ホント季節問わず、さまざまなシーンで使えるやつなんです。

振らせてもらった感じは、全体にややハリがあってシャキッ、かつ曲がる。自重は96gとのことで軽いのはもちろんのこと、さぞかし操作性良いんだろうなぁという印象。

 

少し込み入った話

代表の金森さん、徳島の師範代浦川さん、そしておなじみ岡さん・江口さんというそうそうたる面々が、ほぼ同時に「こんなロッドほしいよね」と声が上げたことが開発のキッカケだったそう。様々なスタイルの4人が意見をすり合わせ、完成したのがこのロッド。

ガイドはPEラインの使用が前提のため、従来よりもやや大きめの設定でティップ付近~ベリーにかけては#5を採用。いわくパワーはあるけどしっかりスラックも出しやすい。というのが特長なんだそうな。

 

GLADIATOR MAXIMUM GX-64LS-ST/MAXX QUEEN

2022年秋頃登場予定

続いてはこちら。グラディエーターマキシマムシリーズ。尖ったモデルが多いイメージのマキシマムについに。

Length:6’4″ Power:Light LureWt.:MAX1/4oz.  Line:MAX6lb. Price:¥56,000(税抜)

ほぼすべてのフィネスワーミング、フィネスプラッギングに対応

6’4”のライトのソリッドティップモデル。これ、分かる人にはわかりますよね。陸っぱり・ボート問わずドストライクのスペック。

岡さんいわく、いつか追加したかった番手だったんだそうで、それが満を持して登場というわけです。

こちらは、ダウンショットやジグヘッドワッキー、ノーシンカー、小型シャッドなど、フィネスワーミングから小型トップなどのライトプラッギングが気持ちよく使えるロッドで、前出のアンチと比較すると“より軽い系全般”に対応するモデルだそう。

振らせてもらうと、ハリがあってしなやかにティップが入る感じで、壁紙の凹凸さえ手元に伝わる高感度がが印象的。こちらは自重83gとさらに軽くて、ザ・フィネスロッドというイメージ。

 

少し込み入った話

で、こちらも少し込み入った話。

まずはソリッドティップですが、30tカーボンソリッドティップを採用。で、同シリーズの近しいところ「マックスフィクサー」に比べると、ガイド1セクション分長めにソリッドティップを取っているとのこと。どういうことかというと、ティップはしっかり入る。かつベリーにかけてその曲がりがしなやかに追従していく…ようなイメージ。スラックを出すような釣りもしやすいんだとか。

ラインはフロロの4lb or PEの0.4~0.6号くらいがジャストで、虫系なんかを繊細に操るにも良いですよね、と。

 

似て非なる2本のロッド

「ミディアム」と「ライト」、レングスは6’5”と6’4”という、一見似ているイメージの2本ですが…その実、中身はぜんぜん異なると。

言うなれば、前出のアンチは「PEライトパワーフィネス」で、後出のマキシマムは「フィネスオールマイティ」。ため池を1本で回る時は「GA-65MS/Spin Border」を、ベイトタックルと2本で回る時は「GX-64LS-ST/MAXX QUEEN」で。…そんなイメージでしょうか。

いずれにせよ、今から人気が出そうな予感がするド直球のド真ん中な2本。この先、より詳細な情報が出てくると思いますので、その動向に注目したいところ。

 

レイドジャパン(RAID JAPAN)

2011年設立、岡山県を拠点とするタックルメーカー。 ロッド「グラディエーター」シリーズをはじめ、各種バスルアーを輩出。 代表はカリスマアングラーとして知られる金森隆志氏。 「常に釣り人であれ。」という観念のもと、岸釣りのレベルとステイタスを押し上げるべく、現場主体で日々開発・研究を重ねている。