【富村善之の冬バス攻略】レッグワームの「静」と「動」使い分けていますか？
「動」のアプローチ
次は「動」の釣りといきましょう。
「静」の釣りは狭い範囲でやりますが、「動」の釣りは広範囲で釣りをします。いわゆる「ピンスポットの釣り」と「エリアの釣り」です。
エリアとなると、視野を大きく持って周りの地形や水中の地形を理解しないといけません。単純にアウトサイドエッジとかよく言いますが、アウトサイドエッジの中にも大きく形があり、決して直線ではありません。
出っ張っているところやへこんでいるところ。ウィードの背が高い場所、低いウィードが絨毯のようにベターっとある場所。エッジから少し離れたリングビアウォーレイエリア。…こういった変化を見つけると、そこにでかいバスが入る可能性は高く、釣果にもつながりやすくなります。
このような場所で魚を探す時は広く探る必要があるので、手返しの良い「巻きモノ」と呼ばれるルアーで釣りをするのがセオリーです。
…が、琵琶湖経験者ならわかるんじゃないでしょうか？ そんなにイメージ通りには釣れない。「そんな簡単に釣れないよー」と言う声が聞こえてきそう。そこで、ぜひやっていただきたいのが、レッグワームの「琵琶湖リグ」と「シュバシュバアクション」です。
先日の「ワカサギパターン攻略」の記事で、ご紹介した新しいリグ「琵琶湖リグ」。
ボトムからトップまで自由に動き回ってワカサギを捕食してるバスをもっと簡単に狙う為のリグを…と、考えて作ったのがそもそもの始まりで、L型の#2のフックに2.4gほどの重めのネイルシンカーをセットしたリグになります。
最大の特長は、巻き物と同じように使えること。シンカーの重さで、水深と巻くスピードを調整。そしてフックの刺し方とシンカーの刺す場所で、ルアーの泳ぐ姿勢を安定させます。
このところ調子が良い琵琶湖リグ。ぜひお試しあれ。
もう1つ、試していただきたいのがフリーリグによる「シュバシュバアクション」。
重めのシンカー（3/8oz.など）を使用したフリーリグを、一度ボトムまで落としてバシバシとアップジャークさせて釣っていく釣り方。イメージとしてはメタルバイブを使うようなイメージで、広い範囲～ピンまで幅広く釣っていくことができるアクションです。
キモはラインでルアーを動かすこと。これは、ラインスラックからテンションがかかった瞬間のパワーをルアーにぶつける事で、決してロッドでルアーを動かさないようにしてください。そうやって瞬発的に動かされたルアーがバスの食い気にスイッチを入れ、そのアクションの後の余韻でバスがルアーに接近し食うという仕組みです。
この使い方で、ジャークで反応したバスがルアーを食う＝「リアクションバイト」、ジャークさせた時に思わず食ってしまう＝「リフレキシビリーバイト」のいずれものバイトを狙っていけます。
以上、静と動の釣り方をお伝えしていきましたが、前提としてこの超万能型「レッグワーム」があってこそ。レッグワームがバスとの出会いを作ってくれるはずです。
毎年進化し続けるバス達。同じ釣り方でやらずに頭を柔らかくして考えてみましょう。そこで新しいリグや狙い方が生まれるかも。バスフィッシング本来の楽しみ方は「考えて釣る！」「考えて探す！」です。人のいない場所を探すとか…まだまだあります、パラダイス。目指せ、大爆釣！
タックルデータ
ロッド：INFINITE BLADE IBS-61ULST／IBS-61LST／IBS-65LST【ism】
リール：スティーズ （スピニングモデル）【ダイワ】
ライン：エクスレッド5ポンド【東レ】
フック：スーペリオLOフック【エンジン】
シンカー：X_metalシリーズ【カンジインターナショナル】
ロッド：INFINITE BLADE IBS-63XULST／IBS-65LST【ism】
リール：スティーズ （スピニングモデル）【ダイワ】
ライン：エックスブレイド アップグレードX8 ペンタグラム 0.4号【YGK】
フック：ジグフックL型
シンカー：トリガーネイルシンカー【カンジインターナショナル】
ロッド：INFINITE BLADE IBC-610MH／68MHプロト【ism】
リール：アルカンセXS【ZPI】
ライン：エクスレッド10ポンド【東レ】
フック：D.A.Sオフセット 3/0【ハヤブサ】
シンカー：スルスタシンカー10.5グラム【カンジインターナショナル】
