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今江克隆のルアーニュースクラブR「ディアウルフ!全コンバットスティック史上最高の銘竿を徹底紹介」の巻 第1070回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「ディアウルフ」の最適応ルアー

今江的に「ディアウルフ」の最適応ルアーを具体的に挙げるとすれば……
プラグなら「アベンタ(クローラー)RS」、「アベンタ(クローラー)RSR」、「スラムドック(モンスター)」、「アマゾン(ペンシル)」、「IK400RSカオスダイバー」、「IK500RS」、「IK800R2」等の大型トップウォーターや大型クランク。
ビッグベイトなら「ギルロイドJr.」、「ギルロイドベビー」、「バスロイドJr./TD」、「レプリケーター」、「アンドロイド160」。
スイムベイトでは「ステルススイマー160(ノーシンカー〜ヘビーウェイト)」、1/4〜1/2ozスコーンジグ(スイムジグ)、「レイジースイマー160」。
ワイヤーベイトなら「モグチャモンスター3/8oz〜1/2oz」、「ジンクスミニ1/2〜3/4oz」、「ジンクススーパーヘビー1oz」、「ステルスセブン(ワンフックアラバマリグ)」、「ワカサギマジックスプーン2oz」等……
ハードソフトを問わず「巻いて乗せる」タイプの中~大型ルアーに抜群の相性を発揮する。

ベストフィットとはいえないが、3/8〜1/2ozのワーム&ジグ系にもそのタフさと、柔軟性があってもパワーロスを最小限に抑えるスパインレス効果から、応急的であれば十分に適応はある。

「ディアウルフ」の優れたテンションキープ能力はボート際の皮一枚のファイト時にも大きく貢献する。写真は一本掛かりだった「ギルロイド Jr.」を八の字アクションで2本掛ける瞬間

可変的レギュラーアクション

「ディアウルフ」は、フッキング開始時はファーストアクションのような風合いを持ちながらも、その後ファイト負荷に応じて段階的にレギュラースローにシフトしていく可変的レギュラーアクションで、そのベントカーブの美しさはフッキング時、ファイト時、そしてランディング時の淀みのないベントカーブの美しさに現れている。

「ディアウルフ70MHRワイルド7」の実戦におけるしなやかで淀みのないレギュラースローのベントカーブ。このベントカーブはなかなか陸上では見れないが、バスが掛かっかた時に現れる

特にファイト中の最も危険域であるバスが水面に躍り出る瞬間は、硬めの竿ほど急なテンションの緩みに対応できず、ロッドが棒状になりテンション維持が不能になりバレが多発する。

「ビッグスプーン」などでは、その傾向は極めて顕著である。

しかし「ディアウルフ」の背骨のない肉厚で柔軟なブランクスは、バスが水面に躍り出る危険ゾーンでこそ、見事な追従性を発揮しテンションをギリギリで維持してくれるので、バラシが軽減できるのも大きなメリットになっている。

中層でバイトしたバスは一気に水面に躍り出ることがある。その瞬間にもテンションを常に掛け続けられる追従性が「ディアウルフ」のウリでもある。スパインレスの恩恵は多方面に与えられる

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