ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

潮流の変化をシッカリ感じ取れて軽量ジグヘッドの操作も快適!家邊克己が豆アジング専用ロッド「FPR-46」をインプレッション

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」

最近はロッド開発が一段落したので、「FPR-46を良く使うようになって少しハマってきました。

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

 

「FPR-46」はファストアクション

このロッドは、豆アジを掛けるために開発したロッド。通常豆アジの場合、全てのセクションが柔らかいため、専用ロッドといえばしなやかなスローアクションのロッドを想像してしまいガチです。

しかし「FPR-46はそういうロッドではなく、こちらから積極的に豆アジの小さなアタリを拾って掛けていくロッドなので、ファストアクションなのです。

サーティフォー公式「FPR-46」詳細ページはこちら

 

このロッドは皆さんが思っておられる以上に、ピーキーなロッドで簡単にいうと、じゃじゃ馬なロッドです。しかし使い方によってはカナリ面白いロッドなのです。

そんな面白いロッドを豆アジだけにしておくのは勿体無いと思いませんか? というわけで最近特にこのロッドを使い込んでいるので、今回は少しインプレを書いてみたいと思います。

 

緩い流れのヨレにジグヘッドを流し込めるか検証

元々、豆アジを掛けるというコンセプトで開発しているので、掛けることに関しては豆もギガアジも関係ありません。

ロッド自体のパワーも十分すぎるほどで、豆以外のアジングに使用しても全く問題ありません。そこで色々なロケーションに持ち込んでみました。

 

まず最初は博多近郊のポイントに行ってみました。このポイントは潮はそんなに早く流れませんが、緩い流れの僅かなヨレの中にジグヘッドを流し込んでいくと釣れるという少しマニアックなポイントです。

ジグヘッドも少々の風でも0.5gで頑張らないと流れに乗らず、ヨレに入ってくれないポイントなので、この4ft6inのレングスで上手く潮に乗せ、ヨレを攻略できるのかをやってみたかった。

 

タラシを長く取る必要もなくて投げやすい

スローアクションのロッドの場合、このような軽量ジグヘッドを投入する時は、バットガイド辺りまでタラシをかなり長くとります。

しかし、FPR-46の場合はそこまで長く取らなくても投げることができます。大体40cmくらいで十分。レングスが短い分、ロッドが捌きやすく、思った以上にコントロールが付けやすいです。

これは製作している段階で分かったことで、このことから「THIRTY FOUR+E 410M」のレングスを4f10in.にして入門用に作ったという経緯があります。

サーティフォー公式「THIRTY FOUR+E 410M」詳細ページはこちら

【4ft10inの超ショートレングス仕様】サーティフォーからエントリーロッドが登場予定!その名は「THIRTY FOUR+E 410M」

 

水中のヨレが明確に伝わる

投入後、レンジを探りながら深くしていくとカウント15の辺りで急に潮が重く感じられ、ジグヘッドが引き込まれるような感覚がロッドを通じて感じました。

そのままロッドを送るように、引き込まれるまま竿先を下げていくと(実際には非常に微妙で周りで見ていてもティップが動いているのが分からない程度)コンッとロッドにアタリがあった!

釣れたのは20cmほどのアジでしたが、この感覚(0.5g以下のジグヘッドの重さの変化)が意外とファストテーパーのロッドでは分かりにくいのです。

 

アドバンスメントHSR-63 ver.Ⅲもその感覚を感じるために、あのようなアクションにしました。通常のファストテーパーでは分からない感覚ですが、F-tunedティップと4ft.6in.というレングスのせいなのか、それが非常に良く分かりました。

この水中のヨレの存在が分かれば、このポイントは攻略できるので、あとは同じパターンで3匹釣ることができました。そして場所を変えることにしました。

 

2か所目は潮の流れが複雑な超ディープポイント

次に入ったポイントは、20mほどの陸っぱりでは超ディープになります。

ここは深さ故に潮が2枚になったり3枚になったりするので、その度にラインが曲がり、ひどい時には流れによってSの字状に曲がったりしてしまいます。

当然そうなるとアタリ自体が微妙になってくるので、相当集中しないとアタリが取れないということになります。

 

ここもあまり重たいジグヘッドを使うと流れに乗っからないので、基準は1gでそこから前後させていきます。

1gだと潮が複雑なので着底は大体120カウントくらいになりますが、このポイントのアジはボトムにいることが少なく、中層から下の層にいることが多いため、レンジを探すのがちょっと厄介です。

ですから、通常とは違って上からカウントを入れるのではなく、最初から60カウントで下を探りを入れ、それで居なければカウント60から上を探るという変則的な狙い方をします。

 

そうしないと深いのでアジのいるレンジを見つけるのに物凄く時間が掛かってしまいます。

過去に傾向を知っているディープは、いつもこのように絞り込みをして探る時間を節約しています。

モチロン初めて訪れる場所の場合はセオリー通り表層から探るようにしていきます。

カウント60から探っていき、80まで落としてキープしている時にフッとジグヘッドの重さが消えました。

このポイントでは良くある食い上げアタリで、アジが下から食い上げてきた時に良く出るアタリです。

一般ではテンション抜けと言われているのですが、これはカーボンソリッドのティップだと分かりやすいアタリです。

FPR-46のティップはF-tuned ティップを少し詰めてあるのでより抜けアタリが分かるように感じます。

 

ここはサイズが良くて、25cm超えのアジが釣れましたが、同じレンジで2匹釣れた後、潮が変わって食わなくなりました。

再度レンジを探るもアタリがないので、今度は表層に戻し、上から探り出すと、カウント40で何かが触ったような微妙な感じがありました。

回収してジグヘッドを確認したらワームがズレていた! このワームのズレはほとんどアジが咥えた時に起こることが多いので、再度カウント40まで落としレンジをキープしていたら今度は綺麗なコンッというアタリがでました。

 

ディープでやると数は出ないのですが、このレンジを探って苦労してアジのいるレンジを見つけて、アジを食わせた時の快感が忘れられず、ついつい病みつきになり、ディープに通ってしまいます

このFPR-46はファストテーパーなのに意外なほど軽量ジグヘッドの扱いがしやすく、飛距離も出て存在感もハッキリと釣り人に伝えてくれるので、軽いジグヘッドの扱いに慣れていない方にはピッタリではないかと思います。

特にスローアクションのロッドのしなりを使って上手く投げられない方にはこのFPR-46の方がより投げやすいかもしれません。

グリップはシングルハンドキャスト専用のデザインであるように見えますが、エンドグリップがねじ込み式で挿入されていますので、ダブルハンドで投げられる方は引き出して投げていただいてもロッドバランスは取れるようにしてあります。

 

ボートアジングでも「FPR-46」を使用

そして数日後、今度はボートに持ち込んでみました。

ボートの場合、大体水深20m30mラインがジグヘッド単体でやる限界かなと思っておりますが、ロッドの性能を試すために、40mラインでもジグ単で攻めたことがありました(時間がかかり過ぎるのであまりオススメはいたしません)。

船が出たポイントは水深22mだったので、「ストリームヘッドTG」( 3.0g)を使用しました。

サーティフォー公式「ストリームヘッドTG」詳細ページはこちら

 

ボートの場合、ボトムを基準に探るので最初はとにかくボトムまで落とします。その時は潮が複雑で早かったので、180カウントでボトムに着きました。

ちゃんと着底の瞬間のテンションの抜けが伝わるので、このロッドはかなり使えることが分かります。

そしてボトムから順番にレンジを上げて誘いながら10mくらいまでの間をジグヘッドで探っていき、アタリが無ければ再びボトムまで落とすということを繰り返していると、ボトムから2mぐらいの所でグイとティップが抑え込まれた!

反射的にアワセるとロッドがかなりの勢いで引き込まれ、ドラグが逆転しだしました。

今の時期で久しぶりの良型でちょっと慌てましたが、ロッドの強さを信じでためてやるとアジの動きが止まりました。

そこから一気に浮かせたのですが途中何回かの締め込みがあって浮いてきたのは35cmほどの立派なアジ!

 

4f6inという長さとファストアクションのロッドなので、アジの引きがダイレクトに腕にくるので物凄く釣ったった感があり、やり取りはスリリングで非常に楽しい。

その後はそのサイズを超えるのは出ませんでしたが、1投1匹のボートならではの釣りを楽しみました。

このFPR-46は使用していてその短さを感じたことがなく、通常のアジングロッドと同じような感覚で釣りをすることができます。

不思議なロッドで釣っている最中、何回も先までの長さを目で見て確認して初めて「短いんやな」と思いました。それくらい自然と腕に馴染んでくれたのです。

そして軽量ジグヘッドの投げやすさと扱いやすさには改めてビックリしました。

流れの変化やジグヘッドの重さの変化も的確に釣り人に伝えてくれるので、アジングが簡単になるし、その延長線上でディープでの軽量ジグヘッドや重量ジグヘッドの扱いやすさ、重量ジグヘッドをリフトした際にディープでの水圧に負けないティップの強さや取り込みの際の引きのダイレクト感など、めちゃくちゃ面白いロッドであることを再認識しました。

FPR-46」は 面白いロッドですので、まだお使いになったことのない方はぜひ一度使ってみてください。

 

WEB連載 家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」は毎週 日曜日 配信!
過去の記事もぜひチェック!

過去の連載記事はこちらから、チェックしてみて下さい