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トミーさんことトミー敦は「再現性がない」ロケ現場でいかにしてアジを拾い、そしてサイズアップを図ったのか

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アジング特集

①アジの状況を推測する

アタリをヒントにアジの状況を考える

ここでのポイントは「少なからずアタリはある」ということ。

いわく、それをヒントにアジが今どういう状況にあるのかを考えていくことが重要という。

当日のパターンでいくと1gのジグヘッドを使用していて20カウントでアタリ。しかし続かず、次は40カウントでアタリが出た。そしてその後もアタリは表層、中層、ボトムとバラつく。これでわかることは「この日のアジはまとまりがなく、かなり広いレンジに散っている」ということ。

となると選択肢の一つ、ひたすら同じレンジを釣っていく釣り方では効率が悪く、当たらなくなれば、またイチからカウントダウンして探り直していくことが重要となると。

 

レンジを大まかにわける

当たらなくなればまたイチから探る…これはこれで大変そうだなと思ったのです。

ここで、もうひとつのポイント。「ざっくり10カウントずつくらいに分けて探る」

トミーさんが行っていたのは、表層からボトムまで、ざっくり10カウントずつくらい大きく分けてアタリを探していくという釣り方。重要なのは散っているアジがどこにいるかを探すこと。レンジを大きく分けることで、スピーディに効率よくアジを探せるというわけです。

散っているとはいえ、1匹ずつバラバラに動き回っているとは考えにくい。つまり小さい群れが回遊している場合なんかも考えられるわけですから、20カウントで当たればその付近15~25カウントくらいまでを丁寧に探る。こうすることで、再現性がない中でも連発の可能性が増える。

またこの釣りの場合、同行者や回りのサビキ釣りをされている人をチェックしておけば、今どのレンジにアジがいるのかのヒントになると。

 

②ジグヘッドの重さは「自分が何をしたいか」でローテ

当日は1.0gのアジスタSにギョピン1.7inchがメイン

さて再現性がないこの日、トミーさんがメインで使用したのはアジスタS 1.0gギョピン 1.7inchの組み合わせ。

ギョピンを使ったのは、ややサイズの小さいアジも回遊しており吸い込み重視で。で、気になったのはジグヘッドの重さ。ほぼほぼ「1.0g」で通した理由です。

聞くと、特にこだわったわけではないんですよね…と。

トミーさんの中で、ジグヘッドの重さは今、自分がどんな釣りをしたいかに当てはめているだけとのこと。「1.0g」をベースの重さに、さらに表層をゆっくり引きたいときは軽くするし、ボトムを中心に攻めたいときは重くしていく、という考え方でジグヘッドは選んでいるとのこと。

つまり軽すぎず、重すぎない「1.0g」がドリフトさせたり、フワフワ漂わせて誘う今回の釣りに合っていたというのが大きな理由。加えて広くアジが散っている状況で何キャストかごとにレンジを変えていくような釣りでは、どちらにも寄せやすい1.0gが使いやすかったからというのもあると。

 

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