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今江克隆のルアーニュースクラブR「ジャイアントジョイントベイト!ジャバロン350Fメガモンスターとアイローラー進化計画」の巻 第1041回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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アイローラーシステム化!?

さて、道楽で開発を決めた「メガジャバロン」とは別に、昨年春、物凄いポテンシャルを感じたのが「アイローラー」だったことは、先週に書いた通り。

1年間の黙秘を経て、いよいよ4月頭にデビュー予定の「アイローラー」だが、1年の黙秘は様々な「アイローラーシステム」の実験をする時間としては短すぎた。

最も安定して釣果を約束できる70mmサイズは早々に製作を決断したが、「アイローラー」の「ブレードロール機構」は、ある意味、大型化すれば「バド」や「ワドルバッツ」に共通する秘めたポテンシャルを感じている。

同時に最小化すれば、ブレードに敏感に反応するスモールマウスバスやトラウトにも新たな可能性があるようにも感じた。

そこで「アイローラー70」のスローシンキング、デッドスローフロティング(SP)の実釣テストを終えてすぐに手掛けたのが「アイローラー」のビッグサイズ125mmである。

昨年1年、テール&ツーフック問題で試行錯誤し過ぎて迷走してしまった「ビッグアイローラー120」。今江的には「ミノバド(バドのミノー 版)」と呼んでる期待のルアーだ

テストは緊急事態宣言等で県内の野池で毎回数時間しか行えなかったが、それでも最もよいアクション、良い音が出せたモデルでは、誰もが知っているメジャーな野池で50cmUPのバスがいきなり釣れるなど、そのポテンシャルの片りんをすぐに見せてくれた。

2フックの「ビッグアイローラー」は試作後、速攻50cmUPゲット。リザーバーでとんでもないのをワンフック仕様で連続バラししてから迷走状態に

大型化の問題とは?

しかし、テストとは難しいもので、それでOKを出してもよいのだが、それより先がまだまだあるのではないか……やり切ってないのではないか…と言う気持ちから、時として迷走状態に入ってしまうこともある。

125mmでは一発で結果が出た。では、150mmではどうか? 100mmの方がもっと釣れるのではないか? いや、180mmの方がビッグベイトらしくて面白いのではないか? ブレードのカタチ、位置は本当にベストなのか? デカくなると2フックがほしい、いや3フックの方がフッキングがいいかも……と試すこと、試作することが無限に出てくるのである。

その様々な組合せ試行錯誤を釣行毎に試していると1シーズンなどあっという間だし、何より春にはよくても、夏はイマイチ、秋はまたよくなるとか、大潮前は効くが大潮になると釣れないとか、毎回条件が違うだけにどれが本当にベストなのか本当にワケが分からなくなる時があるのだ。

そして逆に釣れない負のスパイラルに陥るため「テストしすぎも善し悪し」なのである。

上から105mm、ベストバランスの製品版「アイローラー70mm」、スモールマウス狙いや、管理釣り場を意識して試作した55mm。ビッグ化とミニマム化は今年1年掛けてのテスト課題だ

バスはフックをシッカリ見ている!

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