安全装備を紹介した後はタックルです。
私が磯メバルで使用しているタックルは基本的に8フィートクラスのロングロッドでパワーがあるもの。それにD社なら2000番以上のリールの組み合わせています。メインラインはPE0.4号、フロロリーダー8lbを使用しています。
何故パワーのあるロングロッドが必要なのか。
それは、メバルを掛けた際にメバルはロックフィッシュであるのでストラクチャーに走る傾向がありドラグを緩くしていたり、モタモタしてるとストラクチャーに潜られスタックしてしまうから。防ぐ為には掛けた瞬間ストラクチャーから離す為パワーファイトが必要というわけです。
だったらパワーがあれば長さは要らないんじゃない?と思わるかもしれません。ですが、メバルを掛けた後にストラクチャーから離す場合や瀬際での突っ込みの際、ショートロッドではライン角度を変えにくくメバルを追従できずラインブレイクしやすくなります。ロングロッドの方が明らかにファイトの際に優位に立てるのです。
また、それ以外にもロングロッドを使えば、広大な磯場でルアーの飛距離を出しメバルを探し出す事ができますし、風や潮流によるラインのヨレをメンディングできます。そして瀬際を探る際にしっかりとトレースできるなど利点が多く、磯に関してはショートロッドよりロングロッドが優っていると思います。
先の記事で紹介したロッド「ICE CUBE 83TT-Sis ROCKIN THRASH TUNED(ロッキンスラッシュチューンド)」は私が開発に携わったロッドですが、磯での使用も視野に入れ、もちろん磯でも繰り返しテストしたロッドです。8.3フィートでパワーのあるロングロッドなので、磯メバルでは特にオススメの1本です。
磯でのプラッギングやワーミングでの誘い方は、基本的に普段のメバルゲームとあまり変わりはありません。先の記事にも記載していますのでぜひ参考に。
狙うべきポイントは基本的に「メバルが付いていそうな場所」と考えてください。
具体的に磯場でメバルが付いている場所は、瀬際、シモリ周辺、スリット、ブレイクライン、藻場のエッジ、潮目など。ただ闇雲に投げるのではなく、そういった何かしらの変化を狙うことが重要になります。これらのポイントが絡む磯場をチョイスし、エントリーすればメバルからの何らかの反応があるはずです。
もちろん上記したポイント全てが絡む場所は一級ポイントです。また、デイゲームでは目視でベイトフィッシュを確認できるので、ベイト不在で反応が無い場合は素早く見切りをつけてランガンすることもオススメします。
最後になりますが、これまで堤防でしかメバルゲームを楽しんだ事がない方は、その次のステップとして。また、これからメバルゲームを始める方にも「磯メバルゲーム」というジャンルがある事を知って頂き、魚からの素直な反応を楽しんでもらえればと思います。
楽しい磯メバル、安全第一で是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
