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今江克隆のルアーニュースクラブR「最大の収穫は?2020年を振り返る〜2021年の注目トピックも紹介〜」の巻 第1031回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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アイテム開発に全力で集中!

そして、それは「イマカツ」にとっても非常に良い意味で転換期となったように思う。

これまで試合最優先だった開発に全力で集中できた結果、今期後半~来期に掛けて充実したラインナップを既に万全に揃えられたうえ、別ラインでトーナメント用の極秘開発品もかなり準備ができた。

今年は試合がなかった分、毎週2日間以上の日程でどこかしらテスト釣行、取材ロケに出ており、いつもはプリプラクティス時の合間にやっていた開発テストを様々な状況下で納得するまでできたことは、色々な知見を広めるうえでも非常によい時間を過ごせたように思う。

ロケやテストでは、ともすれば「強い釣り」に偏りがちだが、逆にコロナで時間に十分な余裕ができたことで、常に来期のトーナメントを見据えた開発も同時進行することができた。

どんなに釣りに行って、どんなにデカいバスを釣っても、やはりトーナメントでの1尾の感動に勝るバスはいない。トーナメントが無くてなお、常にトーナメントを意識した釣りをしている自分に気が付く

2021年の武器になるのは…

「PEベイトフィネス」をはじめ、「エラストマー系のホバスト」、姿勢にコダワった「ハイフロート系の吊るし」や「水平系ジグ」「垂直系のネドリグ対応ルアーとリグ」、そしてビッグベイトでのフィネスな釣りにおいても、リップレスだけではなく、「リップ付きビッグベイト」に新たなフィネス系ビッグベイトの未来を感じることができた。

PEベイトフィネス、水平姿勢リグ、ネドリグ、そしてロッドにリール、ボートに魚探。来期トーナメントへの準備がこれほど万端にできた年はない。それを試合で試すことが楽しみでならない

そしてキワメツケは、ついに謎だった「ビッグスプーン」が持つ凄まじい可能性に気が付いたことである。

この経験は何もないフラットな完全中層に群れるワカサギに巨大なバスが完全に浮いた状態で付いている事実、そしてそれを狙って喰わせることが可能と分かり、今まで何となく曖昧だったワカサギ喰いバスの中層攻略に確信と自信を得ることができた。

2020年、自分的に最も衝撃を受けたのがビッグスプーンでのド中層狙い。フラットで、しかも完全な中層に浮くワカサギの群れに、デカいバスが牧羊犬のように付いている真実。それを狙って釣れることを確信した時、来期トーナメントでのフラット攻略が頭をよぎった

タックル開発面での2020年の成果を紹介!
次ページで!!

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