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【ヒロ内藤本人に訊く:Vol3】クランクベイトならゼッタイ低伸度。Hiro’s Choice「シルバースレッド バス クランクベイト」

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クランクベイトを使うなら絶対的に低伸度設計

クランクベイトで使うなら絶対的に低伸度設計のラインと語るヒロ内藤さん。

 

その理由は、クランクベイトで釣りをしていると一番厄介な“追い喰い”があるからだと言う。

クランクの釣りはシャロークランクを除いて基本的にボトムバンピング。ミノーなど中層の釣りや表層のトップウォーターなら、どの方向からもルアーを喰うことができますが、そもそもボトムにぶつかって引いてくるクランクベイトの釣りだと、下から食い上げることなく捕食のスタイルはヨコから。経験上、上から喰うことも少ないとのこと。

この「ヨコ方向から捕食する」ということがまずは前提。

一部ではクランクベイトは巻いていると重くなって向こう合わせで勝手に乗る…と言われたりもしますが、それはバスがルアーを咥えて反転するから。実際はほとんどのバスが後ろ65°くらいからルアー追いかけてきて咥えるんだそう。

 

ルアーを咥えて反転するバスは一部。バスの大半、特に大型はルアーを咥えるとそのまま“惰性で前に進む”。つまり釣り人側に寄ってしまう。そこで、ルアーに違和感を感じると吐き出す。これがいわゆるクランクベイトの追い喰いで、アタリが出ない理由。

さらに言うと、クランクベイトは得てして巻き抵抗が強い。巻いた時ミノーに掛かる抵抗が5g~10gほどなら、リップの大きいクランクは300gを超える。つまり巻いてるだけでラインが伸びている状態になる。ディープクランクをロングキャストした場合だと、ゆうに1m以上はラインが伸びているという。

つまり、バスがルアーを後ろから襲う、咥えたまま惰性で1m釣り人側に寄ったとしてもアタリが出ないのは当然のこと。

だからこそ、手前に走った時に変化を感じやすい、伸びが極端にない低伸度設計のラインが必要になるという訳。加えて、クランクベイトを使用するシチュエーションといえば立木やリップラップなどストラクチャーが多く根ズレに対応する必要も。低伸度と耐摩耗性、それを併せ持つのがこのラインなんだそう。

 

ポンド数にもにもこだわり

「シルバースレッド バス クランクベイト」には、12・15・18lbの3つの太さがラインナップ。

12と15と18lb…、何か意味があるような気がしたので、なぜこの太さの設定だったのか伺ってみると、ここにもヒロさん流のこだわりが。

 

先日お伝えしたジャークベイトラインを思い返せば、12・16・20lbと3種類がラインナップ。12lbは艶かしく動く高伸度設計で、16・20lbは低伸度設計。

つまり、低伸度の16・20lbは既に存在している。今回はクランクベイト専用ラインで、深く潜ればそれだけ探れる幅が広がる。そこで、15・18lbに少し太さを落とし”より深く潜る”ものとしてリリースしたんだそう。そして、もっとも深いレンジを攻めるための12lbに関しては、ジャーキング専用のものは高伸度設計。クランクベイト用の低伸度ではないため、そのままのポンド数”12lb”としてリリース。

 

カラーはクリアー半ダルカラー

トップウォーター、ジャークベイトと視認性の高いカラーに対し、クランクベイト専用ラインは見にくい”クリアー半ダルカラー”を採用。

理由はクランクベイトの釣りでは視認性の必要がないからなんだとか。そのため、クリアからマッディまで同化しやすく魚に見えにくいとされるカラーをチョイス。これはアングラー側が安心できるカラーという意味も込められているんだそう。

クランクベイトのアタリが取りやすいライン。クランクベイターのみならず、ぜひ使ってみたいラインです。

 

関連動画はこちら

出典:YouTubeチャンネル「ユニチカ」

 

過去の記事はこちらからチェック

【ヒロ内藤本人に訊く:Vol1】Hiro’s Choice トップウォーター専用ライン「シルバースレッド バス トップウォーター X4 PE」について

【ヒロ内藤本人に訊く:Vol2】Hiro’s Choice ジャーキング専用ライン「シルバースレッド バス ジャーキング」について

 

 

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