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【2000Sでもアンダー150g】アブガルシア話題のNEWリール「ZENON(ゼノン)」中層の達人”北山 睦”の使い方

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先日、プロガイドとしても活躍しているトーナメンター、ピュアフィッシングの北山睦さんに取材を敢行!

北山 睦(Mutsumi Kitayama) プロフィール

継続的なフィールドワークから得たノウハウを科学的に分析・実践する理論派アングラー。トーナメントへの参戦経験も豊富。2011〜2016TOP50在籍(三重県初のJBトップ50メンバー)、2019JB入鹿池初代A.O.Y、カーブの店カップin池原V2など優勝、上位入賞多数。池原ダムや三瀬谷ダムなどでプロガイドとしても活躍中(KFG・北山フィッシングガイドサービス)」。昭和49年生まれ。愛称はムツヲ

 

北山さんといえば、中層!というわけで、入鹿池(イルカイケ/愛知県)を舞台に、中層の釣りを教えてもらってきました。

当日はミドストやライトキャロセッティングなど、中層系タックルをメインに現場に持ち込んだ北山さん。

 

その中に話題の気になるリールが…そう、2021年春登場予定のスピニングリール「ZENON(ゼノン)」があったので、イロイロ聞いてきました!

 

ZENON【アブガルシア】

カラ箱を間違って送ってきたのか?

 

その軽さが何かと話題となるZENON。ぶっちゃけどうなんですか?と聞いてみたところ…

数日前にサンプルとして自宅に届いたそうなんですが、箱を持つと「中身が入っていない?間違ってカラ箱を送ってきたのか?」と焦ったそう。つまり、それくらい“軽い”と。

北山さんがお持ちなのは2000Sで、サンプルの時点でその重さはなんと145g。北山さんが中身が入っていない…と勘違いしたのも納得の軽さです。

 

北山さんが2000Sを選ぶ理由

 

北山さんがお持ちだったのは2000S。以下の現時点で予定されているスペック表を見ても分かる通り、ギア比は5.2:1。2000番台でもっともライン巻取長の短いモデル。

スペック表
製品名 自重※見込み ギア比 最大ドラグ力 ライン巻取長 ベアリング ラインキャパシティ(m) ナイロン・フロロ / PE 価格
|ZENON 1000S 142g 5.2:1 3kg 65cm 10/1 0.128(2lb)-100/PE0.4-90 未定
|ZENON 2000S 145g 5.2:1 3kg 69cm 10/1 0.165(41b)-100/PE0.6-100 未定
|ZENON 2000SH 145g 6.2:1 3kg 82cm 10/1 0.165(41b)-100/PE0.6-100 未定
|ZENON 2500S 148g 5.2:1 5kg 74cm 10/1 0.205(6lb)-100/PE0.8-150 未定
|ZENON 2500SH 148g 6.2:1 5kg 87cm 10/1 0.205(6lb)-100/PE0.8-150 未定
|ZENON 2500MSH 148g 6.2:1 5kg 87cm 10/1 0.235(8lb)-170/PE2-150 未定
|ZENON 3000SH 165g 6.2:1 5kg 93cm 10/1 0.235(8lb)-110/PE1.2-150 未定
|ZENON 3000MSH 163g 6.2:1 5kg 93 10/1 0.33(16lb)-150/PE2-220 未定
|ZENON 4000SH 170g 6.2:1 5kg 100 10/1 0.33(16lb)-150/PE2-220 未定

 

なぜかを伺うと、得意としている中層の釣りでハイギアのリールを使うとどうしてもジグヘッドなどルアーの動きが早くなってしまう。そのため、あえてライン巻取長の短いノーマルモデルを使用して、その場でしっかりじっくりアピールすることを考えてのセレクトなんだそう。

 

“軽い”だけじゃない性能

ドラグ性能が良い

 

北山さんいわく、このリールのすごい所はただ”軽い”だけじゃなく、ドラグの性能もかなり良いんです…とのこと。

というのも、北山さんがミドストなど中層の釣りで使用するラインはフロロカーボンの2~2.5lbという極めて細いライン。

当日巻かれていたのはバークレイ「バニッシュ・レボリューション」の2.5lb!

初めてこのリールで掛けた魚は2kgに届くかというコンディションの良い49cmだったんですが、中層で掛けた時の下に突っ込む引きもドラグでいなし、2lbクラスの細ラインでも楽にキャッチできたそう。「使い込むのが楽しみなリールです!」…と。

 

飛ぶ

また北山さんによると、同番手だと既存モデルよりもスプール径がコンパクトになり、飛距離が少し伸びたんだそうな。

実釣ではあまり飛距離を求めないスタイルなんだそうですが、より軽い力で同じ距離を投げられる。そして、軽さも相まって釣り自体を省エネで行える。つまり集中力が続くという点にアドバンテージを感じているそう。

もちろんオカッパリなどでは、飛距離が伸びるだけで十分なメリットになりますよね。

 

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巻き心地もスムーズ

また、巻き心地もシルキーでスムーズ、巻きのリズムが大事な中層の釣りにもピッタリなんだとか。

で、記者も実際に巻かしてもらいましたが…やっぱり、めちゃ軽い。それでいてめちゃスムーズ。ソルトもやる記者的にはアジ・メバに使っても良さげな印象。

「ほんと10年前じゃ考えられないレベルのスゴいリールです!」と。「とにかく登場したら、ぜひ一度お店で触ってみてほしいです!」と北山さん。

少しずつ情報が公開されつつあるNEWリール。これは登場が待ち遠しい限り!

 

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ピュア・フィッシング・ジャパン(PURE FISHING JAPAN)

アブ・ガルシア、バークレイをはじめ、ペン、サベージギア、プラノ、ハーディなど世界的に有名な各ルアーブランドの企画・製造・販売を行っている総合ルアーメーカー。取扱っているアイテムはリール、ロッド、ルアー、アパレルほか多岐に渡る。