今江克隆のルアーニュースクラブR「7ftスパインレス!新令和の新バーサタイルロッド・クーガーエリート7RS誕生」の巻 第1025回
さて、今週はいよいよエバーグリーンから、公式WEBにて「クーガーエリート7RS(IRSC-70MF-SXF )」の12月中旬リリース情報が正式発表された。
「クーガーエリート7RS(以下:クーガーE7)」についての素材、構造的特徴は過去に何度か解説しているので、今回は小難しい解説はナシにして、簡潔で誰でも理解できる具体例で解説してみよう。
ベースコンセプト
まず「クーガーE7」と、一世代前の「スーパークーガー(TKIC-610MR)」、二世代前の「クーガー」との違いについて。
名前を継承している通り、基本的な長さ、軽さ、仕様用途(後述)に関しては、共通して部分が多い。
7フィート・ミディアムヘビーパワー、3:7のファーストアクション、バットの太いハイテーパー設計ゆえに高感度で超軽量な操作性。それが野生動物最速最強といわれる「クーガー」の名を冠する由来であり、ベースコンセプトに今回もブレはない。
先代「スーパークーガー」からの変更点は、まずガイドセッティングにおいて、11個載せのセミマイクロガイド仕様は変わらないが、より内径の大きなチタンフレーム・トルザイトリング仕様に変更することで、16Lbラインクラスでも余計なテンションを掛けない、ゆとりのセッティングに変更している。
そのガイドの恩恵とハイテーパーの相乗効果で、持った時の驚くほど軽快な操作感、軽量性は「クーガーE7」の最大の特徴だろう。
しかも、謳い文句の「片手で扱える7MH」の通り、リアグリップ長が僅か245mmのショート仕様にも関わらず、先重り感が微塵もない軽量性は、他になかなか例を見ないレベルだろう。
裏返せば、この超軽量ブランクス(構成は過去記事で)ゆえに、取り回しのよいショートセパレートが選択できたとも言える。
極めつけの進化!スパインレス仕様