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今江克隆のルアーニュースクラブR「令和の新バーサタイルロッドとは…その2つの方向性」の巻 第1020回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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今週はこの秋、そして冬にリリースが決まったエバーグリーンのインスピラーレ新機種「クーガー・エリート7(クーガーE7)」、そして「ディアウルフ・ワイルド7(ディアW7)」、同じ7フィートMHクラスながら、全く異なる性格と性能を持つ2本のロッドについて、その違いと狙いを解説しよう。

70MHの時代

さて、今年はTOP50がコロナ禍の影響で開催中止と言う極めて異例な年となったが、逆に各地への取材やロケ釣行は例年より格段に増えた年だった。

その中で、今振り返ってみると、TOP50が開催されている例年と比べ、今年の釣行の6割近い時間をこの2本の7フィートのロッドを使っていたと言っても過言ではない。

スピニングや通常のベイトフィネスの使用時間が減り、多くの局面でこの2本が結果を出してくれる場面が多かったということだ。これは即ち、一般的なフィールドでの釣りにおいては、7フィートMHロッドの出番がいかに多いかと言うことでもある。

20年前は、バーサタイル、汎用性で言えば66Mロッド人気が全盛だったが、現代の汎用性バスロッドの中心は70MHへと完全に移行したと言ってもいいだろう。

その理由は、ひとえに使うルアーのサイズが20年前とは桁違いに大きくなったこと、バスの絶対量が減ったことから小さなバスを数釣るより、大きな個体1日1本を狙うアングラーが主流になってきたことからであろう。

ゆえに現代の「バーサタイルロッド」とはまさに70MHなのである。

高感度、片手で扱える超軽量70MHでありながら、ロクマル越えにも余裕で対応できる「クーガー・エリート7」。現代版バーサタイル70MHの代表とも言えるロッドだ。いよいよ11月、リリースカウントダウン!

令和の新バーサタイルロッド! その2つの方向性とは?

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