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「攻め」がコンセプト。林釣漁具製作所の“乗せ重視”と“掛け重視”のイカメタル専用ロッド「IZANAI STICK」

寄稿:氏家 隆
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エギング&イカメタル特集2020

一番のこだわりは軽さ

乗せ調子、掛け調子の2種のロッド(ISー67乗せ、ISー66掛け)を開発したのですが、これらに共通するこだわりは「とにかく軽い」ということ。

夕方に出船して、5~6時間は釣りをするイカメタル。好釣果を狙うには「釣りをし続ける」ということがもちろん重要。

そこで、釣り人側が疲れてしまわないよう「軽さ」にこだわったというわけです。

いずれのモデルもチタンガイドを使用。また視認性はほしいけど、軽さは出したい…ということでティップに塗装するのではなく、あえてスレッドのカラーで視認性を追求。

 

結果「ISー66掛け」は85.8g、「ISー67乗せ」はさらに軽い83.5gという軽さを実現。取り回しを楽にして、出船している間ずっとしゃくりぱなしでも疲れにくい仕上がりになっています。

 

感度・視認性ももちろん考慮

両モデルともカーボンソリッドティップ+蛍光オレンジスレッドを採用。

カーボンソリッドのティップとチタンガイドの軽さも相まって感度はバツグン。

また、先でも触れましたが、蛍光オレンジカラーのスレッドを使用しているため船上でも視認性が良く、穂先にわずかに出るアタリにも対応できる仕様となっています。

 

IS-67(乗せ)

では、それぞれの特長をご紹介します。

まず、IS-67(乗せ)ですが、このロッドは「イカを乗せること」を目的に開発。

特にこだわったのは、「“乗せ”でも攻めたい」という点。

どういうことかというと、真下に落ちるような曲がるロッドは確かに乗せやすいのですが、いつの間にか釣れてた…みたいなことが多い。

このロッドは、単にベリーから曲がりオートマチックに乗せていく感じだけではなく、ティップからベリーにかけて程よく曲線を描きながら素直に曲がるイメージ。 つまり、曲がり切っていないのでアタリが取りやすく、掛かればしっかり曲がるのでアタリをはじきにくくなっています。

また、船の揺れなどにも追従して曲がってくれるので、掛けた後はバレにくく初心者からエキスパートにも満足してもらえると思います。

 

商品名 ティップType Length
ft.(cm)
Section closed
(cm)
Weight
(g)
TopDia.
(mm)
ButtDia.
(mm)
鉛スッテ
(g)
Line
(PE/号)
メーカー希望
小売価格(税別)
IS-67〔乗せ〕 カーボンソリッド 6’7″(204) グリップジョイント
2pc.
155 83.5 1.0mm 7.1mm 8~20号
30~75g
#0.4~1 ¥27,000

 

IS-66(掛け)

一方のIS-66掛けは「イカを掛けること」を目的に開発した先調子の1本。

このロッドで、こだわったのは「手感度」。手に伝わるアタリを取って、そのまますぐに掛けにいける「アジングロッド」のようなイメージのロッド。

手感度を追求してレングスは(乗せ)に比べ3㎝短く、またティップの径は0.22mm細くなり、メインラインにベイトなどが当たる様子さえ手元に伝わる感度になっています。

また反射的に入れるアワセが決まるよう、25号のメタルスッテまで使える強さのあるバットとベリーに。違和感を感じれば即アワセ、数を稼げる1本となっています。

こちらは特に、数釣りの時期なんかはとても面白い仕様で、どちらかと言えば中級者〜エキスパート向きです。

商品名 ティップType Length
ft.(cm)
Section closed
(cm)
Weight
(g)
TopDia.
(mm)
ButtDia.
(mm)
鉛スッテ
(g)
Line
(PE/号)
メーカー希望
小売価格(税別)
IS-66〔掛け〕 カーボンソリッド 6’6″(201) グリップジョイント
2pc.
155 85.8 0.78mm 7.6mm 8~25号
30~95g
#0.4~1 ¥27,000

 

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