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エギングとスーパーライトジギングの共通点?ハッシーこと橋本広基さんの『スーパーライトジギング攻略!!秘策ライン教えちゃいます』

寄稿:橋本 広基
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皆さん、釣りを楽しんでいますか?

股関節痛と老眼が進んできていることを信じたくないアラフォーアングラーのハッシーこと橋本広基です。

さて、最近、私がどハマりしている釣りが『スーパーライトジギング』

『スーパーライトジギング』とはその言葉の通り、『スーパー=超』『ライト=軽い』、超軽いジグを使用して楽しむジギングです。

この釣りの魅力は、シルエットの小さなジグを使用することで、様々な魚が反応し、数釣りとライトなロッドをブチ曲げてくれる爽快感が堪りません。

また、私のホームグランドである三重県志摩沖ではポイントは超浅場が中心。

水深10~20m前後で根魚や小型の回遊魚を釣って楽しみます。

スーパーライトジギングでの釣果

ジグの操作も軽く、タックルも手軽なため、女性やお子さんでも楽しめる、近年、非常に人気の高いオフショアゲームです。

しかし、そんな手軽な釣りである一方、釣果を伸ばすためには、玄人好みのテクニカルな要素も多くあります。

手元に伝わる操作感や着底感を感じ取り、繊細な誘いのアクションとフォール中のアタリをしっかり掛けていくことが重要になります。

また、アプローチは、ジグをキャストし斜め引きを多用します。

魚の居場所を広範囲に探るだけでなく、魚のヒットレンジを少しでも長く通過させることで出会いの確率を上げることが釣果に直結します。

スーパーライトショアジギングをより楽しむためのラインチョイス

また、釣りを快適に楽しむうえで注意したいのが根掛かりです。

浅場の岩礁帯など、注意が必要なテクニカルなエリアを攻める事も多く、軽量なジグは着底感が解りにくいため、気が付いた時にはすでに根掛かり状態なんてことも…。

そこで、私が普段、スーパーライトジギングを楽しむために、使用しているラインについてお話したいと思います。

スーパーライトジギングのライン

フォール中にヒットしやすいイサキ

まず、この釣りのライン選びでポイントになる部分を整理したいと思います。

・ジグが軽い

・操作感や着底感を感じ取る

・フォール中のアタリを誘い出し感じて掛ける

・ジグはキャストし斜め引き

こんなところでしょう。

要は軽いルアーをキャストした先でも思いのままに操作し、アタリをダイレクトに感じたいってことになります。

スーパーライトジギングとエギングの共通点

このようなことから、私が注目したのが、エギング専用ラインです。

ここまでの話しで、スーパーライトジギングって、何かエギングのアプローチに似ていると思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

軽いエギを底まで送り込み、操作感を感じながら、フォール中にイカの繊細なアタリを感じて掛けていく。

しかもエギングでも根掛かりは非常に厄介で、海底へのコンタクトだけでなく、海藻への接触なども感じとる必要があります。

このようにエギングの繊細なアプローチに特化したラインが、非常にスーパーライトジギング攻略にマッチすると感じ、私はゴーセンの『PE ワイルドジャークEGI』の0.8号を使用しています。

出典:ゴーセン

エギングでもモンスターとの出会いをサポートしてくれた信頼のラインはスーパーライトジギングでも優位性を発揮してくれています。

その大きな理由をとしては、このラインの比重にあります。

通常、PEラインの比重(0.97程度)は海水の比重(1.0程度)より軽く、ジグなどを海中に沈めていく際は、ラインに浮力が働き、特にキャストした際などは、ラインが膨らむ形で沈んでいきます。

通常のPEライン海中イメージ

その一方、このワイルドジャークは、私が使用する0.8号で比重1.14

海水の比重より重いため、ラインはいち早く海中へと引き込まれていきます。

ワイルドジャーク海中イメージ

そのことにより、軽いジグでキャストを多用するスーパーライトジギングにおいても、釣人とジグが、より直線的に結ばれ、操作感や着底感がダイレクトに最短距離で伝わり、PEラインの特性である低伸度=超高感度を最大限に活かす事が出来るのです。

実際にこのラインを使用してからは、ジグがボトムに当たる感覚がよりダイレクトに伝わり、底の地質が硬い、柔らかいなどの物性がより明確になり、着底の伝達速度も上がっていると体感しました。

また着底同時ヒットのバラシ減少、アクション後に魚がまとわりついてくる感じや、針の動きまで感じ取ることが出来ます。

志摩沖に多い大型のアカハタ着底直後のヒットが多い

また、イエローカモのラインカラーは、エギング攻略のため、多くのフィールドで実績を上げてきた信頼のカラーです。

スーパーライトジギングにおいても、ラインが止まる、ラインが走るなど目で見て感じる視認性が、よりハイレベルなアプローチを実現してくれることも付け加えておきましょう。

このラインのおかげで、ただの釣人橋本さんがワイルド橋ちゃんになった事は、ここだけの秘密にしておきます(笑)

特にキャストを多用するアプローチを好まれる方には、オススメのラインセレクトとなりますので、良かったらお試しください。

ゴーセンPE ワイルドジャークEGIのスペック


出典:ゴーセン

モデル 号数(ポンド) MAX強力 比重
PE ワイルドジャークEGI150m 0.5号(9lb) 4.1kg 1.24
PE ワイルドジャークEGI150m 0.6号(11lb) 5.0kg 1.19
PE ワイルドジャークEGI150m 0.8号(13lb) 6.0kg 1.14
PE ワイルドジャークEGI210m 0.5号(9lb) 4.1kg 1.24
PE ワイルドジャークEGI210m 0.6号(11lb) 5.0kg 1.19

詳細はこちら

50m以上のポイントはジギング専用ラインがオススメ!

また、スーパーライトジギングとはいえ、状況によっては、50m前後の比較的に深場を狙うこともあると思います。

そのような際は、縦方向の釣りがメインになってくると思いますので、ヒットレンジの再現性を高めるため、ラインカラーが10m毎に変更されているジギング専用ラインが使いやすいと思います。

私もそのようなシーンでは、ゴーセン剛戦ジギング8ブレイド0.8を使用し、釣行時はスプールを2種類準備しています。

浅場用にワイルドジャーク、深場用に剛戦ジギング8ブレイドと、より状況に特化したラインを使用し釣りを探求している次第です。

さぁ~これからは夏本番!!多くのターゲットの活性もより上がってくると思います。

今回のお話が皆さんの釣りライフに少しでも参考になれば幸いです。

剛戦(R)ジギング8ブレイドのスペック

出典:ゴーセン

ポンド(号数) MAX強力
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 16lb(0.8号) 7.3kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 20lb(1号) 9.1kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 25lb(1.2号) 11.4kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 30lb(1.5号) 14kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 35lb(2号) 15.9kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 40lb(2.5号) 18.2kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド200m 45lb(3号) 20.4kg

 

剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 16lb(0.8号) 7.3kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 20lb(1号) 9.1kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 25lb(1.2号) 11.4kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 30lb(1.5号) 14kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 35lb(2号) 15.9kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 40lb(2.5号) 18.2kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 45lb(3号) 20.4kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 55lb(4号) 25kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 65lb(5号) 29.5kg
剛戦(R)ジギング8ブレイド300m 75lb(6号) 34kg

出典:ゴーセン

新製法「SDE製法」で8BRAID(8本組)に仕上げることで、直線強力、耐久性を最大限に引き出すことができるPEライン。

圧倒的なガイド滑り+抜群の使用感が魅力の仕上がりになっています。

また10mごとで色が変わるので、目測にもなります。

詳細はこちら

スーパーライトジギングタックルデータ

ロッド:ブラストSLJ エアポータブル63MLS-S(ダイワ)

リール:20ルビアスLT3000-C(ダイワ)

カスタムハンドル:ユニオン52-58+EP37(リブレ)

メインライン:PEワイルドジャーク0.8号 150m(ゴーセン)

リーダー:フロロファイタールーツX 4号(ゴーセン)

ルアー:オーシャンフラッシュ 30g(クレイジーオーシャン)

    チビメタボ 40g(クレイジーオーシャン)

    ガンガンジグ2 20~40g(オーシャンルーラー)

橋本 広基(Hiroki Hashimoto) プロフィール

ハッシーの愛称で親しまれ、三重県中南部を中心にパトロール中。釣りと野球をこよなく愛し、ライトゲームからオフショアまで何でも釣りたい欲張り系。3児のパパでもあり、家族サービスに苦戦する一面も(笑)。GOSEN、オーシャンルーラー、LIVRE、クレイジーオーシャンのスタッフも務める。

ゴーセン(GOSEN)

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。