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【表層直下を攻略する要点を押さえた喰わせ系プラグ】小森嗣彦がメガバス「カラシ」の特長や使い方などを詳しく解説!

寄稿:小森 嗣彦
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皆さんこんにちは! 小森 嗣彦です。

梅雨入りし、7月に突入。いよいよ表層ゲームが楽しくなってくる時期です。そこで、今回は表層ゲームをさらに面白くしてくれる、2020年にメガバスからリリースされた「カラシ」【メガバス】について紹介していきたいと思います!

小森 嗣彦(Tsuguhiko Komori ) プロフィール

JBのトーナメンターとして、同協会の最高峰TOP50プロシリーズを戦うトーナメントプロ。年間チャンピオン3回(最多)TOP50優勝6回(最多)2008年にはJBスーパーバスクラシックを制覇、2012、2018にはBasserAllstarClassicを制している。シーズンの合間には琵琶湖、桧原湖、北浦、亀山ダムでガイドも行っている。論理的考え方でバスフィッシングとトーナメントを攻略する。1974年生まれ兵庫県神戸市出身、千葉県在住。

 

表層直下を攻略できる要素が詰まったルアー「カラシ」

表層直下の釣りはクリアリザーバーではモチロンのこと、最近は平地やビッグレイクでも出番が多くなってきています。

カラシ」は表層直下を攻略するポイントがシッカリと押さえられている、とても戦略的なルアーです。

サイズ ウエイト タイプ フックサイズ 本体価格
59mm 3/16oz. スローシンキング #10 + #10 (Tinsel Hook) 1,600 円

メガバス公式「カラシ」詳細ページはこちら

 

 

出典:YouTubeチャンネル「小森嗣彦のコモチャンネル」

 

これを使いこなせればバスがボイルをしているような状況はもちろん、ベイトフィッシュを狙っているバスに対してシーズン問わず大きな武器となるでしょう。

スプーキーなビッグフィッシュでも迷わず口にしてしまうリアルな一口サイズの「カラシ」。このサイズ感に加えて後程説明しますが、リアルなカラーバリエーションを備えていることは、タフな状況でも迷わず安心して投入できる要素でもあります。

そして同サイズのミノーやペンシルベイトなど。あらゆるベイトルックなルアーたちと比べ、群を抜いて飛距離が出せることも大きなポイントです。

今までならボイルが起こっていても届かせなかったり、通したいポイントにルアーを届かせるため、釣り人側が近づき過ぎてバスが逃げてしまった経験はないでしょうか? 飛距離はそういった場面で大きなアドバンテージとなります。

 

そしてバスを寄せる2WAY+αのアクションができることも大きなポイント。その1つはトゥイッチワークによる軽快なドッグウォーク&ダートアクションです。

リップのあるミノーとは違って、アクション開始時に軽くロッドワークさせるだけで水を逃がすように首を左右に振ります。止めた瞬間もピタっと止まるのではなく、一瞬アクションが抜けるような感じでヨタヨタと止まります。

それを繰り返すドッグウォーク&ダートアクションは、強い水流を出してバスを寄せるのではなく、そういった水押しでは見切ってしまうような小難しいバスにとても効果的です。

 

i字アクションも演出させることができる

そしてスローリトリーブをさせることで、デッドリーベイトを彷彿させるi字アクションも演出させることができます。ストラクチャーの陰や、下にバスが潜んでいるであろう表層付近を引いてあげると、そのままバイト。あるいは後ろから狙いを定めたバスがチェイスしてきます。

巻くスピードは私はギア比5.6:1のベイトリールで1回転2.5秒くらいの巻スピードです。

i字アクションのコツはとにかくそのゆっくりと巻くスピードです。そしてラインの重みや風で横にルアーが流れていかないようなコース取りで狙うことです。

 

後ろからついてきて、中々食わないバスに対しては少しピードをアップさせてあげるか、軽くトゥイッチを入れることで食う場合もありますが、しびれを切らしてバスの間合いの外で動かしてしまうと逃げてしまうこともあります。

私個人的にはチェイスがあった時は、我慢比べのようにユックリ巻き続けるほうがバイトにつながった経験が多くあります。

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