ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR 第999回「吊るさない吊るし!? が変えるデカバス事情!仮想TOP50弥栄湖戦」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

早いアフター、遅いプリを狙う方法

では、勝てるバスを釣る方法とは何か? それはいち早くスポーンを終えたアフターの大型バスを狙うか、フロリダ系の血を引くと思われる産卵の最も遅いプリの大型メスを狙うかになる。

どちらを狙うにしても、この時期の鉄則とも言える共通点は「デカいヤツほど浮いている」である。

違う点は「アフターは浅いフラットを意識し横に動きながら浮く」、「プリ〜ミッド直前のメスは水深のある縦ストを意識し静止して浮く」と言う点である。

故に同じ浮いているでも狙い方は異なる。いずれにしても「底」で食わせると、見えないベッドの小型のオスばかりになるのがこの時期の陥りやすい落とし穴である。

最強ルアーを紹介!

では、これら2タイプのバスを狙うのに最強のルアーは何かといえば、両者共通で最強と断言できるのが「ギルロイドJr.」と「ウナジュウ(イールクローラー10インチ)」である。

もはや春の最強兵器の筆頭と言っても過言ではない「ギルロイドjr.」、「三原虫」、そして「ウナジュウ(イールクローラー10インチ)」。 この時は「ウナジュウ」のワッキーノーシンカーを、キャスト精度重視のスタリオンGTで使っていた

「ギルロイドJr.」は、ブルーギルがブラックバスのスポーンの大敵であるとともに、ブルーギルのネスト(ギルネスト)も増える時期で、特にギルネストの多い弥栄湖ではアフターにも最強無敵の武器になる。特にギルネスト付近で見付けたバスのギル喰い反応は尋常ではない。

正直な話、弥栄湖戦のために「ギルロイドJr.」のフックサイズを一切変えずにダウンサイズしフックアップ率を上げ、トウィッチで誘える制動距離を最短にした「ギルロイドベビー」を作っていたといっても過言ではない。

「ウナジュウ」は、3年前の弥栄湖戦で弥栄湖JBレコードになる4kg近いロクマルを仕留めたことで一躍有名になってしまったが、コチラに関しては月末発売になる「TOP SECRET」で実際の一部始終を全て見られるので、百聞は一見にしかずである。

ウナジュウの試合での本気の使い方はDVD「TOP SECRET」(5月末発売)で全て公開。この弥栄戦でのロクマルの釣り方も、言葉で解説するより試合での実際を観た方が10倍、理解できる

両者ともキモは「バスの目線位置より上で気付かせ、バス自ら近づいてこさせる」ことであり、その極意は後述する「吊るし」とも極めて共通点が多いことを意識しておこう。

「ギルロイドJr.」そして「ウナジュウ」は最強兵器。しかし、バスのフライが数多く発生していれば「バスロイドJr.」、「ベビーバスロイド」の「バス喰いパターン」は時としてギルロイドパターンを凌ぐ!

浮いたバスを仕留めるテク!最新「吊るし」事情

2 / 4
前へ 次へ