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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】スポーニングの進行具合は?南湖西岸南エリア状況①

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南湖西岸の南エリアを中心にスポーニング

南湖西岸南エリアでは、一度卵を落としたメスが釣れるようになった。メスの尾びれには卵を落とした後に砂をかけるために、傷があることが多い

昨年は4月10日に井筒前の桜は満開だったが、今年は4月1日に満開を迎えた。桜から見る季節の進行は10日ほど早くなっているが、湖の季節の進行もそのスピードとほぼ一致している。
南湖内で確実にスポーニングが進行しているのは、西岸の南エリアの浜大津、自衛隊、井筒、若宮のワンド。これらのエリアではメスの卵を排出した形跡のある個体が釣れだしており、オスのベッドであろうバスのヒットも多い。
ただ、レンジは深く、スポーニングベッドは見えないレンジがメインだ。水深2mぐらいのレンジに多く、目視できる水深にはスポーニングベッドは形成されない。
ディープホール、下物エリアもある程度はスポーニングが進行しているように感じられるが、沖のエリアである分、南湖西岸の南エリアに比べて少し遅れ気味というイメージだ。
南湖西岸エリアでも、アクティバ、名鉄エリアはプリスポーンすら本湖面では動いておらず、4月中旬から4月下旬がピークとなるだろう。東岸では赤野井、木ノ浜が次の動きとなることは間違いない。
南湖の最南端から瀬田川で3月中旬にスポーニングしたのが第1陣、南湖西岸南エリアを中心に下物の一部で3月末から4月上旬にスポーニングしたのが第2陣とすれば、これから動く個体は第3陣となる。
そのため、4月中旬の狙いとしては、スポーニング第3陣となってくるだろう。

南湖の北エリアでは、まだ抱卵したプリスポーンが主体。これらが第3陣のメスであり、プリスポーンラッシュとなる第3陣を4月中旬から下旬はいかに捉えるかが課題となる

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