解禁直後の渓流ルアー。
低水温・低活性など、盛期のプレッシャーとはまた違った条件下での釣行が多いが、およそ半年ぶりの渓魚に再会するためのコツを勘所としていくつか紹介しようと思う。

九嶋 貴文(Takafumi Kushima) プロフィール
解禁直後のエリアセレクトで意識すべきこと
早春の渓流の条件から攻略法をあえて言うなら「水温=活性」と考えること。
寒い冬を乗り越え体力的にも衰えがちになりつつも、食欲を奮い立たせてルアーにアタックさせるために重要なのは、できるだけ水温が上がりやすい川を見つけること。陽当たりの良い山筋から流れる小渓流(枝沢など)が特に狙い目。
魚の活性も上がりやすくルアーへの反応も良い。


基本はアップストリームでキャストし、ルアーは動かしすぎず地味目のアピール。言い換えれば「スローで丁寧な釣り」を意識する。
低活性が前提なので、粘り強く攻めることも必要で、盛期のハイプレッシャー1投目のキャスティングテクニックとは違い、数投目のキャストでも十分にヒットチャンスがあるため、ここぞと思うポイントなら、立ち位置を変えダウンストリームでルアーをステイさせじっくりアピールして誘うのも有効になる。水深のある大場所は、越冬ポイントとして魅力的だが陽当たりの良い場所は浅場でも水温が上がりやすく、その分活性の高い魚がいる可能性もあるため、キャストすべきポイントになる。


押さえるべきルアー
早春の渓流ではレンジを細かく調整しながら探り反応を見てコンタクトを増やすことが重要になるが、“Viva”のヘビーシンキングミノー「プエラノ 45s」と「プエラノ50S」はキャストもしやすく、平打ちアクションが魅力的。

直線的でも表層近くをブレードの回転でじっくりアピールしてくれるスピナータイプの「プライザー」。目先を変えるのに一風変わった、極小スピナーベイトの「ビザレス」。どれもカラーが豊富で、タイプ別にマメなローテーションが釣果への近道に。





タックルについて
タックルは4〜5ftのULまたはL。
グラスロッドはスローなアクションでキャストもしやすく魚とのやり取りが楽しめる。カーボンロッドは素材の反発力を活かしたテンポの良い操作性で軽快な釣りができる。私の場合はスピニングタックルを使用するが、テンポやキャスティングコントロールを重要視するならベイトフィネスも有効になる。リールは1000番クラスにラインはナイロンライン5lbを50m程度巻き、先端にスナップを付けてルアーローテーションを手軽にできるセッティングにしている。ラインは張りの強さやトラブルを避けるためにナイロンラインがメインでPEラインの出番はほとんどない。

最後になるが、早春の渓流ルアーでは「全てゆっくり釣行」がコツ。
早朝は低水温のため日が上ってくるタイミングにスタートを合わせ、じっくりルアーをアピールして誘う。キャスティング回数を出来るだけ多く、雪代が出始める前までの時間で勝負するのが効率的な釣行。オススメのルアーを準備して、いざ早春の渓流へ!

























































