魚との唯一の接点、「フック」。リールやロッドを気にしがちであるが、実はフックを変えることでキャッチできる一匹がいるかもしれない。2026年、gamakatsuから登場した「スタンダードトレブルS-SP」は、そんなフックの”新たな選択肢”として注目を集めている。
今回は、この注目の新製品の特長を、プロアングラー久保田剛之氏・高橋優介氏のインプレッションから解説していく。
スタンダードトレブルS-SP【gamakatsu】

「スタンダードトレブルS-SP」のSはスタンダードの意味。 従来の「トレブル-SP」シリーズに使われる超硬質素材とは異なり、一般的な高炭素鋼が使われているのが「S-SP」だ。しかし、スタンダードグレードでありながら防錆加工「ハイパーシールド」を採用しており、ソルトゲームでの高い耐久性を誇る。
| モデル | TREBLE S-SP | TREBLE SP MH / TREBLE SP XH |
| 素材 | スタンダードグレード素材(高炭素鋼) | トーナメントグレードワイヤー(特殊合金) |
| 表面処理(防錆) | ハイパーシールド | ハイパーシールド(M/MH/H) スズ+トップコート(XH) |
| 強度 | ○ | ◎ |
| 硬度 | ○ | ◎ |
| 靭性(粘り強さ) | ◎ | ○ |
| 耐摩耗性 | ○ | ◎ |
| 鈎先角度 | 内向き | シャンクと平行 |
| アイ形状 | MH:通常アイ XH:新「マジックアイ」 |
マジックアイ |
| アイの向き | センターバランスアイ | センターバランスアイ |
| バーブサイズ | ノーマルバーブ | マイクロバーブ |
| パワーラインナップ | MH/XH | M/MH/H/XH |

| 号数 | 線径(mm) | 重量(g) | 入数 | 希望本体価格(税別) |
| #12 | 0.72 | 0.21 | 6本 | 500円 |
| #10 | 0.76 | 0.26 | 6本 | 500円 |
| #8 | 0.92 | 0.42 | 6本 | 500円 |
| #6 | 0.99 | 0.57 | 6本 | 500円 |
| #5 | 0.99 | 0.6 | 6本 | 500円 |
| #4 | 1.07 | 0.74 | 6本 | 500円 |
| #3 | 1.16 | 0.91 | 6本 | 600円 |
| #2 | 1.26 | 1.2 | 5本 | 600円 |
| #1 | 1.35 | 1.5 | 5本 | 650円 |

| 号数 | 線径(mm) | 重量(g) | 入数 | 希望本体価格(税別) |
| 1/0 | 2 | 3.8 | 4本 | 1,000円 |
| 2/0 | 2.14 | 4.6 | 4本 | 1,000円 |
| 3/0 | 2.28 | 5.6 | 4本 | 1,000円 |
| 4/0 | 2.44 | 6.8 | 4本 | 1,200円 |
| 5/0 | 2.59 | 8.7 | 4本 | 1,400円 |
| 6/0 | 2.77 | 11 | 4本 | 1,700円 |
gamakatsu公式「スタンダードトレブルS-SP シリーズ」詳細ページはこちら
また、針先の向きにも違いがあり、ストレートな針先で「触れれば掛かる」従来のSPに対し、S-SPはわずかに内側を向いた形状を採用。これにより「深く刺さってしっかりとロックする」設計となっている。

さらに、トレブル-SPに比べ、価格が抑えられたハイコストパフォーマンス仕様であることも大きな強み。より手軽に新品に交換できるため、鋭い針先をキープした状態で実戦に臨むことができる。
高橋優介×久保田剛之「2人の共通見解」
そんな「スタンダードトレブルS-SP」をシーバス界の実力者、高橋氏と久保田氏によるインプレッションが紹介されている。まずはこちらの動画を見てほしい。
スタイルの異なる2人がS-SPのインプレッションで口を揃えたのが、素材特有の「粘り」と「キープ力」。
「硬すぎない」が武器になる
S-SPの素材が持つ適度な柔軟性(粘り)を高く評価。久保田氏は「ショートバイトでも針先がコンタクトしている時間が長く、素材のたわみで追従して深く刺さる」と分析。

高橋氏も「粘り強い素材が衝撃を吸収し、強引なパワーファイトでも身切れや伸びを防ぐ」と語る。 硬いSPとは違い、フック自体がクッションとなって魚をバラさない。これがS-SPの特長の一つといえる。

深く刺して、逃さない
内向き形状のメリットについても意見は一致。 高橋氏は「口の中から外に出ようとする際、カンヌキなどの硬い部分に深くフッキングする」と指摘。 一度掛かればロックされ、暴れる魚も安心して寄せられる「バラシにくさ」が共通の認識となっている。


両プロとも、ボトムや岩に当てる釣りには、硬度が高く針先が鈍りにくい「SP」を推奨。 対して、中層〜表層の釣りや交換頻度を高めたい時には「S-SP」がベストマッチとのこと。


トレブルフックの新たな選択肢に
一度貫けば深くロックする「内向き形状」と、強烈なファイトもしなやかに受け止める「素材の粘り」。S-SPは、コストパフォーマンスと「獲るための性能」を高度に両立させた、実戦派のためのフック。
フックを変えることで、釣果も変わってくるはず。新たなフックの選択肢の一つとして、試してみてはいかがだろうか。



























































