【琵琶湖…初夏ではなく真夏へ】注意!熱中症!ガイドで推奨する熱中症対策について/永野総一朗
7月に突入。
数年前までは“初夏”や“アーリーサマー”と呼ばれていたこの時期も、昨今では、もはや真夏といえるでしょう。連日30度を超える気温に加え、琵琶湖の水温も25度を超えて、一気に30度近くに達し、場所によっては30度を超えている所もあります。
気候は明らかに変動しているのです。
釣行時間の変更を推奨
最近思うのは、釣行時間も気候に合わせて変更していく必要があるということ。
通常のガイドは7時から17時までで、間に1〜2時間の昼食と休憩を挟むのが“たまらんばいノーマルスタイル”、というよりも琵琶湖ガイドの多くが、採用しているスタイルだと思います。しかし、一昨年よりこの7〜8月の釣りに関しては、他のガイドさんも実践しているように、以下の2パターンを考えています。
例えば5時出船〜13時上がり。
例えば7時出船〜11時まで釣り、11時〜15時で休憩・仮眠(必須)、15時〜18時まで釣り。
「熱中症とか甘え」と考えていた時期もありましたが、今はとんでもないことです。
熱中症対策は万全に
基本的に遠方からお越しになるゲストさんが多く、ご自身よりもゲストさんの方が寝不足であるケースがほとんど。休み前なので、お酒を飲んで寝られる方も多いでしょう。
しかし、この寝不足からの灼熱の釣りは、ハッキリ言って一番危険です。

ちなまに釣りの方はどばふ!!!エビモやフサモが見える場所でHUMINNOW111FS
釣りをしていて“ヤバい”と少しでも思ったら、スグ水に飛び込む、抵抗がある方なら水を頭からかぶる。ボートフィッシングにおいては、これが一番即効性があります。水分補給も大事ですが、口からだけでなく、身体でも水分を摂るようにしてください。
こんなことにならないためにも、僕はどちらかと言えばロング休憩プランを推奨。
ランチを食べて、必ずそのまま仮眠を取るのがオススメです。車でエアコンをかけて寝るのも良し。オススメは南湖であれば「あがりゃんせ」や「水春」。沖島近辺なら「長命寺温泉天葉の湯」。最北なら「北近江リゾート」など、少し車を走らせたらいけるスーパー銭湯などがあります。そこで昼食と仮眠休憩をとるのが最近のスタイルです。

湖北の北近江リゾート。長浜や尾上から車で走ってランチ&休憩しにきます。
一度経験すると分かりますが、疲れが全然違います。熱中症対策にもなるし、何より午後の集中力が全く違います。このロング休憩プランは、一昔前なら道楽のような一部のラフな楽しみ方だったかもしれませんが、気候変動した今、もはや早上がりもしくは仮眠休憩は釣りを楽しむためにも必須。
僕たちは当たり前のようにお昼ご飯を食べていますが、同じように、お昼ご飯と昼寝が当たり前になる世界を望みます…! とにかく熱中症には気をつけて! 皆様ご無理なさぬよう、夏のバスフィッシングを楽しんでください!
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