今江克隆のルアーニュースクラブR「釣りがしやすい空調服、フェイスガード、水分補給などなど、猛暑の最新必須アイテムを紹介」 第1246回
今週は、激アツな遠賀川にTOP50第3戦プリプラで滞在中だが、あまりに激サムな手応えのなさでネタになるようなバスも全く釣れずの大苦戦中。
なので、ちょっとした今年の猛暑における今江的小物大物?必須アイテムを紹介しよう。
まず必読を!
と、その前にお知らせです。
先日、ブラックバスが日本に入って100年の節目となる今年、JB/NBC会長の依頼で「日本のプロトーナメントの歴史と未来」、および「エコルアー新時代」をテーマにJB副会長・綿井氏とロング対談を行ってきた。
その模様が釣り業界紙「釣具新聞」と釣具新聞WEB版にて配信されている。
今江的に日本のJBプロ発祥の歴史と、これから日本でバスプロとして人生を全うするために必要な事、「JBプロ」としてのスタンスをちょっと真面目に語っているので、特に若手プロ、将来プロを目指す若手アングラーは、是非、読んでみてください。
この空調服がいい!
さて、今回6月なのに危険な暑さの日陰が一切ない都会の川、遠賀川対策としてどうしても試したかったのが「ハイバックファン」の空調服だ。
従来の空調服は、ほとんどが腰の上か脇のかなり下部分にファンが設置されている。
ところがこの位置だと、まず腰巻ライフジャケットを巻くのにファンがかなり邪魔な位置にあり、浮環部分がベストで隠れてしまい安全性に不安を感じていた。
またバスボートのシートに座るとファンが腰にあたるし、シートに挟まって空気は吸いにくくもなる。
さらに今江的には「肝臓」「腎臓」部分に直接風を7時間近く当たり続けるのが非常に苦手だったのである。
そこで昨年、超有名大人気ブランドのバートル・エアクラフトの「ハイバック」モデルが出た時は、すぐに買おうとしたが全く入手できず、今年も5月の段階ですでに入荷4ヶ月待ち(9月!)で超ガッカリしたのである。
そこでAmazonで似たようなものを探していて見つけたのが「Letibe」のハイバック空調服だ。
「リチビー」って読むのかどうかは知らんけど、オオツカのリチビーとは違うものだが、なんとなく親近感が沸いてお試し購入。
Amazonで翌日入手で、4,000円クーポン付きだったので9,500円ほどの安価でアッサリ手に入った。
まぁ無名メーカー(日本のメーカーと書いてあるが…)、いかにも「バートル」の◯◯◯モン?と思い、ダメ元お試し購入だったが…。
ファンは、基本的にバートルとほぼ同じで、バートルのベストにも互換性がありそうな感じ(未確認)。
購入して早速回してみると、バートルより若干甲高い回転音だが、むしろバートルより静音な印象。
昨年使っていた腰上ファンのバートルが最強風圧36Vなのに対し、リチビーはなんと「42V爆風仕様」がウリ。
もちろん16V~42Vまで風量調整機能はバートル同様だ。
すぐ壊れるんちゃうか?燃えるんちゃうか???とか疑心暗鬼ながら、猛烈な暑さの遠賀川で現在5日間連続使用した結果…少なくとも現時点でのインプレ(ステマでは決してありません)は、これもしかしてバートルより良いかも?
というか、ハイバックは予想通り腰上ファンや脇下ファンに比べてダントツの涼しさ。
とにかく首や肩周りへの風の通り抜けが抜群で、首筋やうなじの毛が逆立ってなびくほど。
今までロボコンみたいに風船状にベストは膨らむけど風の首や顔周りへの抜けがイマイチだったのが完全解消、それほどパワーを上げなくとも段違いに涼しく感じることは間違いない。

コチラはバートルの空調服
ベスト形状も意外にスタイリッシュでバートルと何ら遜色ナシ。
ライジャケも邪魔にならないし、バスボートのシートにもたれても邪魔にならないし、何よりキャストで最も激しく動かす肩甲骨付近を冷やしてくれるので肩凝りも軽減した感じ。
ちなみに9~15時まで中レベルの風量で十分暑さに耐えられるので毎日連続使用してみたが、バッテリー残量は60~70%と余裕の容量。
結局、爆風42Vは気温35度程度の暑さなら、ほぼ使うこともなかったほどだ。
バッテリーはバートル・エアクラフトに比べて倍近い厚みだが、重さもさほどではなく着ていて全然重いと感じることはなかった。
それ以上に容量がダントツに多いので、恐らくうまく風量調整すれば丸一日でも余裕で持ちそうである。
ただ、風量調整がちょっとわかりにくい(トリセツ読んでいないけど)のと、長時間使ってスイッチを切ると背中のファンが結構熱く感じたのがちょっと気になるところ。
背中に結構密着しているからそう感じるのかもしれないが。
最近、空調服等のファンやバッテリーでの火傷や炎上事件が相次いでるというニュースも見かけるので、超有名バートルと比べてそこらへんがやや不安なのが正直なところだが「日本メーカー」って表示に期待したい。
これからひと夏、慎重に使用してみてまた再評価してみたいと思うが、少なくとも今回の遠賀川はハイバックのお陰で昨年よりはるかに快適であることだけは確かである。
さきほど、見たところ、「リチビー」のハイバックはAmazonでまだ普通に買えるようで、超絶入手困難なバートル人気の凄さを改めて実感してしまう。
お気に入りのフェイスガード
次に今江的超お気に入りで、お気づきかと思うが最近ずっと付けているフェイスガードを紹介しよう。
これ、実は山下会長と河口湖でお会いした時に、「今江クン、コレいるか?」って言われて、断る訳にもいかず笑、貰った謎のフェイスガード。
「会長、これ試合で着けてもいいんですか?」と聞くと、「中国の新興バスメーカーでJBへの協賛決まっているからいいよ」と言われ、ちょっと試しに使ってみたところ…
めちゃくちゃマジで気に入ってしました。
なんで気に入ったかと言うと、これ、まさにサバゲーのフェイスマスクそっくりなんですわ。
要はただのチューブ状ではなく、立体裁断で鼻と頬の膨らみに沿ってフィットする独特のライン形状で縫製されてます。
だからフィッティングが素晴らしく、しかも鼻と口の部分に呼吸穴が開いているので、完全フルフェイスみたいに装着しても呼吸が苦しくなく、サングラスが曇らないのが最高に気に入った理由。
最初は口と鼻に日焼けでヤバい穴跡が付くんじゃないかと心配でしたが、現時点では何事もなく無事です笑。
また、紫のラインの入れ方が素晴らしく、小顔効果、顔痩せ効果抜群で写真映えも良いのが素晴らしい。
あまりに気に入ったんで、ネットで頬に入っていたロゴ「ORIZ」と検索して購入しようとしたけど一向に見当たらず、誰に聞いても知らないので渋々JBに問い合わせたら、中国の新興バスメーカーだったって話です。
なのでワシもまだ1つしかなく、もうノビノビになって困っているところでJBに何とかしてくれと頼んでいるくらいのお気に入りです。
余談ですが、中国バス事情…秋頃からなんだか激アツくなりそうな雰囲気凄いです。
そして何よりこのフェイスガードが一番気に入った最大の理由がコレ。
このフェイスガード、サングラスの下面ラインにまでキレイに被せられるので、あの地獄虫「メマトイ」が完璧にガードできるんですわ。
これだけのメマトイにまとわりつかれながら集中力を維持できたのは、このフェイスガードのお陰でした。
ちなみにコレも決してJB依頼のステマ等では決してありません。
最初は別に必要ないので捨てようかと思ってたぐらいなんで(会長には内緒ね)。
水分補給は?さらに続く、推しのアイテム紹介