少し前に、ラグゼ・アベンジから新たなディープクランク、そしてスイミングジグが登場するということで、「いそっち」こと礒村雅俊さんに話を聞いた。
今回はビッグベイト編。礒村雅俊さんにアクションを入れるビッグベイトについて聞いてみた。
アクションを入れて使うビッグベイト
磯村さんが琵琶湖で使用するビッグベイトとして、具体的なルアーをいくつか挙げてくれた。
その際に、さまざまなシチュエーションはあるものの、基本的にはタダ巻きで使うビッグベイト、そしてもうひとつ「アクションを入れて使うビッグベイト」があるという。
今回は、そのアクションを入れるビッグベイト、そしてビッグベイトにアクションを入れるためのロッド「アベンジB68XXH-R」について話を聞いた。
まず、具体的にアクションを入れて使うことが多いという具体的なビッグベイトを挙げてもらった。
下に紹介する限りではないのだが、礒村さんが比較的多く使うのがDRTのクラッシュ9、デプスのスライドスイマー250。
デプス・スライドスイマー
これらを使ってアクションを入れるビッグベイト、その使うべきシチュエーションとは…。
礒村さんは「大きく分けると、捕食でビッグベイトに寄ってくる時と好奇心で寄ってくる時とがあると思います」と話す。
捕食と好奇心、ビッグベイトにアクションを入れる場合は「好奇心」を刺激したい時に多用するという。一方、捕食でビッグベイトそのものを好みのエサだとバスが思っているであろう場合はオーソドックスなタダ巻きで使うことが多いという。
例えば漁礁などで、レンジなどはある程度アバウトで投げてみる。突発的なジャークやトゥイッチを入れてみると、バスが見にくることもあるそうだ。
縦ストなどに絡めて、ス~ッとそのまま通過させるのではなく、移動距離を抑えながらアクションを入れるとバスが姿を…。ここでそのままバイトが出なくても、いることが分かる、またフォローの違うルアーを入れることができる。例えばクラッシュ9で見せてサカマタシャッド8で食わす、といったことも可能。
ビッグベイトにアクションをかけるロッド「アベンジ68XXH」
6オンスクラスが主流になり、ロッド操作によるアクションが標準化した時代。礒村さんが使用するロッドはアベンジB68XXH-R。
6.8フィートの比較的ショートなレングスながら6オンスルアーを〝振り切れるロッド〟で、ティップにかけては操作性に長けた繊細な仕様、まさに〝小技を利かせるビッグゲーム〟という一見すると相反する要素を一手に引き受ける機種だ。
B68XXH-R
Lure 1/2~6oz(14~170g)
Line 14~30lb
これまでビッグベイト、ヘビーロッドといえばロングロッドが主流とされてきたが、ショートロッドはキャストの正確性も上がりやすい。
現代バスフィッシングで重要な繊細なキャストが求められるシーンでも大いに活躍が期待できる。
また、オカッパリでの使用にも触れておくと、そもそもキャストできるスペースが限定されやすいため小規模フィールドでも非常に重宝するだろう。
ビッグベイトを振り切れる、操れる、パワーとテクニックを兼ね備えた現代ビッグベイトにマッチしたアベンジB68XXH-R、デカバス捕獲の相棒にぜひ試してみたい1本だ。
■クラッシュ9のタックル例
ロッド:ラグゼ・アベンジB68XXH-R
リール:メタニウムmg XG
ライン:フロロドレイク25lb
ルアー:DRTクラッシュ9(フロント・リア共にトレブルSP-MH #1)
【ラグゼ・アベンジ公式製品ページは→コチラ】
礒村雅俊(Masatoshi Isomura) プロフィール
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