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【これで疑問が解消される?!】「釣りフェスティバル2020」で集まった疑問・質問を家邊克己が回答!

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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今回は、以前横浜で開催された「釣りフェスティバル2020」のトークショーの際に集められた質問アンケートに答えていきたいと思います。

いくつかの質問には動画で答えているのでそちらもどうぞ御覧ください。

 

釣りフェスティバルで頂いた質問に答えた動画がコチラ↓

出典:YouTubeチャンネル「 THIRTY34FOUR」

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

 

Q.アジが食してる物をどのように判断したら良いのでしょうか?

まず1つ目の質問、「アジが食してる物をどのように判断したら良いのでしょうか?」。

これに関しては、ストマックポンプを使って胃の内容物を調べるか、持って帰った際に胃も捌き中身を見ると確認ができます。

胃の内容物を見た時に魚などが食べられていれば骨やヒレなどの残骸が残っています、もし中身が何もなくて黒い小さな点みたいな物があればそれはプランクトンの残骸です。

 

Q.デイはやっぱり難しい?

デイアジングもナイトアジングも全く変わりません。アジがいればデイもナイトも関係なく食ってきます、釣り方も全く同じで大丈夫です。

ただ夕マズメだけは少し違い、夕マズメに入ってくるアジは魚(ベイト)を追いこんで入ってくることが多いので、釣り方はジグヘッドをガンガン動かしワームを目立たせストップさせたらそのリアクションで釣れます。

 

Q.「PSR-60 the next stage」のリールとしてお薦めのベストリールは?

200g前後の重さまでのリールが使いやすいと思います。僕はダイワでいえば、「イグジスト」から「セルテート」、「ルビアス」まで。シマノなら「バンキッシュ」、「ステラ」、「ソアレBB」から「アルテグラ」まで使ってテストしましたが大丈夫でした。

 

左上:イグジスト 右上:セルテート 左下:ルビアス

出典:ダイワ公式ページ

左上:バンキッシュ 右上:ステラ 左下:ソアレBB 右下:アルテグラ

出典:シマノ公式ページ

 

 

Q.スロープで根がかりをしない方法を教えてほしいです。

スロープの攻略方法は切れ目の把握に尽きます。モチロン、それができるなら聞かないわと言う話だと思いますが、アジはスロープの切れ目に居ることが多く、スロープの切れ目には藻などの海藻が生えているのでそれに引っかかりやすいのです。

 

Q.キャロなどの遠投が必要なパターンの見極め方ってあるのでしょうか?

僕がキャロをやっていた時代は、まだベイトパターン全盛期で今のプランクトンパターンではありませんでした。勿論その当時でも冬の一時期にアミパターンと言われていた時期があり、その時には今のプランクトンパターンと同じ様な釣り方でした。

ですので、キャロの釣り=ベイトパターンの釣りになると考えます。

そうなると、夕まずめのパターンかブレイクやストラクチャーにベイトを追い詰めている魚を狙うパターンしかないと思います。

沖にブレイクやシモリがあり、その際にアジが追い込んでくると分かっているケースなどですね。

僕の場合、今の大半のアジがプランクトンしか食べていないと気が付いてからは「Sキャリー」【サーティフォー】の様なジグヘッドと同調して沈む様なスローシンキングなインターシンカーしか使わない様になりました。

これを使用するケースで最も多いのが潮が動かず、沖でライズがあるが投げてもジグ単では届かない場合。重いジグヘッドを使用すると沈み過ぎるので「Sキャリー」と「ゼログラヘッド」【サーティフォー】をセットすると非常に効果的です。

 

Sキャリー

ウエイト 数量 本体価格
1.5g / 2.0g / 2.5g / 3.0g / 4.0g 2個 560円(税抜)

 

 

ゼログラヘッド

ウエイト 数量 本体価格
0.3g / 0.4g / 0.5g / 0.6g / 0.7g / 0.9g / 1.1g / 1.3g 3個 550円(税抜)

サーティフォー公式「Sキャリー/ゼログラヘッド」詳細ページはこちら

 

Q.メバリングとの違い

基本メバルもアジも同じ釣り方で釣れますが、メバルは表層に浮いていることが多いのと、好奇心旺盛で動くものに対して興味を示します。

よってジグヘッドを表層で使うことによって釣れることが多く、これをメバリングと言う表現で説明していました。

ですが、昨今のメバルは表層でもモチロン釣れますが、アジと同じようにプランクトンも捕食するので同じようにプランクトンの塊の中に止めてやっても非常に良く釣れます。

メバルとアジは同じ釣り方ができるのでアジングロッドでメバルを掛けることも可能です。

 

Q.サーフでも釣りたいのですが何か良いアイデアはありませんでしょうか?

サーフの場合、昔はベイトパターンで結構釣れましたが、最近はプランクトンパターンが殆どなのでサーフで釣れなくなってきたのも事実です。

サーフはベイトを追い込みやすい場所で、どうしてもベイトがキーになります。ですから灯りは余り関係なく釣れたりします。

 

Q.Sキャリーをもっと上手に使いたいのですが中々私には難しいです^_^;

簡単に使われるならジグヘッドを「ゼログラヘッド」(0.6g)を使うとアタリがより明確になり、食い方も変わってきますよ。

それと風が強い時にはガン玉のBをウキ止めの下に付ける事によって、風によって「Sキャリー」が持ち上げられる事を防いでくれます。

これくらいの工夫をすれば「Sキャリー」を使いこなせると思います。

 

Q.初めてのフィールドで1匹を獲る為にすべき事、順番など教えて下さい。

僕は初めての釣り場に入った時は、どの様な場所でも真ん中に投入後、カウント5の表層から順番に下へレンジを下げていきながら変化を見つけていきます。真ん中に投げる理由は潮の流れを知るためです。

その中で最初に知るのはジグヘッドの重さです。

ジグヘッドの重さは、そこのアジの密度の濃さに変化します、例えば0.8gで探った時にアジがいるポイントに2秒で通過したとして、それでアタラなければジグヘッドの重さを0.5gに変えて通過する時間を長くしてアジがジグヘッドを見つけやすいようにします。

その様にしてジグヘッドの重さを決めてからワームを決めるようにしています。

それはワームに比べてジグヘッドの方が種類が少なく効率的だからです。

アジがいると言う前提でのことで、アジが居るか居ないか分からないケースの場合他にポイントがある時にはパイロットであるストリームヘッドの0.8gで表層、中層、ボトム付近と集中して3ヶ所探ってなんらかの違和感など、リアクションがあればそのレンジを細かく探ります。ない時はさっさと見切って移動します。これが僕のやり方です。

 

Q.PEでアジングするとしたらどこに気をつけてますか?

基本PEでアジングをするのは、ボートだけでオカッパリでは全く使いません

風が吹いたら全く釣りにならないし風が吹かない時ならエステルでも全く問題なく釣れるので使うことがないのです。ですから強いて言うなら風対策だけではないでしょうか。

 

次週も引き続き、残りの質問を答えていきます。

 

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