大きく変わった3つのポイント
今回アレンジを加えた部分は3点。
スイーパースティックはスティックは思い切りペラペラでしたが、HU-スティックへのリニューアルにあたってお腹側の厚さを図面上2㎜増しました。
これはワーム自体の比重を上げて飛距離UPが主たる目的ですが、今回2㎜出っ張ったお腹が、水中を引くときにボートで言うキールの役割を果たしよりまっすぐ、ブレずに進むようにできています。
オフセットやジグヘッドに装着してただ巻きしてもらえば、ボディを微動だにせず「スーーーー」っと直進するようになっています。
両面ツルツルだったスイーパースティックに対し、HU-スティックの背面(平らな方に)のみ、リブを入れています。
リブは動きの際に水を噛んでブレーキの役割を果たします。両方にリブを入れてしまうと、ボディ全体にブレーキがかかりほとんどダートしなくなってしまうんですよね。
しかし、反面だけにリブを入れることで、トゥイッチを入れた際に、リブの面にはブレーキがかかり、リブの無い腹部はそのまま滑ります。 ムーンサルトのような動きで上方向に一回転したり、水面に向かって逃げるようなアクションが出るようになるわけです。
匂い付きのマテリアルを今回から採用。あと一歩…のバスにアピールできる仕様に。
以上3点のアレンジを加えたHU-スティックですが、自分の使い方も主に3通り。
●ジグヘッドリグ
ボトムの状況にもよりますが、一番の推奨は1.8g。 ノガレスのGENTENジグヘッドの1.8g。 フックサイズは1番~2番がしっくりきます。 ミドストでも使えますし、昨年冬からボトムを連続シェイクで這わせるような釣りが特にデカイバスを引っ張っています。 春はフラットをドラッギングで流しながら新芽を探すのもありですね!
●ノーシンカー
まさに大本命!元祖表層パニックアクションですからね。 フックはノガレス 本気フックの1/0がマッチ。 外向きのフックポイントが抜けを激減してくれます。そのまま真っすぐ引いたり、連続トゥイッチで水面を暴れさせてもOKです。
●キャロ・スプリットショット
ずる引きも可能ですし、ジャークを入れるところで深いところでのダートを出すことができます。 フックは本気フック1/0、シンカーは3.5g~5gくらいの少し重めを使ってもらう方がスティックのキレが生かせます。
タックルはスピニングが基本。
リグによっても対応するロッドは変わってきますが、MACCA HUMRS-69Lや、HUMS-64L+を使っています。
ラインはガノア アブソルートAAA【VARIVAS】の4ポンド~5ポンドを使用。 PE使用ももちろん可能で、私は0.8号にリーダー8ポンドを組んで使用します。
これからの時期は、ウィードの新芽が各西岸の3~4mラインに生えだしてきます。
まずは1.8gジグヘッドのドラッギング。 ティップを曲げず、ラインスラックで叩くようにアクションさせる「トントンアクション」で新芽を探しながら釣っていくのがオススメの使い方です。 大きいシルエットのモノで反応がないときは、ぜひお試しあれ!