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フルモデルチェンジした「スワット」のスゴいところ

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フルモデルチェンジとなった天龍のシーバスロッドSWAT(スワット)

出典:天龍

全6機種がラインナップされています(ヒラスズキをメインに据えた2機種あり)。

1163S-Mは平場のヒラスズキをターゲットに据えたモデルだ

 

MODEL 全長

m/ft

継数 アクション 仕舞寸法(cm) ルアー(g) ライン(lb) PE(号) 自重(g) 本体価格
SW842S-LML 2.54/8’4” 2 R 131 MAX30 MAX16 MAX1.2 130 48,500円
SW922S-M 2.79/9’2” 2 F 143 MAX45 MAX20 MAX1.5 170 53,500円
SW932S-LML 2.82/9’3” 2 RF 144 MAX35 MAX16 MAX1.2 140 51,000円
SW972S-ML 2.92/9’7” 2 RF 150 MAX40 MAX16 MAX1.5 171 52,500円
SW1163S-M 3.51/11’6” 3 RF 121 MAX50 MAX25 MAX2.0 225 67,000円
SW1253S-MMH 3.78/12’5” 3 RF 131 MAX55 MAX30 MAX2.0 266 69,500円

2012年に2代目スワットが登場し、フルモデルチェンジとなる3代目が今作。

今回はNEWスワットのスゴいところ(笑)を、なるべく分かりやすく解説していきたいと思います。

シャープさと粘りの両立って実はスゴい

大雑把にNEWスワットのフラッグシップたる所以をいってしまえば、シャープで粘る。コレだと思います。

シャープさはもちろん遠投性能とキャストフィール、そして掛けたら曲がり込みながらもバラさず寄せてくる。

ごく簡単にいえばブランクスを高弾性にすれば遠投性能・キャストフィールは得られるが、粘りはなくなります。

逆もしかりです。

つまりはシャープさと粘りは相反する要素なんですよね。

カーボンナノチューブの採用

それを両立させるのがC・N・T。カーボンナノチューブと呼ばれるテクノロジーの採用です。

何度もお伝えしている動画ではありますが改めて。

大まかにいえばカーボン繊維に含まれる樹脂に配合すると、剥離が起きづらくなる。だから粘りがアップするわけなのです。

出典:天龍

つまりはシャープで、かつ曲がり込むロッドができあがるわけですね。

気持ちよく投げられ飛距離も向上、そして前作から引き継ぎ、竿でタメながらヌゥ~ッと寄せてこられる、天龍らしさ溢れるシーバスロッドなのです。

細かな気配りもフラッグシップらしい

フォアグリップとリールシート部には西陣織仕様のカーボンパイプを採用。

見た目にカッコいいってのはもちろんなのですが、感度にもひと役買っています。

それでもやっぱり、見た目がカッコいいってのが魅力だと個人的には思いますが(笑)。

滑り止めのローレットが刻まれたシートリング。細かなところに気配りが

ガイドはチタンフレームSiC-SリングのKガイドセッティング。このフットの高さも、使用が想定されるリールから出されるラインの角度を意識し、飛距離アップにつながる設定になっているのです。

非常に細かなバランス調整もされていて、実際にリールをセットして使用してみると軽さを感じる設計。

でも実は自重自体は前作より同じ長さであれば重くなっているんだとか!

この辺りは機種ごとのリアグリップ長や、コルクからEVAに変更されたグリップ素材の自重などを効果的に使い「実際に使った時に感じる軽さ」を求めて調整したからなのです。

出典:天龍

元々しっかり曲げて魚をキャッチする個性が光ったスワットが進化。

「進化した個性」というコンセプトにうなづけるロッドとなっていますよ。

発売が初夏というところが唯一のネック!?今すぐほしい方もしばしガマンを。

■関連動画(解説・久保田剛之氏)