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They Go(ゼイゴー)始動!各地で好釣果&珍釣果?が続出中!

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」
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1月下旬にリリースしたThey GO!(ゼイゴー)。

 

ちょっと古世代生物を彷彿させる一風変わったフォルムというかデザインのライトゲームワームですが、おかげさまで各地のアングラーさん達から予想を大きく上回る人気を博し、釣具店の店頭に並んだ物が一両日で売りきれるケースも続出。

したがって追加注文も相次ぎ、一定の確信を持って思い切って通常の倍ほども生産したメーカー在庫がみるみるうちに減っていくという、なんとも凄まじい状況になっております。

ということで今回は発売から2週間ほど経過した中、SNS上にアップされる様々な釣果をご紹介すると共に、リグやメソッドなどその使われ方と意味するところの解説をさせて頂きます。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。

 

好釣果・珍釣果が得られるワケ

まず、僕がこのワームに込めたプロットは「常識を超える」でした。

 

これは昨年秋にすでに発売済みのジュラクローにも共通する事ですが、見た目でだけでは無く、既存のライトゲーム用ワームには存在しなかったアクションや、ターゲットにスイッチを入れるためのギミックの事です。

 

「釣れる」と言うことはとても大事な要素ですが、それは製品版ルアーである以上当たり前の要素。僕が狙ったのは次元の違う「面白さ」という要素です。その点で何より常識を越えたかったのです。

ゼイゴーフォルムの根幹になっているのはまず薄く扁平である事。

練り込まれた断面形状は、横刺し(水平)にフックセットした場合水圧を縦に受けるため独特のクネリアクションが可能になり、縦刺し(垂直)フックセットでのリトリーブではまさしくライブベイトさながらの生命感溢れるタイトウォブルアクションを見せてくれます。

次が、重層かつ精緻に配された鰭状のリブです。

 

この特殊形状のリブはリトリーブ時にもフォール時にも複雑に水を攪拌します。一般的な「凹凸リブ」と違い、一枚一枚の厚みそのものも厚から薄へとエッジシェイプに作られ、かつ三角の小さな鰭形状になっているので無数の小さな水流が発生します。そしてさらにこの鰭それぞれがその形状によって透過光を複雑に屈折させ、どの角度から見てもターゲットにとって魅惑的な生命感を演出できるのです。

まあ、構造的な講釈を垂れるのはこれくらいにしておきます。これらは僕の経験から来る「釣れる要素」というものを具現化した物であり、いわば推論の域を出ないものでもありますので、釣れそうだな、とか、コレで釣りたいな、というモチベーションの一環くらいにしていただければ幸いです(笑)

 

特徴的な喰われ方!?

このところ各地から寄せられるテスター、モニター、一般ユーザー様の釣果写真を見ると、非常に特徴的な共通点が見られます。 それは、どの写真もバイトがヘッド部に集中し、ゼイゴーが口の外側にペロンと垂れ下がっているということ。

 

まるで、わざわざ口の中からゼイゴーを出して見せているように感じられますが、コレは、実は無作為にそのようになっているのです。

実際に釣ってみると、アジやメバルなどは喉の奥に呑まれていることは少なく、ほとんどペロンと外へ出ているのが笑えます。 おそらくフッキングされた後吐き出して(飲み込みやすく吐き出しやすい?)こんな状態になるのだろうと想像しているのですが、善し悪しよりも面白いと言うのが素直な感想です。

 

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