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【寒い冬こそ南の島へ】意外とお手軽!沖縄ライトSWフィッシングのすすめ

寄稿:武宮 隆史
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釣りをしているだけで寒くて指先もかじかみ修行そのもの、そんな冬シーズンが今年も到来…。

では、今年は南の島でライトSWゲームなんていかがでしょうか?

「ん?遠征?時間も費用もかかるじゃない?」と思われる方が多いはず。意外や意外、けっこう手軽に行けちゃいます。

 

さて、今回オススメしたいのは沖縄県の那覇市内を流れる川や水路での釣り。

沖縄の1月の平均気温は17℃と温暖。さすがにTシャツ短パンでは厳しいですが、比較的軽装で暖かく釣りができるので、かなりオススメですよ!

武宮 隆史(Takemiya takashi) プロフィール

ライトゲームからエギング、ライギョなどのヘビーゲームまで幅ひろく造詣が深い。 その確かな知識とスキルでサンラインのソルトラインテスター、ECOGEAR / FISHLEAGE / NORIESプロスタッフ、AGO Productsの関西Crewを務め、スタジオオーシャンマークからもサポートを受けている実力派アングラー。尼崎市在住。

 

南の島のライトSWゲーム

遠いようで意外と近い沖縄というフィールド

現在ありがたいことに多くのLCC航空が各空港に発着しています。那覇空港もそのひとつで観光オフシーズンの1~2月ならば格安で搭乗が可能。

バーゲンチケットなんかも発売しちゃうので激安で沖縄に行けることも。(ちなみに私の2019年1月の遠征時の航空料金は片道なんと3000円ほどでした!)

大阪から南紀までの高速道路料金よりも安く、搭乗時間も2時間ほどと、大阪~串本よりも安く早く行けてしまうのも魅力です。
弾丸遠征も可能ですが、宿泊しての釣行がオススメ。日中は釣り、夜はゴーヤーチャンプルやラフテーをはじめとする沖縄料理にオリオンビールなんて最高じゃないですか?

 

当然ホテルも同様オフシーズンですので安くお得に宿泊できます。 特に那覇中心街、国際通り近くのエリアでは、ホテルの数が多いのでタイプや予算での選択肢も多く、空港からのアクセスもモノレール1本で楽々。さらに釣りのポイントまでも徒歩圏内なので交通費の面でも◎。

 

準備するタックルはこんな感じ

今回オススメしているのはライトSWゲーム。

ロッドは4ピースパックロッド、Shoots TWITCH 50UL 【アゴプロダクツ】を使用しています。仕舞い込み寸法が機内持ち込みサイズ以下ならば余計な航空料金も発生しませんし、釣りの休憩時にカバンにしまって観光客風に沖縄そばを堪能することも可能。

レングスは足場の良い水路や川がメインなので5ftクラスで十分。アクションは小型ルアーの使用や対象魚の大きさ、魚との引きやファイトを楽しむためにもULアクション。タイプはスピニング、ベイトどちらでも結構です。 リールは#2000程度スピニングか小型ベイトリールで十分。

 

そして、ラインについて。

 

メインラインはソルティメイト スモールゲームPE-HG /0.6号【 サンライン】を使用。

出典:サンライン公式HP

規 格 号柄 0.15 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6
150m単品 LB 2.5 3 5 6 8 10
直強力(kg)MAX 1.2 1.6 2.1 2.9 3.3 4.2

 

ULアクションのロッドでもキビキビとしたルアーの動きを引き出し、軽量ルアーが良く飛ぶ4本組構成の細糸が特長のこのライン。 トゥィッチを多用してもトラブルレスで、強度抜群なHG(ハイグレード)PEラインを選択しています。
また、この時季の沖縄に多い曇天ローライト時には視認性の優れたサクラピンクカラーが一役かってくれます。

リーダーはソルトウォータースペシャル ポケットショックリーダーナイロン/#4~5【サンライン】を使用。

出典:サンライン公式HP

規 格 LB 12 16 20 25
30m単品
参考号柄 3 4 5 6
規 格 LB 30 35 40
20m単品
参考号柄 7 8 10

 

PEに対し、リーダーは少しアンバランスな号数設定に思えますが、歯の鋭いバラクーダやダツが多いのとルアーを丸のみされた場合のために若干太い号数のリーダーを30㎝ほど取っています。小型のトップウオータープラグの使用も念頭に素材はナイロンを選択します。

細号数PEと太号数リーダーのため結束も重要で、ノットの完成度を上げるためにもスベリ性に優れたTRP加工が施されたリーダーラインの使用がベストですね。

使用ルアーは4~7㎝程度の小型ペンシルベイトやポッパー、ミノーなど。干潮時などは少し足場が高くなることもありシャッドプラグなどもオススメです。ソフトルアー「アジチョンヘッド+ミノーSSシラスヘッド+グラスミノーS【エコギア】」などもテンポ良く攻めることができ有効。また、さらに多魚種を狙いたいアングラーには、魚種限定解除の異名をもつ極小メタルジグ「アゴメタル【アゴプロダクツ】」もお忘れなきよう。

 

ルアー類はかなり大型のフックを有していなければ、飛行機の機内持ち込みができるようですが、基本は手荷物検査場の現場判断。なので、最悪を想定して機内持ち込みのできないハサミやペンチなど共に預け荷物に入れるか、宅配便で事前に宿泊ホテルに送っておくのが賢明です。(ちなみに宅急便コンパクトやレターパックを使用した方が航空会社の預け荷物料金より低価格)。

他にはフィッシュグリップ「オーシャングリップ【スタジオオーシャンマーク】」は前述したように歯の鋭い魚が多いので必要。

そして、ライフジャケットはアングラーのマストアイテムなので遠征釣行時でも必携です。
が、ここで要注意! 膨張式ライフジャケットは基本的には航空輸送が禁止。宅配便で送ったり預け荷物に入れることができないので必ず機内持ち込み荷物として持参してください。

 

釣りをするポイント

ポイントは那覇市内を流れる河川や水路。

沖縄本島広範囲に多くのポイントが存在しますが、レンタカー無しで徒歩とモノレールでポイントを攻めることができること、この時季特有の北西風に強い大きな建物が並ぶロケーション、冬シーズンでも比較的水温と海況が安定しておりエサとなるベイトフィッシュが多いことなどからのポイントセレクト。

そして、ホテルや空港、食事をする店にも近いので何かと便利です。一見すると変化の無いような三面護岸の水路ですが、流れのヨレやストラクチャー、底質変化などがあり、そのような変化をランガンで撃って行くのが釣り方。

主なターゲットはギンガメアジやオニヒラアジの幼魚なので、本州で行っているようなメッキ釣りを意識すれば問題ありません。また、石組みでできたポイントがあれば、現地でミーバイと呼ばれるハタ系の魚が潜んでいる可能性が高いので、丁寧にルアーをトレースすることで釣果に結びつきます。

狙える魚はメッキアジ、ミナミクロダイ、フエフキダイ系、テラピア、ミーバイ系、コトヒキ、マゴチ、オオクチユゴイなどなど海水魚&淡水魚さまざま多魚種。

みなさんも寒い時季に暖かくライトSWゲームと沖縄を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

ソルティメイト(SaltiMate)

ソルティメイトはサンラインのソルトウォーターゲーム専用ラインブランド。あらゆるSWゲームフィッシュ用のPE、フロロ、リーダーなどをラインナップ。エギング用の「PEエギULT」シリーズ、ライトゲーム用の「スモールゲーム」や「鯵の糸」シリーズ、ジギング用の「PEジガー」など人気アイテムがズラリ!

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!