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ランカーシーバスを狙い撃つ!大型ベイトが群れる球磨川デイゲームの魅力

寄稿:松村 暢也
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皆さん、こんにちは。松村 暢也です。

今やランカーシーバスを狙いに、各地から多くのアングラーで賑わう球磨川【くまがわ/熊本県】。

私自身、もうかれこれシーバスを狙って25~6年は通い続けているホームフィールドです。

今回はそんな球磨川でのシーバスフィッシングをご紹介したいと思います。

 

松村 暢也(Nobuya Matsumura) プロフィール

熊本県の球磨川にてランカーシーバスを追い求める。 球磨川でのシーバス歴は25年以上となるベテランで、シーバス以外には季節によってトラウトやオフショアジギングも楽しむマルチアングラー。 1975年生まれの44歳。

 

球磨川という川について

日本三大急流の一つである球磨川は、球磨郡水上村を水源とし産声をあげる。湧き出た水は合流し大きくなり、流れ下り可動堰により最大の支流である前川・球磨川に分けられ、広大な干拓を有する八代海へ流れ下る。

 

上流域の大きくて美しい30センチを超えるいわゆる尺鮎は、全国的にも有名で常に釣り人を魅了。河口部干拓域では多くの野鳥が飛来し様々な生物が命を宿す。また、全国的にも珍しく、コンクリートダムである荒瀬ダムが数年の月日を要し撤去され、球磨川上流域においてもダム建設以前の球磨川本来の流れを取り戻していると言えよう。

 

この様に自然環境に恵まれ、様々な命を育む一級河川「球磨川」は、シーバスゲームにおいてもその名に恥じないポテンシャルを秘めているフィールドなんです。

 

球磨川のシーズナルパターン

球磨川シーズナルパターンを紹介すると、この様な感じになります。

春~夏のパターン

他の大型河川と同じように海水温と河川内温度が均一になると、稚鮎は河川内を遡上しはじめ満潮時の河川護岸付近を元気に泳ぐ姿が頻繁にみられるようになっていきます。

さらに少し時期が進行すると、河川内にはコノシロ等の大型ベイトが姿を見せ始めます。稚鮎を盛んに追うシーバスも、容易に産卵後のボディを回復させるべく、このタイミングで大量に河川内に押し寄せてきます。

ここが春シーバスの最盛期です。

 

秋~冬のパターン

梅雨時期による増水、真夏の渇水時期を挟み、初秋に差し掛かると”コノシロ”が河川内に大量に遡上し、上空には鳥が舞い水中にダイブし、水中では鵜(う)が盛んに魚を追い回します。

さらに秋が深くなってくると、錆色の出た落ち鮎が見え始めます。そして、水温低下と共にシーバスたちは南下し、八代海沿岸で更にベイトを捕食し体力を蓄え、産卵に備えるという1年間の構図が成り立っていきます。

 

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