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小森嗣彦が徹底解説!冬のリザーバーのデカバス攻略法【シャロー~ディープ】

寄稿:小森 嗣彦
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冬のバス釣り特集2019

小森 嗣彦(Tsuguhiko Komori ) プロフィール

JBのトーナメンターとして、同協会の最高峰TOP50プロシリーズを戦うトーナメントプロ。年間チャンピオン3回(最多)TOP50優勝6回(最多)2008年にはJBスーパーバスクラシックを制覇、2012、2018にはBasserAllstarClassicを制している。シーズンの合間には琵琶湖、桧原湖、北浦、亀山ダムでガイドも行っている。論理的考え方でバスフィッシングとトーナメントを攻略する。1974年生まれ兵庫県神戸市出身、千葉県在住。

 

こんにちは、小森 嗣彦(こもり つぐひこ)です。

ついこの前まで、暑いなんて言ってたのに、気づけばもう冬目前。

11月中はまだ暖かい日もありますが、朝・夕なんてすっかり冷え込んできましたね。

そんなこんなで、もうすぐはじまる冬の釣り。

冬といえば、水温の低下とともにバスも活性も下がり「釣りにくい」なんて言われがちですが、狙い方次第で結果は出せるし、しっかり考えて釣りをすればスキルアップにもなる、私の大好きなシーズンの1つ。

今回はそんな冬バスの狙い方についてご紹介していきます。

 

冬はスキルアップできるシーズンと捉える

秋が終わりに近づくと、西から移動性の高気圧と低気圧が交互にやってきて、その途中で西高東低の気圧配置を作り出すと、北風と共に寒気を連れてきて気温が下がっていきます。

気温の低下に伴い、湖ではどんどん水温が下がっていきます。
で、水温が下がり始めた頃から徐々にバスを釣るのが難しくなってきます。

しかし、それからがバスフィッシングの上達を目指す方には、とてもおススメな時期だと私は考えます。

なぜか。それは、この時期はバスがどこにいるのかをしっかり考えて理解して、釣り方も中途半端ではなく、何をやっているかちゃんと考えて狙わなければ釣ることができないからです。

なので、この時期にバスを釣ることはとても意味があるんです。

 

水中の冬の定義

夏の間、大雨が降ったりしなければ、たいていのフィールドでは水中にサーモクラインと呼ばれる水温の大きく変化する層があります。

水温が下がり始めるとその層がはっきりしなくなります。

これがターンオーバーと呼ばれる現象で、凍らない湖ならば翌年の春が終わるまで続きます。
ターンオーバーが始まると、冷やされた表層の水が掻き混ざるのが早いため、全体的に水温はどんどん下がっていきます。

その水温が全体的に下がる時期が水中の秋です。
ある程度一気に下がると、水温10℃前後で下がり方が少し緩やかになりますが、その頃からを冬と定義してお話していきましょう。

 

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