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バイトがない時、何を考えますか? ~反応が無い、という反応~

寄稿:津輕 辰彦
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よくある質問

不定期募集ではありますが、私はスピナーベイト道場と銘打った、「スピナーベイトに特化したレクチャーガイド」を主宰しています。

スピナーベイト道場ゲストさんがラスト15分でキャッチしたナイスフィッシュ!諦めない心が大事です!

現場で受ける質問に、「何も反応がない時はどうしたらよいのか」というものがあります。

まず大前提として、「バスフィッシングは様々な要素が正しく絡み合った時に魚からの反応を得られるものである」と考えています。

それは逆に言えば、魚からの反応がないということは、「何かの要素が正しくない」ということです。

分析はマクロから

状況分析は大局から始めていって、徐々にブレイクダウンしていくことをオススメします。

例えるならば、「まずは天気。次にエリア。その次はレンジがきて、今度はアプローチ。ここまできたらルアーを考え、最後にルアーカラー」という感じです。

水の色はもちろん、カレントや水質にも気を配りましょう

反応がなければ、何かの条件が魚と合っていない証拠なので、どんどん変えられるものを変えていけばよいのです。

エリアを変える、レンジを変える、アプローチを変える、ルアーを変える…と試していきましょう。

エリアをたくさん消化するのが大事

中でも最も大事なのが、エリアをたくさん消化することです。

狭いエリアの中で色々試してようやくワンバイト得られたとしても、全く別のエリアではイージーにバイトが得られるかもしれません。

濁りはプラスの場合が多いですが、慢性的な濁りは魚の活性を下げてしまいます

エリアの地形や立地によって、水の動き、水質、水温などが違います。水の状態が異なれば、バスのアクティブ度合いも異なります。

バイトがなかなか得られない時こそ、大きな目で湖を見てみることが大事です。

ワンドの奥がダメなら入口の岬をやってみるとか、ブレイクがダメならフラットをやるなど、逆のシチュエーションを試すのもよいでしょう。

冷え込みがキツくなり、バイトが遠くなる時期。そんな時こそ今一度、自分のタクティクスを見直してみましょう

困った時こそ巻く!ハードベイトを活用してどんどん移動すべし!

エリアをたくさん消化するためには、キャスト数を増やす必要があります。そのためには、ハードベイトを活用するのが手っ取り早いです。どんどん移動して、アクティブな魚がその日に好む状況を探しましょう!

津輕 辰彦(Tatsuhiko Tsugaru) プロフィール

津輕辰彦(つがるたつひこ)…1986年生まれ。プライベートでもハードベイトしか投げないハードベイター。特にスピナーベイトを得意とし、H-1グランプリではマスターズカップを2勝している。通称ガルツー。スポンサー:ノリーズ、アザーセルフ、ハヤブサ、フィッシングガレージブラック