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ガルツー・津輕辰彦が考える「ディープクランクのタックル」

寄稿:津輕 辰彦
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先週・先々週と、亀山ダムや三島湖でロケを兼ねて釣りをしていましたが、気温の低下や水質の悪化などで、魚のレンジが深いことが多くありました。

レンジが深くなってもまだまだ横の動きに反応する時期ですので、リザーバーや天然湖ではディープクランクの出番が増えてきます。

サイズを選びやすいのもディープクランクの魅力です

信頼のディープクランク、ショットオーバー5

今回はディープクランクの道具立てについて考察してみたいと思います。

ロッドはハードベイトスペシャルHB760Lで決まり

4~5mダイバーをメインに使う場合は、ハードベイトスペシャルHB760Lを使います。

長くて軟らかいけどトルクがあるHB760L。

ノリーズ・ショットオーバー5

コンパクトなスイングでも圧倒的な飛距離を確保できるトルク、長さを活かしてクランクベイトを深く潜らせることもロッドを立て気味にして潜らせ過ぎないようにすることも自由自在なレングス、ディープクランクのバイトを絡めとるしなやかさを兼ね備えたロッドです。

正直、ディープクランクを投げるのにこのロッドを使っていなかったら、「人生損してますよ!」と言いたくなるくらい、ディープクランクにマッチしたロッドです!

■津輕辰彦ブログ「ポチョンドカン」
ハードベイトスペシャル760Lについては→コチラ

リールはローギアがオススメ

王道の話ですが、リールはローギアモデルがオススメです。

昨今のディープクランクは引き抵抗が軽いものが多くありますが、ロングキャスト&リトリーブが続く釣りですので、ローギアが圧倒的に楽です。

キープキャスティング&キープリトリービングを体現するためにはローギアです!

なおかつ剛性が高いモデルを選んだ方が良いです。通常サイズのリーリングベイトの中で最もリールに負担が掛かるのがディーブクランクの釣りだと思います。

ラインはケースバイケースで!

ライン素材はフロロカーボン一択です。

ロングキャスト中心かつ割と深いレンジを釣ることが多いので、ナイロンだと伸びてしまいフッキングができません。

フロロカーボンの10lbを基本に、狙うレンジによって8lbに落とす時もあれば、12lbに上げる場合もあります。

ルアーの重さに対してラインが細すぎると思われるかもしれませんが、狙いの水深までクランクベイトを潜らせるにはこのくらいのラインを合わせる必要があります。

使用するロッドが軟らか目なので、こまめにラインチェックをしていれば、ラインブレイクの心配もありません。

ラインチェックと同時にフックもチェック!

冷えてもバイトを取れるのが魅力

ラインは定期的にチェックしていても、フックをチェックしている人は少ない気がします。

広大なディープフラットエリアやロッキーな岬、オダやブレイクなどを引くことが多いディープクランク。

水中でのコンタクト時はもちろん、ルアー自体の自重がありロングキャストが続く釣りでもあるので、キャスティング時にもフックポイントはダメージを受けています。

特にフロントフックの前向きに出ているフックポイントはカバーやボトムへのコンタクトが頻発するので、何かにスタックした際は必ずチェックしましょう!

私のオススメはハヤブサのケンクロウです。親針と呼ばれる、フックのアイと平行に向いているフックポイントが長めに取られており、ショートバイトが多発しがちなディープクランクのバイトを絡めとってくれます!

■津輕辰彦ブログ「ポチョンドカン」
ケンクロウについては→コチラ

津輕 辰彦(Tatsuhiko Tsugaru) プロフィール

津輕辰彦(つがるたつひこ)…1986年生まれ。プライベートでもハードベイトしか投げないハードベイター。特にスピナーベイトを得意とし、H-1グランプリではマスターズカップを2勝している。通称ガルツー。スポンサー:ノリーズ、アザーセルフ、ハヤブサ、フィッシングガレージブラック