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【おかっぱりアジング】抹茶オーレ系の激濁り状況で効くワームのカラーとは?

寄稿:浦 満晴
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アジング特集2019

うらら(浦 満晴)(Mitsuharu Ura) プロフィール

マナティーやワインド釣法でお馴染み!オンスタックルの「釣り担当」。メインの仕事はとにかく現場で実釣を行い、その経験&ノウハウを製品作りに役立てること! 連載タイトル通り、まさに現場イズムを貫いているアングラー! 実際、春夏秋冬1年中、旬のSWターゲットを追い求め壮絶なランガンを繰り返す生活を送っている。ワインドゲームは大好物だけど、犬はチョ~苦手!

こんにちは、オンスタックルの浦です。

今回は雨の影響で激濁りの中、「カラーの違いで釣果にどう差が出るのか」を検証するアジングに行ってきました!

 

「濁り」がキーポイント

雨が降り、海に水が流れ込むと「濁り」が発生します。

濁ると言っても、透明度がやや落ちる程度のささ濁りや、数10cm先も見えないようなきつい濁りなど様々。

軽く濁ったくらいのほうが警戒心が薄れてよく釣れる!なんて言いますよね。

さて、今回はその「濁り」がキーポイントでした。

きつく濁りの入った状況下で、ワームカラーのローテーションによってアジの反応に大きな違いが出たんです!

 

常夜灯+アジ=クリア系が一般的なんです…が

向かったのは常夜灯のある、とある港。

海面をのぞき込むと抹茶オーレの様な潮色。 状況的に雨による濁りである事は間違いなさそう。

さぁ、どうする?

そこで、手にしたのはカッティングベイトのアジSPモデル(プロトモデル)。
常夜灯+アジ=クリア系という定説に反してカラーは「マットなオレンジ系」をセレクト!

すると2投目でキャッチに成功! 濁りの中にアジが居ることが確認でき一安心。

 

ワームを同色のマゴバチ 1.7inに変えても、すぐに追加キャッチ。

オンスタックル公式「マゴバチ」詳細ページはこちら

 

ところが…クリア系のオレンジを投入すると…全く反応無し。

 

その後、マット系のオレンジを再投入するとふたたび反応が!

 

視認性が悪い状況ではマット系が効く

なるほど!

濁っているように見える海。
実は上層の水だけが濁っていて、案外その下は澄んでいることが多く、そんな場合だと、澄んでいるレンジで捕食する為、クリア系で問題がない場合がほとんど。

…なんですが、今回の濁りは「底まで濁ってる」感じ。ガッツリ気合の入った濁りのようで全域が濁っています。

その後、クリア系とマット系の同系統色を交互にキャストして実験してみると、やはり反応があるのはマット系で「やっぱりなぁ」という結果。

クリア系のカラーでは反応がほとんどなく、数回の小さなアタリのみ。もちろんキャッチには至らず。
マット系のカラーにチェンジすると、すぐに反応が続き始める!!

それはアジだけでなくメッキ、セイゴ、ネンブツダイ、ハオコゼと…様々な魚種に共通(笑)

 


画像左のクリア系は×  右側のマット系は◎

 

検証のためダーク系(濃い)カラーを投入するも…

そこで、ダーク系(濃い)カラーを投入してみると今度はアタリはあるものの、ハリに掛からない状態が続く。

 

ここで、実験終了。

存在感の出るマット系であり、更に潮色に程よくなじむカラーが正解!

一方で、存在感の薄いクリア系やシルエットがはっきり出すぎるダーク系は鈍かった、そんな釣行でした!

 

オンスタックル(ounce tackle) プロフィール

大将こと小林勝治氏が代表をつとめる関西を拠点とするSWルアーメーカーでタチウオのワインド釣法を世に広めたことでも知られる。徹底した現場主義を貫くスタッフが揃い、そんな活動から、ワインド釣法、フラップ釣法、ライトワインドなど、様々な新釣法が生まれた。タチウオ、アジ、メバル、ロックフィッシュなどのこだわりルアー、アイテムを続々と発表中。