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亀山でロクマルを絞り出した「ビッグエスケープツイン」の使い方

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秋のバス釣り特集2019

ハイプレッシャーレイク亀山。

亀山湖で「モンスターハンターJO」が61cmを絞り出しました。

城ノ上巧さんが使用していたのは、ビッグエスケープツイン(フットボールヘッドTGにフックはダブルエッジ4/0)。

こんなところを前回の記事でご紹介しました。

【亀山でロクマル!!】城ノ上巧がビッグエスケープツインで!!!

ビッグエスケープツインのセッティング

今回はもう少し突っ込んでビッグエスケープツインについて城ノ上さんに聞いてみました。

デカバスにはデカいエサというシンプルな理由、また、その存在感自体が気付いてもらいやすく誘いになるというビッグエスケープツイン。

使用する上で頭に入れておきたいのは、亀山湖は根掛かりの多い湖だということ。

そのため、オフセットフックをセットできるフットボールヘッドTGの一番軽い5gを使用。

また、フックはダブルエッジの4/0。軸が細い、軽い。

非常に細軸のフックで、その分貫通力が高い。

ロッドはMH!

そしてその貫通力があるからこそ、ロッドもロードランナーヴォイスLTT680MH

出典:ノリーズ

MHを使っていたのが非常に印象的でした。

「貫通力のあるフックだから、硬い竿で強引に掛けていく必要はありません。MHはビッグエスケープツインをより繊細に動かすことができます。逆にいえば繊細にビッグエスケープツインを動かしたいから、これらのセレクトになるというか」

そう話す城ノ上さん。ビッグエスケープツインという一見パワフルなルアーを使うのだが、その釣りはフィネスだ。ちなみにラインはフロロの12lb(エクスレッド)。

沈み物とロングシェイク

デカバスを狙うために、基本的には回遊しているバスではなく、エサをその場所で待ち構えているようなバスを狙っているという。

沈み物がある場所の先へキャストし、何かしらに引っ掛けるというかコンタクトさせてロングシェイク。

順番的には、先にラインが何かしらの障害物に当たり、続いてルアーが当たる。そうしてルアーが障害物のトップを乗り越えた感触があればクラッチを切ってフリーフォール。

フォール中も注意。フォールバイトも非常に多いのがビッグエスケープツインだ。

崩落跡の沈み物も狙いどころの1つ

移動距離を抑えた小さいシェイクで、ビッグエスケープツインを周囲にいるバスにも気付かせながら手前へと探る。

繊細にボトムアクション。移動距離を抑えた非常に長いロングシェイクでゆっくりと手前へと探る

「皆さんがライトリグなんかでやる誘いと変わらないでしょ」と笑う城ノ上さん。

そうなのです。実はデカバス捕獲のために何か特別なことがあるワケではなく、ビッグエスケープツインに根掛かりを回避しつつ繊細に動かせるセッティングをし、あとは小さなボトムアクションを加えるだけ。

繊細に丁寧に!それがデカバスへの道

「難しいことはやっていないんですよ。ただビッグエスケープツインを信じて使っているだけ。もしかしたらこのサイズ感から〝扱いにくそう〟とか思われるかもしれませんが、各パーツが動くマテリアルでアピール力も高く、実は繊細なアクションを加えるだけで大きなバスが釣れると思いますよ」

そうまとめてくれた城ノ上さん。「世界で一番信頼している」というビッグエスケープツイン愛とその実力を見せてもらったのでした。

城ノ上 巧(Takumi Jonoue) プロフィール

国内有数のハイプレッシャーレイク亀山湖で、ビッグサイズルアーを駆使し、数々のモンスターバスを仕留める姿は、まさに「モンスターハンター」。フィネスからストロングスタイルまで様々な釣りをやりこんできた経験から編み出す個性的なテクニックで、さらなるビッグフィッシュパターンを追求している。