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【バッテリー重スギ問題の解決策】話題のリチウムイオンバッテリー、『リチビー』を使ってみた!

寄稿:津輕辰彦

プロローグ ~きっかけは、突然に~

リチウムイオンバッテリーなら片手で楽々!

私事ですが、7月末に右手小指の中指骨骨折という怪我をしてしまいました。

手の甲の部分の小指側の骨ですが、治癒に支障がでるということで、小指と薬指もぐるぐる巻きです。包帯って暑いですね…。

全治4週間前後とのことで、1か月間釣りは無し…なんて無理です、私。

関東では最もメジャーなスタイルと思しき、「レンタルボート+持ち込みエレキ」がメインの私にとって、利き手の怪我は釣りそのものはもちろんですが、ボートセッティングが大きな障壁となってしまいました。

理由は言わずもがな、「バッテリー重すぎ問題」であります。

エレクトリックモーター用のバッテリーで最もスタンダードなのがボイジャーのM27Fだと思います。こちら、重量約24kg。

そこで、スポンサードいただいているプロショップ、フィッシングガレージブラックの高山さんに頼んで話題のリチウムイオンバッテリー、「リチビー」をお借りすることにしました。

リチウムイオンバッテリーのココがすごい① とにかく軽い

先ほど申し上げました、「バッテリー重すぎ問題」。

私のエレキはモーターガイドのツアーエディション82lbでして、旧型ではありますが関東でもっとも使われているエレキの一つだと思います。

基本的に推進力が70lbを超えると24V仕様となり、ボイジャーのバッテリーが2台必要になります。

つまり、24kg×2で約50kg。これを1日のうちに自宅→車→ボート→車→自宅と持ち運ぶことになります。

冷静になれば狂気であり、腰へのダメージを考えると軽い凶器とも言えます。

私も含め、バッテリーの運搬で腰を痛めた人を何人も知っていますし、バッテリーを落としてしまい怪我を…という方も知っています。

愛しのリチビー

ところが私が今回お借りしたリチウムイオンバッテリー『リチビー』の24V60Ahモデルは約16kgと軽量、かつ1台で済むのでボイジャーバッテリー2台と比較すると軽く30㎏以上の軽量化になるわけです。

こりゃスゴイ!利き腕が使えなくても大丈夫!

これがリチウムイオンバッテリー最大のメリットだと思います。

これまで関東のありとあらゆるレンタルボート店に行ってきましたが、車からボートまで距離があるケースも多々あります。

結構な距離の階段を上り下りしてようやくボートにたどり着く…というレイクも結構あります。

往々にしてそういったレイクは人が少なく、ボートを出しさえすれば無垢なバス達がお出迎え!というパターンが多々ありますが、バッテリーの持ち運びにしり込みしてしまうケースが多いと思います。

そんな場面でも、リチウムイオンなら大丈夫!

リチウムイオンバッテリーのココがすごい② ボートが早い!

リチウムイオンバッテリーの特性として、最後の方まで高出力が維持されます。

そして自重が軽いことによりボートが浮き、ボートのトップスピードが上がります。

ただし、バッテリーを置くリアが軽くなることでボートの浮き姿勢が前下がりになりがちのため、バランス次第ではボートの挙動が不安定になるケースがあります。

リチウムイオンバッテリーのココがすごい③ 充電が早い!

今回私がお借りしたリチビーをフル受電させるのに必要な時間は約3時間とのことです(私も充電してみましたが、3時間後に確認していないのでわかりませんでした 汗)。

これ、連続釣行の際にとても助かります。従来のバッテリーの場合、1日釣りをした後にフル充電するのに最低でも7~8時間はかかっていました。

例えば、17時に釣りを切り上げボートはハウスに戻り、夕食後に帰宅し充電を始めたのが22時。翌朝3時に家を出る場合、バッテリーの充電が終わっていない計算になります。

このモデルケース、都内のアングラーには結構ありがちなパターンかと思います。こんな場合でもリチビーなら大丈夫!

リチウムイオンバッテリーのココがすごい④ 耐用回数がすごい!

2000回以上の充電ができると言われています。通常の鉛のバッテリーの場合は400回と言われているので、単純に5倍長持ちする計算になります。

リチウムイオンバッテリーの(ある意味)ココがすごい! 価格が…。

そんなメリットだらけのリチウムイオンバッテリー、もちろんデメリットもあります。

ほぼ唯一にして最大のネックはその価格であります。今回お借りした24V60Ahモデルで専用チャージャーと合わせてお値段なんと約20万円!

これをどう思うかはそれぞれだと思いますが、少なくとも私は欲しい 笑

リチウムイオンバッテリーのデメリット 雨に弱い

利用上のデメリットとして、完全防水ではないことが挙げられます。バッテリー上部の継ぎ目から浸水してしまうと壊れてしまうとのことです。

これを防ぐためには簡単な雨除けを被せておけばOKとのことです。

先日の釣行の際はカバーを車に忘れてしまい、雨が降ってきた際にはレインウェアをバッテリーに被せました。雨から守るべきはもはや自分よりバッテリーという時代です笑。

必要な容量は? ~24V60Ahモデルを新利根川で使ってみた結果~

今回は新利根川でテストをしてみました。いつもお世話になっている松屋ボートさんから出船。

お借りしたボートは14ftの平底タイプで二人乗りと、関東でよくあるケーススタディです。

ただし、この日は台風通過後の吹き返しによる南風が8m前後と、終日かなりの強風でした。

つまり、ボートをステイさせるのにも移動するのにも普段よりエレキの出力を上げる必要があるということです。

バッテリーの燃費については簡単に言えば出力が大きければ悪くなります。このあたりは私のブログの過去記事もどうぞ!

■エレキのスピードとバッテリーの燃費について

エレキのスピードとバッテリーの燃費について

当日は松屋ボートからスタートして要所で釣りをしつつ幸田橋までを午前中に1往復。

お昼には名物のもつ煮定食を食べに戻ったので午後も松屋ボートからスタート。

伊佐部橋(いわゆるセブンの橋)まで行って折り返し、その一つ下の橋(東中神橋)の手前で違和感を感じました。

それまで図太い轟音で軽快に走っていたエレキの出力が少し落ちた感覚がはっきりとあり、その数分後にはストンと完全停止してしまいました。

松屋ボートさんのの三代目にレスキューに来ていただくの図(すみませんでした)

これはバッテリーマネジメントシステム(BMS)の作動を意味するようで、要はバッテリーを使い切った状態になったという意味です。

この日の移動距離はおそらく20kmほどです。リチビーのカタログによると、今回使用した24V60Ahモデルの場合12ftローボートに1人乗りで約25km移動可能との記載がありました。

私のテスト環境だとボートが大きく重いことに加え2人乗りでさらに重くなっていること、爆風というシビアコンディションだったこと、テストのため移動時はほぼ全開走行をしていたことにより、カタログの例より移動できた距離が短くなったものと思われます。

私の場合、ハードベイトしか投げないこともあり、移動距離が長くなるタイプです。

曳航していただいている間に移動距離を確認する筆者

新利根川でいえば、圏央道のさらに上など行くこともしばしばありますが、軽く片道10km以上あります。私のように「単純に長距離移動もするけど基本ランガン」という方は、もう一段階容量が多いタイプの26V80Ahをオススメします。

ただし、そこまで移動距離が跳ね上がるのは新利根川や相模湖くらいなもので、房総リザーバーであれば60Ahモデルで十分だと思います。

最後に、バッテリー選びに悩んだ時は「フィッシングガレージブラック」にお問合せください!リチビー取り扱い店です!

津輕 辰彦(Tatsuhiko Tsugaru) プロフィール

津輕辰彦(つがるたつひこ)…1986年生まれ。プライベートでもハードベイトしか投げないハードベイター。特にスピナーベイトを得意とし、H-1グランプリではマスターズカップを2勝している。通称ガルツー。スポンサー:ノリーズ、アザーセルフ、ハヤブサ、フィッシングガレージブラック