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今江克隆のルアーニュースクラブR 第962回「変幻自在!レプリケーターのマル秘ネタ公開」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ジャバロン200チューンの使いどころ

ちなみにジャバロン200チューンが活かせる状況は、何といっても「デッドスロー表層直下巻き」と「超高速シヴァーアクション巻き」だ。

普通にゆっくり巻いてくるだけで十分に釣れる集魚力を持っている上、超高速で巻くと震えるような逃走アクションで、バスのフィーディング闘争心にスイッチを入れることができる。

大きなレイダウンや大岩や垂直岩盤の影に潜むバスを、超高速でギリギリを通して引っ張り出し、全速で追わせて見切る寸前、追突するぐらいに近づいた瞬間に急停止「キル」をかましてリアクションバイトさせる狙いで使うと効果的である。

「ジャバロンテール」と「フィッシュフィンテール」はどちらが有効?

もうひとつ、さらに付け加えるなら、「ジャバロンテール」を縦型にチューンした「フィッシュフィンテール」と、どちらが有効なのか?その明確な違いを説明しておこう。

「レプリケーター」の「ジャバロンテール」は、カットして向きを変えて瞬間接着剤で簡単にくっつけることができる。「 ジャバロンテール」を縦型の「フィッシュフィンテール」にチューンすることも可能

「ジャバロンテール」はデッドスロー、そしてミドル、超高速まで非常にバーサタイルに使えるテールで、特にスロー〜ミディアムのただ巻きでは縦型を圧倒するスネークウォークアクションを出すのが特徴。

また、浮かせて使うデッドスティッキングでの自由度も「ジャバロンテール」が有効である。

一方で縦型「フィッシュフィンテール」は、「ジャバロンテール」に比べると全てがややタイトで小さな動きに変化する。

こちらは低速~ミドルにはあまり向かないが、逆に超高速で巻く場合はシヴァーアクション(痙攣微動)が激しく細かくなるため、バイブレーションのI字のようなアクションを出すことができる。

特筆すべきはそこからの急制動「キル」の折に、「ジャバロンテール」が360度ターンしやすいのに比べ、「フィッシュフィンテール」は180度で静止しやすい傾向がある。

これは360度ターンは決め技としては有効なのだが、回転し過ぎでラインに絡まって1回勝負で終わりと言うトラブルと隣り合わせになりやすい。

一方、180度ターンで急制動する「フィッシュフィンテール」は、糸絡みのトラブルが少ないため、そこからもう一度再スタートし、再度仕掛けるチャンスが生まれる。

また「ジャバロンテール」に比べ、若干ではあるが巻き抵抗が弱くなるため、軽快なエイトトラップ向きテールとも言えるかもしれない。

まだまだヤバいチューン法が…

いずれのテールを使うにせよ、「レプ」のジャバロン200チューンには関節可動域の拡大が不可欠。

非常に簡単で効果的なチューニングなので、ジャバロン200モンスターファンの皆さんには特にオススメしたいチューニングである。

そして、まだまだ「レプリケーター」には様々なテールやパーツの組み合わせで、放送禁止級にヤバい使い方もある。

「レプリケーター」はそのまま使ってもベストだか、自分だけの秘密のレプチューンに仕上げるのも楽しみ方の一つだ

是非、自分だけの必殺のオリジナルレプチューンを編み出して楽しんでみてほしい。

今江克隆(katsutaka imae) プロフィール

株式会社イマカツ CEO。日本最大のトーナメント・JBシリーズにおいて、全てのメジャータイトルを複数回に亘り獲得し、常に頂点に君臨し続けているトーナメントプロ。15年間の商社勤務を経て、2004年、株式会社イマカツを設立。ニッポンのバスフィッシングの中心を走り続けるプロフェッショナルアングラーだ
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