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今江克隆のルアーニュースクラブR 第958回「大惨敗の旧吉野川戦と進撃の三原」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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旧吉野川で試したパターンを公開

今回の試合レポートは、正直なところ自分に関しては何も書くことがないほど、2日間「無」の試合だった。

これは練習の時から予測できたことであり、毎日1尾釣ることに全力を尽くしたが、初日3バイト1フィッシュ、2日目は自分の試合歴で初となるノーバイトノーフィッシュとなった。

自分の試したパターンは今一番アツい「フィネスフロッグミニ改」や「スパイダートレーラー」のカバー奥チョウチン&サイトを軸に、グランドスタリオンに17gTXでの「ダイナゴン」や「ダッドカット」のカバー最奥の奥撃ち。

晴れた暑い練習日は、カエルに見立てた「スパイダートレーラー」の表層ピクピクが主力になると思ったのだが…。 降る降るサギは、今回ダダ降りスギに変わってしまった

そして壁のあるシャローや僅かなウィードフラットでのキッカーを狙った「スーパーモグチャTGウォブルマックス」の表層直下スロー巻きの3パターン。

「スーパーモグチャTGウォブルマックス」&「ジャバロンネオ97」は、今回も旧吉最強キッカールアーだった。 どうせ一本勝負なら、やり切れなかったことが悔やまれる

特に「フィネスフロッグミニ改」と「スパイダートレーラー」を使ったPEパワーフィネスのでチビガエルパターンは、晴れればシェード奥で驚異的にアツかったが、大雨濁りで出番は激減。

今回は「フィネスフロッグミニ」のある改造が激アツだったのだが、雨と濁りで出し所が激減。 でもこのチューンは今後も武器になりそう。

代わりに試合中、予定外の減水時に「スーパーモグチャ」で一瞬パターンを掴みかけたが、キビレとシーバスに翻弄されて、肝心のバスのみバラすと言う運のなさ。

減水日だった決勝まで進めれば、旧吉の「奇跡のモグチャパターン」はまだ生きていたかもしれない。

結局、練習ではこのいずれかが機能すれば、試合経験、戦績共に豊富な、「得意の旧吉野川」で1本、上手くいけば3本は何とかなるのでは…と考えていた。

超マイクロフィネスが機能しない…

ただ、ここまで2戦の窮地を救ってくれてきた、今期の絶対的守護神だった愛称「ポッキーシェイカー」(スピニングロッド)による超マイクロフィネスで無理矢理喰わせる釣りが、生息数の少なさか練習時からほぼ機能せず、さらに本戦では大雨の濁りによって超フィネスの出しドコロが完全に封じられてしまったことが一番キツかった。

1尾確実キャッチの最低ノルマを達成させるために、緒戦、2戦に導入し確かな手応えを得つつあった超マイクロフィネス戦略、それに頼り切ってしまい、別のバックアップパターンを突き詰めなかったことが今回の敗因だったと思う。

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