ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR 第955回「ビッグベイトの最終形態!? レプリケーター登場」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

トリプルフック装備&「フラットテール」のサスペンドセッティング

トリプルフック装備&「フラットテール」仕様は「レプリケーター」の最も基本的セッティングであり、通常使用では最も戦闘能力の高い形態。

多関節ならではの柔らかなS字系アクションと、静止時でも微妙に動き続ける自発的アクション、ジャークによる左右へのキレのあるスライドダート性能が特徴。

「レプリケーター」の「フラットテール」仕様で一番苦労したのは、スライドダートの方向性が極めて定まりにくい多関節ビッグベイトながら、静止時からの左右のダート方向を意志通り決めることができる関節構造にした点である。

「フラットテール」装着時は、この左右ダートの方向性を意志通りできる性能を絶対に持っていないと、サイトフィッシングでの喰わせ技「ワンツージャーク(もしくはワンジャーク)」で決定的チャンスを逸してしまうことが多々あるからである。

「ワンツージャーク」の方向性さえ決められれば、多関節は全ての面で単関節(2節ジョイント)のビッグベイトを上回る性能を確保できる。

即ち、多関節ビッグベイトの生き物チックな柔軟性に、単関節ビッグベイトの操作性の良さの双方を併せ持つのが、この「フラットテール」仕様である。

最も基本的な「レプリケーター」のフラットテールセッティング。 特徴は左右のダートが決めれる多関節ビッグベイトだ

このフラットテール仕様は、主に「アンドロイド」等と同じく、ピンスポットからバスをおびき出し、完全に中層で止めて、ワンツージャークのリアクションで喰わせるサスペンドサイトで使用することに適している。

注:「レプリケーター」は、この基本セッティング状態ではデッドスローフローティングに設定。

2 / 5
前へ 次へ