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コジヘイ/小島康平の「ストロング」な夏の釣り方

寄稿:小島康平(コジヘイ)
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夏のバス釣り入門

ルアーニュースRをご覧の皆さまこんにちは!

福岡県と山口県のフィールドをメインに活動しているサンラインバステスターの小島康平(コジヘイ)です!

小島 康平(コジヘイ)(Kojima kouhei) プロフィール

福岡県、山口県をメインフィールドに活動している「コジヘイ」の愛称で親しまれるアングラー。 スイムベイト、トップウォーター、マキモノを使ったシャローゲーム全般でストロングでエキサイティングな釣りを得意とする若手注目株。 1995年11月4日生まれ。好きな食べ物はパスタ、ラーメン、カレー、唐揚げ。嫌いな食べ物はゆで卵。

スポーニングシーズンも終わり、季節は夏。いよいよハイシーズンに突入しましたね!

今年の九州地方は6月下旬に梅雨明けと、例年よりかなり早く夏本番を迎えることになりました。最高気温は35℃前後が平均で毎日熱中症警戒アラートが発令されています…。

熱中症にならないよう適度な休憩や暑い時間帯は避けたり、短時間釣行といった安全第一の行動を心掛けて釣りを楽しみましょう!

コジヘイ的 夏のオカッパリストロングゲーム

夏はストロングゲームが効きにくい?

さて本題へ…。今回のテーマは「コジヘイ的夏のオカッパリストロングゲーム」

水温が上がれば上がるほど、人間と同様にバスも夏バテ状態になりストロングゲームが効きにくくなります。そんな時期でもストロングゲームを成立させる為に狙うべきポイントや条件、タックルセッティングについて解説していこうと思います。

タックルセッティングについて

夏は河川は上流域、リザーバーはバックウォーターのスタイルなので、スピード感あるモノとドリフト系がメインになります。

また、個人的に基本“1本のタックルでなんでもやりたい”…ので、汎用性の高いロッドにハイギアリールというスタイル。ラインも汎用性重視でマキモノからオープンウォーターでのワーミング、カバー撃ちまでバランス良く扱えるフロロカーボンラインのシューター・FCスナイパーがメインラインです。

また、ロングディスタンスでワーミングをするような日にはシューター・FCスナイパーBMS AZAYAKAを使ったりと、その日の気分や状況に合わせてライン選びを行っています。

ストロングなラインセレクト

ラインのポンド数は“18lb”または“20lb”の2択です。※FCスナイパー BMS AZAYAKAには18lbはありません

2oz以上のスイムベイト、5inchクラスのソフトベイトを使う事が多いからといった理由もありますが、オカッパリをする上で僕が重要視しているのは以下。

・近距離フッキングによるラインブレイクの確率を極力低減すること

・カバー越しでのフッキング〜ランディングまでの一連の動作をより安心感を持ってできること

・足場が高いエリアでランディングができること

限られた足場からでの釣りになるオカッパリにはラインにある程度の強度が必要です。最近は20lbを基準にし、細くても18lbと太めのラインセレクトを心掛けています。特にノーシンカーでのワームの釣りには太いラインがシンカーの役割りを果たすことにもなり、“ボトムからルアーを浮き上がりにくくすることもできる”、といった利点もあります。

夏はどこを狙う?

ザックリ言っちゃいますが…夏のストロングゲームを成立させるのに欠かせない条件は、ズバリ“流れ”と“シェード”
。これだけ(笑)

もっと他にも色々あるのでは?と思う方もいるでしょうか。もちろん色々あります。ここで伝えたいことは“流れとシェード以外のポイントに執着するバスは自分の射程圏内から外す”ということ…(笑)

これは僕の性格的な部分もありますが、自分が気持ちよく釣りをしたいシチュエーションに的を絞るだけ絞って、振り切っちゃうというスタイルです。

流れとシェードの捉え方

流れとシェードという2つの条件の内、”流れ”に差しているバスは捕食モードに入っている可能性が高く、積極的に泳ぎ回っているであろう個体なので勝負が早い傾向にあります。

一方の”シェード”は、カバー奥に隠れていて捕食モードに入っておらず、のんびり過ごしているバスもいます。なので、存在感が強いルアーを嫌うこともあります。しかし、シェードはそのフィールドのMAX級サイズが陣取ってる可能性もあるのでやる価値は大いにアリです。

特に今年の夏は気温、水温共に高い期間が長く続く傾向なので、”流れ”と”シェード”は外せない要素だと思います。

では、ここから直近の福岡県、山口県のフィールドでの釣果を交えて解説していきます。

【ケース1】福岡県遠賀川

雨後の流量増加のタイミング

フィールドは福岡県遠賀川。

この日は、雨後の流量増加に濁りが増した本流上流域の堰の流れ込みに”クラッシュ9(DRT)”をトレースしてBIG ONE!!

続けて、流れのヨレにクラッシュ9のリップレスモードBのセッティングで左右にダートさせてのグッドサイズ。

晩秋〜春まで出番が多いクラッシュ9ですが、夏場も雨後の増水&濁りといった一時的にフィールドが荒れたタイミングには積極的に使っていきたいルアーになります。

タックルについて

クラッシュ9の使用に関しては、専用のタックルを用意しています。

ロッド:スタンダードイシュー8XH(Low Down Customs)
リール:カルカッタコンクエスト200XG(SHIMANO)
ハンドル:バリアルp.c.d 95mm(DRT)
ライン:シューター・マシンガンキャスト30lb(SUNLINE)

ロッドアクションやリーリングジャークによるアクションが多い為、ラインに関しては沈下スピードが遅く、かつ低伸度なナイロンラインシューター・マシンガンキャストを使用しています。

支流の流れが効いているシチュエーション

次は遠賀川支流彦山川での釣果。

“ブルフラット5.8(deps)”でキャッチした52cmのナイスフィッシュ!流心に沈んだ縦ストラクチャーに、1.8gのテキサスリグで流れにドリフトさせながらのスパイラルフォールでバイトしてくれました。

この時、ラインはシューター・FCスナイパーBMS AZAYAKAの20lbを使用。

ノーシンカーや今回使用したブルフラットのライトテキサスのようなフォールやドリフトで誘う場合や、ボトムに放置させて誘うような釣り方は“ラインの動きを見てバイトを感じること”が大切になるので、マーキングが施されているFCスナイパーBMS AZAYAKAがオススメです。

こちらもFCスナイパーBMS AZAYAKAを使用しての釣果。

ルアーはシャッドテール系の”クランプシャッドファット4.5(DRT)”。流れが当たるアウトサイドベンドにカバーとシェードが絡むスポットをウェイテッドリグのただ巻きでトレースして…53cm2キロオーバーのBIG ONEでした!

ボトムやカバーで誘うワーミングに限らず、張らず緩めずのラインテンションでトレースするシャッドテールワームの釣りにもFCスナイパーBMS AZAYAKAのバイトマーカーシステムはオススメ。バイトの瞬間を視覚的に捉えられるので、しっかりとフッキングに持ち込めました。

タックルについて

ロッド:73リミックス(DRT×TULALA)
リール:23メタニウム100 HG(SHIMANO)
ハンドル:バリアルp.c.d 95mm(DRT)
ライン:シューター・FCスナイパーBMS AZAYAKA20lb(SUNLINE)

流れが速いフィールドでもAZAYAKA

FCスナイパーBMS AZAYAKAは、他にも流れ込みやリザーバーのバックウォーターなど流れが速いフィールドで使用する時にもオススメ。

速い流れによりルアーの軌道がブレたり、見失って上手くトレースできない経験をした方もいるかと思います。こんな時もAZAYAKAのマーカーにより、今ルアーが流れのどの辺りをトレースしているのかがいち早く認識できるので、軌道修正やトレースしたいスポットまで的確にアプローチできるようになると思うので是非使ってみてください。

【ケース2】山口県小野湖

フィールドを変えて、この日は山口県小野湖のバックウォーターへ。

スティックベイト”VTS5(DRT)”の0.9gネイルリグと”クランプシャッドファット4.5(DRT)”の1.8gウェイテッドリグでボイル撃ちをしてグッドサイズを連打!

ボイルが発生しないとなかなか口を使ってくれないような日だったので、スティックベイトやシャッドテールワームで速い動きを交ぜてエスケープアクションで食わせていきました。

タックルについて

ロッド:73リミックス(DRT×TULALA)
リール:21アンタレスDC HG(SHIMANO)
ハンドル:バリアルp.c.d 95mm(DRT)
ライン:シューター・FCスナイパー18lb(SUNLINE)

スイムベイトからスティックベイト、ロングワームのノーシンカーなど色んな釣りをしたいのでラインは汎用性重視。マキモノからオープンウォーターでのワーミング、カバー撃ちまでバランス良く扱えるフロロカーボンラインのシューター・FCスナイパーの”18lb”をセレクトしました。

なくてはならない18lb

18lbって僕の中では無くてはならないポンド数。

「16lbで扱うような操作性も欲しいけど、20lbあたりの強度がないと不安だなぁ…」

使うルアーやフィールドの状況に対し、オカッパリアングラーならそう感じたことのある方も中にはいるはず。そんな悩みや不安を少しでも解消できるのが18lbという存在かなと思います。

タイニークラッシュなど2ozクラスのスイムベイトを使いつつ、その他1/2ozクラスのマキモノやノーシンカーのワーミングもやるようなスタイルにはFCスナイパー18lbはピッタリなのでオススメです。

これから夏本番!タックルセレクト等是非参考にしてもらい、みなさんも熱中症に十分注意しながら夏のバスフィッシングを楽しんでくださいね!

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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