“こすい”程、釣れるという「出雲デスフォール kosui 1.8号」。
…釣れます。実際に釣れています。
この日は当たっても後が続かず、カラーを変えるとまた当たりだす。やっぱり“カラーによって確かな違いが出るなぁ”…と改めて痛感させられた釣行。
そこで「出雲デスフォール kosui 1.8号」のカラーと狙いについて、確認してみようと。
明るい内は何色を落とす?暗くなったら何色?10色のカラーの使い分け
まずは代表的なこのカラー。グリーンの胴体に赤ヘッドが際立つ定番カラーで、イカの捕食本能を刺激する王道配色。初心者からベテランまで愛用者が多い、信頼の高い組み合わせ。ちなみに先日の釣行での当たりカラー。
カラーの特長
グリーンボディは澄み潮やプレッシャーの高い釣り場で効果的なナチュラル系カラー。小魚やエビのボディカラーに近く、違和感を与えにくい“食わせ”の役割。レッドヘッド(赤下地)は、海中では黒に近いシルエットとして視認されるため、シルエットの強調が可能。特に曇天・朝夕マズメ・ローライト時など、光量が少ない状況下での存在感が高いことがと特長。
ベストな使用状況
◎ 朝夕マズメ(光量少なめ)
赤下地がイカの視界に自然に入り、グリーンとのコントラストでアピール。
◎ 曇天や雨天の日
グリーンのナチュラルさ+赤下地のシルエットで、活性を刺激
◯ 澄み潮のややスレ場
グリーンで警戒されにくく、赤下地が控えめにアピール。
◯ 春や秋のデイゲーム
明るさの中でもナチュラルに誘える配色で、抱かせの間を作りやすい。
△ 夜釣り・濁り潮
ケイムラやグローほどの光の強さはないため、やや控えめ。
よく効くイメージのあるブラックに赤下地を合わせたカラー。ブラックボディに赤下地が透けることで、静かな中にも攻撃的なインパクトを持つ万能カラーで、強い光が差す場面でも使いやすく幅広い場面で活躍。
カラーの特長
ブラックボディは水中で最もシルエットが際立つカラー。他のカラーで反応がないときの「最終兵器」として使われることも多い人気カラー。赤下地は、曇天・マズメ・夜間など光量が少ない時にアピール力が高い下地カラー。ブラックとの相性も良く、視認性と存在感のバランスが◎。
ベストな使用状況
◎ 夜釣り
ブラックのシルエットが際立ち、赤下地がほのかにアピール。視認性+存在感。
◎ 濁り潮(雨後や大潮後)
黒と赤が水中で強く主張。イカの目に留まりやすい。
◎ 朝夕のマズメ
輝度が落ちる時間帯に赤下地が映え、効果的に誘える。
◎ 深場狙い
光が届きにくい深場では、黒のシルエットが有利。
△ 澄み潮・日中
ナチュラル系カラーに比べてプレッシャーを与えやすいが、活性が高ければ効果あり。
あまりオモリグやイカメタルで見ない?カラー。自然に溶け込みつつ、程よい存在感を発揮する“玄人好み”のカラーリング。
カラーの特長
オリーブ(マーブル模様)はナチュラル系カラーの中でもやや濃い目の配色で違和感を与えにくく、ボディのマーブル模様はリアルな質感+ぼんやりした動きの中で視認性のキープに貢献。また、下地は透過系+控えめなラメ感があり、日中の光に反射しやすく、微妙なキラつきで誘える。プレッシャーがかかったポイントでもナチュラルにアピール可能なカラー。
ベストな使用状況
◎ 澄み潮・日中
ナチュラルさが活き、警戒心の強いイカにも違和感を与えない。
◎ プレッシャーの高い釣り場
他のルアーで見切られても、このマーブルの微妙な模様で食わせられる可能性あり。
◎ 藻場・海藻帯付近
背景になじみやすく、自然界に溶け込む擬態効果が発揮される。
◯ 朝マズメ〜昼前後
光量のある時間帯に反射で程よい存在感
“ニンジン”の愛称で呼ばれることもある、実戦派アングラーに人気の“陰と光の融合カラー”。深場・夜・澄み潮・濁り潮…と幅広く対応できる万能性を秘めているのも魅力。
カラーの特長
オレンジボディ × グリーンヘッドはイカ釣りでは王道中の王道カラーで、特に秋の高活性シーズンや朝夕に効果的。グリーンヘッドは、自然なトーンで強すぎずに調和を取り、違和感を抑えつつ視認性を確保。そして、グロー(蓄光)は夜釣りや深場、濁り潮で威力を発揮。蓄光して発光することで、暗い海中でも存在をアピール。
ベストな使用状況
◎ ナイトエギング
グローの光が視認性アップ、イカの好奇心を引く。
◎ 曇天・雨・濁り潮
オレンジの強いアピール力とグローで目立つ
◎ 朝夕マズメ
光の届きづらい状況でもアワビ×グローがアピール力を発揮
◎ 春・秋の数釣りシーズン
小型〜中型の活性が高く、目立つ色に好反応。
◯ 活性が高い日中
明るさの中でも、オレンジでしっかりアピール。
どんな状況の水中でも最も強くシルエットが出るカラー。特に夜・濁り潮・深場・曇天など、「光が届きにくい場面」で抜群の存在感を発揮。
カラーの特長
水中で最も強くシルエットが出るブラック × ブラック(フルブラックボディ)にグロー(蓄光)を合わせることで、真っ黒のボディからほのかに発光することで、完全な沈黙にはならず、絶妙なアピールの“余韻”が残る。
ベストな使用状況
◎ 夜釣り(真っ暗な磯や漁港)
フルブラックの強シルエット+グローの微光が効く
◎ 濁り潮・荒れ後の海
黒の強さでアピールしつつ、グローがフォロー。
◎ 深場やボトム付近の釣り
光が届かない層でもシルエットと光のコントラストで存在感を演出
◯ スレた状況・イカが警戒している時
余計な反射がなく、食わせの間を作りやすい。
△ 日中の澄み潮・晴天
プレッシャーを与えやすい場面では見切られやすいので注意
視認性・アピール力・変則的なフラッシングの三拍子がそろった、非常に目立つ“攻めの夜光系カラー”。
カラーの特長
イエローは水中でも明るく目立ちやすい色でイカの視認性が非常に高く、ゼブラ模様になることで動きに応じて「フラッシュ」効果が出るため、追尾中のイカに強烈な印象を与える。また、グロー(蓄光)が夜間や深場、濁り潮で発光することで、暗い状況下でも存在を強くアピール。ゼブラグローは「点滅するような見え方」になり、リアクションバイトも誘発。
ベストな使用状況
◎ ナイトエギング(常夜灯まわりなど)
グロー+ゼブラのフラッシュ効果で、広範囲にアピール。
◎ 濁り潮・雨後の海
水が濁って視界が悪くても、黄色と発光でイカに気づかせやすい。
◎ 朝夕マズメ
薄暗さの中で、グローが一際目立ち、即バイトにつながることも。
◎ スレ場や高活性な群れ
刺激が強めのカラーなので、短時間勝負の場面で◎
△ 澄み潮・日中
強すぎることがあるので、見切られる可能性も。要ローテーション。
強波長の赤とグローのコントラストで、イカの捕食本能を瞬時に刺激。活性が高い時間帯や荒れた状況下で活躍。
カラーの特長
レッドボディは、海中で水深や濁りによって黒っぽく見えるため、シルエットが際立つ。また、魚介類が“弱った”ように見える色としても知られ、リアクションバイトを誘いやすい。そして、グロー(蓄光)は暗い状況下でも存在感を発揮し、赤の沈み込みすぎを補い視認性を高める効果も。深場・夜釣り・濁り潮に強い組み合わせ。
ベストな使用状況
◎ ナイトエギング(常夜灯の届かないエリア)
グローが赤の視認性をカバーし、強力にアピール。
◎ 深場狙い
赤がシルエットとして浮き、グローで視認性を補完。
◎ 濁り潮・雨天時
グローが存在感を増し、赤の威圧感でスイッチを入れる。
◯ 朝夕マズメ
グローと赤が両方生きる時間帯。活性の高いイカに有効。
△ 澄み潮・日中
やや強すぎる印象。スレた個体には注意が必要。
視認性・アピール・信頼性の三拍子がそろった、超定番の実績系カラー。 特に「グロー×ゼブラ模様」は、夜や濁り潮で強烈な存在感を演出するカーとも。
カラーの特長
小エビ・カニ・甲殻類を連想させるオレンジカラーに、グローによる断続的な発光(点滅するような見え方)がイカに強くアピール。イカが追尾している際、急に見える→消えるを繰り返すことでリアクションバイトを誘発。またグロー(蓄光)は、夜釣りや濁り潮など光の届かない場面で活躍。広範囲にアピールできるカラーとして重宝。
ベストな使用状況
◎ ナイトエギング
グローとゼブラで強烈にアピール
◎ 濁り潮・雨後の釣り
発光+オレンジの視認性でイカに強くアピール
◎ 朝夕のマズメ時
オレンジとグローが活きる、絶妙なタイミング。
◎ 秋・春の数釣りシーズン
活性の高い新子狙いにも強い定番カラー
◯ 高活性時の日中
プレッシャーが低い時は、日中でも効果あり。
ケイムラ塗装が光を受けてぼんやりと輝き、視覚にやさしく溶け込むカラー。 澄み潮や日中のスレイカにも強い一手。
カラーの特長
紫系カラーは、海中でのコントラストが絶妙。濃淡のグラデーションが水中で柔らかく浮かび、警戒心の強い個体にも違和感を与えにくい。紫はイカが好む色としても知られ、実は“イカが見やすい”色のひとつとも言われています。また、ケイムラ(UV発光)は、紫外線に反応して発光する特殊コーティングのこと。日中や晴天時、紫外線量の多い状況下でだけ「ふわっと青白く発光」するため、ナチュラルに誘えるのに存在感もあるという、非常にバランスのよい組み合わせ。
ベストな使用状況
◎ 晴天・日中(紫外線が強いとき)
ケイムラが最も効果的に発光し、違和感なくアピール
◎ 澄み潮・スレ場
紫系の落ち着いたカラーでプレッシャーを与えにくい
◎ 春〜秋の昼間のサイトエギング
ナチュラルに誘えるカラーで、抱かせの間が作りやすい
◯ 低活性時
派手すぎず、でも存在感はキープ。繊細な誘いにマッチ
△ 濁り潮・夜釣り
ケイムラは紫外線が届かないと効果を発揮しにくいため、暗所では非推奨。
実戦派アングラーに人気の“陰と光の融合カラー”深場・夜・澄み潮・濁り潮…と幅広く対応できる万能性を秘めています。
カラーの特長
水中で最もシルエットがはっきり出て、夜間や深場で非常に有効なブラック。そしてアワビカラーはわずかな光でもギラリとした自然なフラッシュを放ち、リアルな生命感を演出。また、グロー(蓄光)が光を蓄えて暗所で発光。ブラックのシルエットにグローの存在感が加わることで、絶妙なアピールに。
ベストな使用状況
◎ 夜釣り(常夜灯の届かない場所)
ブラックのシルエットとグローの発光で確実に存在を示せる
◎ 深場・ボトム狙い
黒のコントラストが強く、アワビの反射で食わせの誘いに。
◎ 濁り潮・曇天・ローライト時
光の届きづらい状況でもアワビ×グローがアピール力を発揮
◯ 澄み潮・スレ場
アワビのフラッシングが自然でプレッシャーを与えにくい
◯ デイゲームのスロー展開
日中でもアワビのナチュラルな光が活躍。ボトムでじっくり見せる釣りに。
なんとなくローテーションしても、多分イカは釣れる。
でも、「釣れた」ではなく「釣った」にすることで、後1杯、もう1杯を狙って仕掛けていける。
同じエギでも釣果は変わる。大事ですよ、やっぱりカラーって。