みなさんこんにちは。
O.S.Pプロスタッフの“峯村 祐貴”です。
夏のバスフィッシングも様々な釣り方で楽しむことができますが、僕が個人的に好きな釣り方の一つは“サイトフィッシング”。リザーバーのバックウォーターなどでも、多くのデカバスの姿を確認できますが、口を使わせるのは至難の業。ただ、食ってきてくれた時の喜びは、サイトフィッシングならではのものがありますよね。さて、今回は、そんなサイトフィッシングで普段から多用しているO.S.P「エリマキシャッド」を使ったサイトテクニックについて、少し前に津久井湖で行った動画ロケの時の状況と合わせて、ご紹介させていただきたいと思います。参考にしていただけますと幸いです。

峯村 祐貴(Yuki Minemura) プロフィール
エリマキシャッドについて
まずは「エリマキシャッド」の特長のおさらいします。
O.S.P公式「エリマキシャッド」詳細ページはこちら
2.3inという小魚型のシェイプに、エリマキトカゲのような抵抗体となるヒレが備わった特殊形状のルアーになっています。コンセプトは小魚型の“サイコロラバー”。
“サイコロラバー”だと、虫やエビを食べている時は、絶大な効果を発揮するのですが、小魚を偏食しているタイミングでは、やはり威力が落ちると思い、開発を始めました。シルエットで寄せて“サイコロラバー”同様の強い水押しの逃しで、スイッチを入れて本気食いに至らせることができるルアーに仕上がっています。
実釣ロケ時の模様
津久井湖で行った先日のロケが正にそのような状況でした。
季節は6月初旬、サイトの撮影にしてはチョット不向きな強い雨が1日中降るようなコンディション。そして、今の津久井湖は、近年稀に見る“ヒウオ(稚鮎)”が大量発生。湖はその“ヒウオ”に着く大部分の魚と、ブッシュに単体や少数で着いて、エビや虫を狙う魚に大別されていました。
そんな状況で「エリマキシャッド」が大爆裂。
“ヒウオ”にバスが着くスポットが何箇所かあるのですが、そこで朝から連発し、1時間半ほどで撮れ高充分な状況でした。
釣り方は“ネイルリグ”。
セッティングは後ほど説明させていただきます。
当日は、バスのレンジが少し低かったため、見えるギリギリのレンジ、または泳いできたバスの進行方向でI字引きをします。そうすると、バスがルアーの方へ見に行くので、そこですかさずトゥイッチで逃がしを入れて食わせるという方法を行っていました。意外とセレクティブでI字引きのままでは食わず、最後の水押しの強い逃がしが、カナリ効いていると感じました。
セッティング方法について
さて、ルアーのセッティング方法を解説します。
まずは、#6程度のマス針を頭から下に抜く形で下刺しにします。ここでポイントは絶対接着剤で固定してください。水推しが強いルアーのため、これ無しだと、ズレることが多くなってしまいます。
使うネイルシンカーは、0.15〜0.2gを推奨。
エリマキの少し後ろ側に挿入します。ここに刺すと、おおよそ水平フォールになります。僕はレインの0.3gをニッパーで半分にカットして釘みたいにすると抜けづらいので、好きで使っています。
背中側へ少し斜めに刺すことで、水の抵抗を受けづらく、抜けづらいセッティングになるのでオススメです。
使用タックルに関して
タックルはULクラスのソリッドティップの竿が使いやすいと思います。
ラインはPEライン0.2~0.3号、リーダーは4Lbくらいがオススメです。やはり、飛距離を重視したいので、なるべく細糸が好ましく、操作性としても、なるべく細い方が風や水の抵抗を受けづらいため、ダイレクトな操作感になると思います。
最後にチューニングの紹介ですが、エリマキの水推しが強すぎると感じた場合は、エリマキのハーフカットや、O.S.Pに新加入した“冨沢 真樹”プロがやっている“ヒレ残しチューン”なんかも効果的なので、皆さんも自由な発想で試してみてください!

冨沢 真樹(Masaki Tomizawa) プロフィール

ヒレ残しチューン