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【複雑なエリアでこそ使いたい】瀬戸内で誕生した難所攻略タイラバロッド

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オーシャンストライカータイラバ

「ゼニス」から登場した2025年の新作ロッドの中で、注目を集めているのがタイラバロッド「オーシャンストライカー タイラバ」だ。

出典:ゼニス公式

その全体像については、少し前に配信させてもらいました。さてさて今回は、そんなオーシャンストライカータイラバの中から、気難しいマダイに…ちょっとタフな状況に…オススメなモデルとして「OSTAI-B692LF」というナンバーについてピックアップしてみたいと思います。

困った時ほどB692LF

B692LFの開発過程で、足しげく通ったフィールドが瀬戸内エリアだったという。ご存じの方も多いと思うが、瀬戸内は島々の間に潮が走る。海底には起伏があったり、ポイントによっては岩礁帯もあることから、マダイを狙うには絶好のフィールドとなる。

しかし、当然タイラバファンの数も多く激戦区であることも多くの方が知るところだろう。また人的プレッシャーのみならず、先にも触れたように潮が走るため使用タックルやタイラバウエイトによっては着底感度がボヤけたり、好フィールドだが簡単ではない。

そこで鍛えられリリースされたのがB692LFというわけだ。

型番 全長 (m) 継数 (本) 仕舞寸法 (cm) 自重 (g) 先径/元径 (mm) 適合ルアーウエイト (g) 適合ラインPE (号) 適応ドラグ (kg) カーボン含有率(%) 素材含有量 C/G(%) 本体価格 (税抜) 本体価格 (税込)
OSTAI-B692LF 2.06 2 106.5 117g 1.7/8.7 MAX80g 0.6~1.2 2 70% カーボン70% グラス30% ¥18,000 ¥19,800

つまり、難しい時ほど真価を発揮するナンバーがB692LF。

FTS搭載、しなやか高感度ティップ

B692LFはB=ベイト、692=6’9″の2ピース、Lアクション。そして末尾の「F」がFTS搭載を表している。

前回記事でも触れた通り、FTSとはグラスチューブラーのティップとカーボン素材を一体化させて焼成できる技術なんだそうで、つまりはティップセクションは追従性がすこぶる高い。

マダイがナーバスになっている状況でも違和感なく食わせることが可能なしなやかさを持つ。ただし、ダルすぎればボトム着底が分からない。その食わせ性能と感度のバランスを、激流が走ることも多い瀬戸内エリアでテストを繰り返したんだそうだ。

また、夏場ともなるとシャロー帯を狙うフィールドも多い。瀬戸内もそのひとつだ。水深が浅いだけに、マダイは元気に横方向にファイトすることも多いという。そんな時に、フレキシブルなティップセクションと、最後はやらせないバットセクションで、チャンスを逃さないモデルとなっている。

価格帯としても2万円を切る手に取りやすいプライスレンジ。タフな時こそ…ぜひぜひチェックしてみてください。

ゼニス公式「オーシャンストライカー タイラバ」詳細ページはこちら

ゼニス

ゼニスは福岡県北九州市にあるロッドメーカー。ショアからオフショアまで幅広くルアーロッドを展開。ロッド製作工程の多くを自社で行い、高品質で定評がある。
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